少額短期保険とは、少額な保険料で、多様なニーズに対応する保険です。スマホ保険やペット保険、死亡保障に対応した保険などがあり、保険料もお手頃となっています。

 この少額短期保険、死亡保障に係る生命保険契約であっても、その保険料は年末調整や確定申告の生命保険料控除の対象とはなりません。もちろん、生命保険料控除のための証明書が発行されることもありません。

 所得税法上、生命保険会社と契約した生命保険契約に係る保険料は、生命保険料控除の対象となります。ここでいう生命保険会社と少額短期保険を販売する少額短期保険業者は保険業法上区分されており、少額短期保険業者とは年間に受け取る保険料が50億円以下であるなどの小規模な事業者に限られます。そして両者の取扱う商品は区別されており、死亡保障に係る生命保険契約であっても、少額短期保険は生命保険料控除の対象とはなりません。

 なお、少額短期保険により受け取った保険金は、心身に対する損害や事故により資産に加えられた損害を基に受け取るものなどは非課税となります。この取り扱いは、一般の保険契約等による保険金の取扱いと同様です。したがって、感染症に感染した場合に支払われる一時金などは、心身に対する損害に基づいて支払いされるものなので非課税となり、確定申告の対象とはなりません。