2007年01月02日

仔ウサギ 「TANTO」

トリノと暮らすようになってから、必然的にペットショップを訪れる

機会が増えた。

中でもウサギのコーナーには吸い寄せられるようだ(笑)

 (実際に飼ってみるまでは、まさか自分がこんなにもウサギ好きに

なってしまうなんてとても考えられなかったよ ε- (ー ^ ) フッ)

 

 

年末の慌しい最中、生活用品を購入するため、とあるホームセンター

訪れた。巨大なホームセンターの中にはペットショップがあって、

小動物コーナーにはウサギも売っていたので、その日もチェックする

ことにした。

 

そこで気になるネザーランド ドワーフを見つけた。

 

ケージの中で身体を伸ばして横たわっていた彼女は、見事なグレー色の

毛並みで、目と鼻の先だけが白く、黒い瞳を持っていた。

ネザーランドドワーフの特徴である、丸い顔とこぶりな耳。

体調は後ろ足を伸ばしても20センチ程度か。

手のひらの中にすっぽりと収まってしまうほどの大きさだ。

 

しばらく観察していたが、眠いのかあまり動こうとしない。

どうにもたまらなくなって店員さんを呼び出し、

この仔ウサギについて質問することにした。

 

聞けば1111日に生まれた、まだ生後50日にも満たない仔ウサギで、

この店に来てからまだ2日目だと言う。

 

笑顔の素敵な女性店員さんが、ケージを開けてその仔ウサギの頭を

なでると、今までごろんと横たわっていたのが、まるで嘘のような

はしゃぎぶりで、その小さい身体でぴょんぴょん跳ね回りながら、

ケージの格子の中に差し入れたおいらの指を立ち上がって

ペロペロ舐める。

跳ね回っている様子はまるで毬がはずんでいるよう(笑)

後ろ足で立ち上がって伸びをするようにして、前足も使ってカリカリと

おいらの手の甲をひっかきながら、指先を離すまいとしがみついてくる。

顔を近づけて覗き込むと、黒い瞳がキラキラとおいらの顔を見つめ返す。

 

その姿のなんと可愛らしいこと・・・。

 

人差し指の先よりも小さい口で、おいらの指を舐めてくれる暖かい舌を、

こそばゆく感じながら、その仔ウサギから目が離せなくなってしまっていた。

 

一目ぼれだった・・・。

 

tanto02

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

携帯で写したTANTOの写真。
動き回っているので画像がブレているうえ、無理やりサイズを引き伸ばしたので駄目駄目な写真だ。

 

 

「この仔、ずいぶんと人懐こいですね。体調はどうなんですか?」

 

「そうですね。良く食べるし、下痢もしていませんよ。」

 

もう既にトリノがいるので、とても迷ったのだが“同じ女性同士で

比較的仲良くなってくれる場合が多い“と言う店員さんの声に、

背中を押してもらう感じで、思い切って家に迎い入れることにした。

 

気が早いのだが、仔ウサギの名前はTANTOイタリア語で沢山などの意味)と

名づけることにした。

 

ところが、いざ購入となって抱き上げてみると、お尻と後ろ足に

ケージに敷いてあった草やら、こぼれた餌やらが、べったりと

こべりついてしまっている・・・。

 

“この仔は下痢しているのでは?”

 

疑問に思ったおいらが問いかけると、TANTOのお尻を確認した女性店員さんは

「あ!本当ですね。ちょっとウサギ担当に聞いてまいります。」

と言って、TANTOを抱えて別な場所に小走りで駆けていく。

TANTOは抱き上げられた胸の中で、大きく目を見開いて不安そうだ。

 

4、5分くらい待たされただろうか?

TANTOを抱えて戻ってきた先ほどの女性店員は

「申し訳ありません。ちょっと下痢をしているようなので、念のため、

こちらでしばらく様子を見て、治ったら電話差し上げます。

とりあえず予約という事でいかがでしょうか?」と言う。

 

その日が1229日だったので、31日までに治ってくれれば、

一緒に年末を過ごせるなぁ。

そう思って、ペットショップからの連絡を待つことにして、家に帰った。

 

家に帰ってからは、トリノが最初に使っていたケージを物置から出してきて、

新しい家族が快適に過ごせるように念入りに掃除をする。

寒い時期なのでヒーターも必要だろう。

飲み水はお皿ではなくて、ウォーターボトルの小さめのを買わなきゃ!

