◆ ダイナミック DNS とは

DNS データベースを動的に更新する技術。固定 IP アドレスを持っている場合、IP アドレスに ドメイン名を対応させればいいので、動的な更新は必要ない。しかし、自宅サーバなどの場合 IP アドレスは変動するため、IP アドレスの変動に合わせて動的に DNS データベースを更新し、ドメイン名と IP アドレスの対応を変更していく必要が生じる。


◆ 無料のダイナミック DNS サービス

DynDNSNo-IP がある。ここでは No-IP を使う。


◆ ダイナミック DNS クライアント

自宅サーバなどにインストールし、ダイナミック DNS サービス(DynDNS や No-IP など)に対して、自分の グローバル IP を通知するクライアント。Linux で動くクライントは、ddclient や inadyn がある。ここでは、No-IP に対応している inadyn を使用する。


◆ inadyn のインストール

APT でインストール。
# apt-get install inadyn


◆ inadyn の設定

設定ファイルのひな形を /etc にコピーして、編集する。
# cp /usr/share/doc/inadyn/examples/inadyn.conf /etc/inadyn.conf
# vi /etc/inadyn.conf  
設定内容は以下のようにする。バックグランドで動作し、5分毎に IP アドレスを No-IP に通知するようにする。
# no-ip configuration
dyndns_system default@no-ip.com
username <your username>
password <your password>
alias <your host name (FQDN)>
update_period 3600   # hourly
background
(2012/09/23 追記 ---)
上の設定では、自身のグローバル IP が変わっていない場合には No-IP への通知を行わないらしい。つまり、ルータをつけっぱなしにしている場合には、ずっと No-IP には通知がいかない。一ヶ月ほど通知がない場合、No-IP はホストを無効にしてしまうので、自身のグローバル IP に変更がなくても強制的に通知を行う必要がある。
forced_update_period 86400 # daily
の行を設定ファイルに追加することで、強制的に No-IP に通知を行うことができる。
(--- 2012/09/23 追記)

◆ cron の設定

システム起動時に、inadyn が起動するようにする。
# crontab -e
以下の行を追加する。
@reboot /usr/sbin/inadyn