2005年03月12日

あの商売って儲かるのか?


今は政界を引退して大学の総長をつとめながら、あちこちの講演会に出まくっている「塩爺」こと塩川正十郎元衆議院議員。塩爺さんの講演の多くはなぜか、先物取引の会社みたいに無料だけど後が怖いものが多い。
で、今日、「あきんど塾」の主催する、塩爺さんの講演会にふらっと行ってみた。
後腐れがないうえに、1000円。これは安い。

行った結果。まあ1000円ならではという感じでしたね。
「なにわあきんどの生きる道」というタイトルの講演だったのに、そういった話がほとんど出なかったから。

質疑応答の時間でようやく、「で、大阪を元気にするためにどうすればいいのか?」という質問が出てきて、本来のテーマ?の話を引き出すことに成功。質問者えらいっ。

もともと塩爺さん、東大阪の選挙区なので、東大阪の元気さの秘密から、今後の大阪が生きるべき道を語って頂くことができた。

それは、

「工場は借りている」(お金を借りて工場や土地を買うのは減損会計的にも怖い。東大阪では「貸工場」というシステムが発達している)
「同業者サロンで新しいビジネスが立ち上がる」(サロンは、通常工場密集地内にある喫茶店など)
「選択と集中」(現在、ロボットやナノテク部品などに力を入れている。宇宙関連はいわばマスコミ対策か)

なのだという。
東大阪に長く住んでいるけど、そういう理由だったとは知らなかった。

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帰りに、旭屋書店本店へ向かう。

例のトラックで町を回るあの商売の実態、ずっと不思議に思っていたので、ビジネス書コーナーへ。何なのだろうか。

・某キタの工作員
・空き巣の下見
・実は警察か公安だった

ひょっとしたらその可能性も否定できないのだが、実はもっとまっとうな違う理由であの商売が続いていることを知った。

その本とは・・・




さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学

この本、節税や会計実務に役立てるというよりも、むしろ会計を知ることによって儲ける仕組みや危ない会社の見分け方を学ぶ、のほうに使うと効果が高い本だと思いました。




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