 

トリノはバタバタと忙しくしているおいらを横目に、リラックスしながら

時折あくびなんかしている(笑)

 

「トリノ!おまえに妹ができるぞ!とっても可愛いドアーフなんだ!

仲良くしておくれよ。」

わくわくしながら何度もトリノに話しかける。

 

家の掃除もまだ完全ではないのに、TANTOの入居準備で大忙しだ。

 

 


そして31日の大晦日の朝。

2006年も今日で終わり。

TANTOの様子はどうだろう?

なるべくなら今日迎えに行きたいなぁ。

そう思って11時に電話を入れてみた。

 

「はい!ペットショップ○○です!!」

明るく、はきはきした女性店員さんの声が聞こえて来る。

“あの時の女性店員さんだろうか?”

電話口ではわからなかったので、用件を告げる。

 

「先日ドワーフの仔ウサギを予約したものですが、下痢をしていたようなので

様子を見てもらっているのですが体調はどうですか?」

 

「少々お待ちください!担当者に聞いてまいりますっ!」

 

しばらくして電話口に出たのは先ほどとは違う男性店員だった。

 

 

 

「大変申し訳ありません・・・おいら様・・・。

誠に申し訳ありませんが、あの仔ウサギは今朝亡くなりました・・・。」

 

・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・

 

・・

 

その後も相手が色々、お悔やみのようなことを言っていたのだろうが、

ショックで全く覚えていない。早々に電話を切ると涙が溢れてきた。

 

 

TANTOは死んでしまった。

 

生まれてから、たった50日で、年を越せないで逝ってしまった。

 

苦しい体調の中、一生懸命おいらの指を舐めてくれたのだろうか?

本当は横になっていたかったのに、おいらの前で無理してはしゃいで

いてくれたのだろうか?

そのしぐさが健気であればあるほど、寂しさがつのる。

 

あんなにつぶらな瞳で見つめてくれたのに・・・

 

おいらの手にしがみつくようにして甘えていたTANTOの姿を思い出すと、

恥ずかしながら涙が止まらない・・・。

さすがに声を出してまでのことはないが、涙が頬を伝っていくのがわかる。

これじゃあ正月早々辛気臭いよなぁ。

しばらくはハードボイルドも気取れそうもないやぁ。

 

たった30分程度の出会いだったが、こんなにも彼女の死が悲しい。

早々に名前を付けたこともいけなかったのだろう。

心の中では既に家族の一員になってしまっていたから・・・。

 

わずかな時間触れ合っただけ、まだ一緒に暮らしてさえいなかったのに、

こんなに辛いのだから、トリノがいなくなってしまったらどうなるのだろうか?

そんなこと想像したくもない。

 

八つ当たりだとは思うが、この落ち込んだ気分を解消するために、

ペットショップ責めることにでもしなきゃやりきれない。

“もっと早く気付けば死なないで済んだのじゃないだろうか?”

“あの後 何故病院に連れて行ってあげなかったのか?”

“ストレスを感じさせる場所にケージを置いたりするから・・・”

 

店員さんを個人的に責めるつもりなど無いし、実際に店に文句をつける

つもりは毛頭ない。

ただ二度とそこには行かない。

TANTOを見殺しにされてしまったように感じて、わだかまりがあるから。

 

ケージの隅で冷たくこわばって目を閉じているTANTOを想像する。

そして生命の塊のように見えた、その愛らしい姿とのギャップに呆然とするのだ。

 

母ウサギ兄弟・姉妹たちと離されて寂しかったろう?

 

楽しいことなんて何もなかったよね。

 

ごめんね。おいらは何もしてあげられなかったよ。

 

ごめんねTANTO・・・・。

 

 

 

2006年のキーワード

年の最後になって、その言葉の重みを実感することになってしまった。

 

 

新年早々 辛気臭い日記ですみません。

でもいきなりのマイナス スタートだから、後は上昇するだけかな?


Posted by oceanslowwalker1 at 00:22│Comments(19)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
あけましておめでとうございます。

ウチは柴犬でしたが、絶対自分より早く死ぬし、
絶対に、ウサギや犬の本当の気持ちというのは人間には分からない。
だから、その時その時、自分なりのやり方で全力で可愛がる事しか出来ないと思います。

トリノちゃんを「ウチに来て絶対にこの子は幸せだ」と胸を張って言えるぐらいに可愛がってください。
Posted by なお at 2007年01月02日 18:37
ほんの ひと時でも
おいらさんに想われたTANTOちゃんは幸せだったと思いますょ
そう思いたいですヾ(。・ω・。)

本年も どうぞよろしく お付き合い下さいませ
Posted by あいりっしゅ at 2007年01月02日 20:22
なおちゃん あけましておめでとう!

