国税庁は、スマートフォンのカメラ機能により紙の源泉徴収票を読み取ることで、必要項目がデータ上に自動転記できるシステムを、令和3年分の所得税の確定申告から導入します。国税庁HPの確定申告書等作成コーナーにアクセス、紙の源泉徴収票をスマートフォンのカメラで撮影することで、記載されている金額などの必要事項が自動的に転記されるものです。

 同システムでは給与所得者で確定申告が必要な人が利用することができます。具体的には、①給与の年間収入金額が2000万円超の人、②給与所得及び退職所得以外の所得金額の合計が20万円超の人、③2か所以上から給与所得がある人、④医療費控除や6ヶ所以上の自治体にふるさと納税をした人、が該当します。

 なお、このシステムの利用は、源泉徴収票に記載された部分の申告データの作成に限られ、給与以外の他の所得や医療費控除等の各種控除手続きについては別途入力する必要があります。

 このシステムの導入により、給与所得者の確定申告手続きは、以下の3つに区分されます。
⑴源泉徴収票の記載内容やその他の内容を自分で計算し、手書きで確定申告書を作成、書面で提出
⑵国税庁HPで入力あるいはデータを取り込んで自動計算で作成した申告データをe-Taxで送信する
⑶スマートフォン撮影で源泉徴収票項目を自動転記、その他項目を入力し、申告データをe-Taxで送信