>その時その時、自分なりのやり方で全力で可愛がる事
しか出来ないと思います。

その通りですね。
迷惑にならない程度(笑)に愛情を注いであげる
つもりです。トリノも元気に暮らしてますよ!!


あいりっしゅさん 明けましておめでとうございます!
動物って本当に人間を癒してくれるのですが、別れは
いつも悲しいものですよね〜。
トリノにも大変お世話になっているので、何不自由の
無い暮らしをさせてあげたいです。
(↑自分は生活苦にあえいでますが:笑)
Posted by おいら at 2007年01月02日 22:20
TANTOちゃん、おいらさんにしっかり
生前の姿を写してもらっているし、名前まで考えてもらって
涙もながして貰えて…絶対に幸せだったと思いますよ!
突然やってきた死はショックでしたね。

トリノちゃん、おいらさんを慰めてあげてね。

今年もよろしくお願いします。
Posted by ともみん at 2007年01月02日 22:25
ともみんさん あけましておめでとうございます!

歳をとると涙もろくなって困ります(笑)
TANTOは本当にはかない命でしたが、とても強い印象を
与えてくれました。
トリノは今のところ健康でいてくれるので、ホッとしています。
Posted by おいら at 2007年01月02日 22:34
そんなことがあったのですね・・・
読んでいて切なくなりました。
でもみなさん書いてらっしゃいますが、本当に、TANTOちゃんは幸せだったと思いますよ。
産まれてくる前から家族から愛されている赤ちゃん(産まれることを楽しみに待ってくれている家族がいる赤ちゃん)
と同じように、おいらさんから愛をもらっていたのですから。

おいらさん、今年もマイペースですが、よろしくお願いいたします。

Posted by 月 at 2007年01月02日 23:43
そうですか〜そんな事があったのですか。
まだ一緒に暮らす前とはいえ
ペットとのお別れは本当に辛いですよね。
前に飼っていたわんこが亡くなってから5年ですが
新しいわんこを・・・という気持ちにはまだなれずにいます。

おいらさんトリノちゃんにとって良い年になりますように。
今年もよろしくお願い致します!
Posted by たぬきち at 2007年01月02日 23:49
月さん 明けましておめでとうございます!

正月早々悲しいことを書くのは気が引けたのですが、
TANTOのことを知ってもらいたくて書きました。
ペットを飼うという事は命を預かるという事で、
トリノが来るまでは臆病になってしまっていました。
TANTOの事は残念ですが、トリノを飼ってから色々な点で
癒されています(*´ー`)

本年もよろしくお願いします!!


たぬきちさん どうも!

わんこが亡くなった時はどんなにか辛かっただろうと、
今では想像できますよ。
今度別のウサギを飼うときもTANTOと名づけて、今回
亡くなってしまった仔ウサギTANTOの分まで可愛がって
あげるつもりです。
トリノには勿論愛情を注いでいくつもりですし。

本年もよろしくお願いします!!

Posted by おいら at 2007年01月03日 00:18
こんばんは
途中まで読んでる時は、また買っちゃうの〜?
とか思ってましたが、
まさか亡くなってしまったとは。。。
かわいそうですね。。。
生まれてから50日って。。。

でも、きっとその子もそんなに思ってくれる人に
出会えたことで喜んだはずです

つらいでしょうが、その子のことは忘れないであげてくださいね
思い出のなかで長生きさせてあげてください
Posted by KEIT at 2007年01月03日 04:38
KEITさん 明けましておめでとうございます!

ペットが亡くなる話って良く聞いてはいたんですが、
実際に自分が関りをもったペットが亡くなると
悲しくなるもんですね〜。
自分でもびっくりしました・・・。
これって、もしかして感性が豊かになったって事?(笑)
Posted by おいら at 2007年01月03日 08:26
悲しい話ではありますが、
命を大事にしようって改めて思えた日記でした。
新しい年にふさわしい大事なメッセージですよ(^^)

TANTOちゃん、おいらさんに注いでもらった愛情は
一緒に暮らしていなくてもきっと伝わっていたと思いました。今頃はお空の上で元気に跳び回っていることでしょう。

生前の写真、まさか最後の写真になるとは思わず写されたのでしょうけれど、貴重な一枚になりましたね。でも私たちもTANTOちゃんがどんなに可愛かったか、知ることができました。みんなの心の中で元気に生きているんじゃないかな♪

最後になりましたが、今年もよろしくお願いいたします。
Posted by 直 at 2007年01月03日 09:43
直さん 明けましておめでとうございます!

変にセンチメンタルになって、こんな日記を書くのは
気が引けたのですが、TANTOのことをどうしても
書いておきたかったので・・・。
お付き合いしていただき有難うございます!
お蔭様で随分と気がはれました(笑)

本年もよろしくお願いいたします。
Posted by おいら at 2007年01月03日 10:46
おいらさん、こちらでは初めまして^^
相模原出張所で、たまにお邪魔しているRIWOです。

TANTOの名前で思わず遊びに来てしまいました。

記事を読んだ時は鼻の奥がツンときてしまいましたが、
おいらさんには少しでも元気を出して欲しい(すでに元気?)
ので…。

相模大野にTANTOというお店がオープンしたのはご存知でしたか?旧大野寿司の側にあり、角地でこじゃれた外観です。

ママ達の間では、ちょっとした話題です♪

…って、もしかしたら同じ名前はトラウマになっていますか?…余計に落ち込ませたら、ごめんなさい。

追伸
娘とナルコカフェに行くことになっていましたが、
2回ドタキャンされました。絶対行くぞ〜〜!!


Posted by RIWO at 2007年01月08日 12:31
RIWOさん どうも!
コメント有難うございます。
相模大野にTANTOというお店があるんですか?
それは知りませんでした。
今度行ってみます。情報有難うございました(*^-^)
ナルコカフェも次回こそ!!(笑)

TANTOのことは悲しかったけれど、もう大丈夫ですよ〜!
Posted by おいら at 2007年01月08日 17:54
遅ればせながらあけましておめでとうございます。

名前もつけて受け入れ態勢万全だっただけに
ショックも大きかったでしょうね・・・
が、元気を出してTANTOの分までトリノを
可愛がってあげてください。

おいらさんにとって良い年になりますように!
Posted by miux at 2007年01月10日 10:31
TANTOちゃん、短い命だったんですね。かわいそう…。
でも、その数十日の間においらさんのように心から愛してくれる人と出会えて幸せだったんじゃないかな。
私もウサギを飼っていたことがありますが、赤ちゃんが生まれても数匹亡くなってしまったり、ウサギは繊細な動物なのかもしれないですね。トリノちゃん、いっぱい愛してくださいね。

そして、今年もよろしくお願いしまーす^^
Posted by ゆね at 2007年01月11日 16:16
miuxさん どうも!
今年も良い年だとうれしいですね。
良い年になるように自分の努力が大切なんでしょうが(笑)
miuxさんも今年は実りある年になると良いですね!!

ゆねさん どうも!
うさぎって繊細な動物だと思いました・・・しみじみ
そのデリケートな一面はまるで自分をみているよう・・
(↑バキッ!!!殴打音)

今年もよろしくお願いします〜!!
Posted by おいら at 2007年01月12日 00:30
私のうちでも二羽のネザーランドを買っています。
一羽が先ほど下痢をしました。大丈夫なのかとても心配です。私のうちに来てまだ三日です。今日はとても暑く二羽ともぐったりしています。夏ばてなのかとても心配でなりません。おいら様どうかアドバイスお願いします。
Posted by うさぎ at 2007年05月05日 15:43
うさぎさん はじめまして!
心配ですね。
下痢 特に水溶性の下痢は怖いのでお医者さんに
連れて行ってあげてください。
うさぎは寒いのも苦手ですが、夏の暑さのほうが
もっと苦手のようです。
エアコンで24度程度にしてあげて、直接風などは
あてないようにしたほうが良いみたいです。
とにかくお医者さんに連れて行くのがベストですが、
家の場合はきち動物病院さんというウサギの名医が
近くにあるので、そこでアドバイスをもらったことが
あります・・・。
そのとき緊急に飲ませたのが、人間用のガスピタンを
1錠の4分の1、水は赤ちゃん用のポカリスエットを
ミネラルウォーターで薄めて、少し暖めてからあげました。
でもこれは、冬場の水溶性の下痢に対する緊急の対応ですので
素人判断を鵜呑みにしないで、ウサギを見れるお医者さんに
電話して判断を仰ぐことをお奨めします!!
お大事に!!早く治ることを祈っています。
Posted by おいら at 2007年05月05日 17:00