2023年08月02日

寝台の小児添寝利用における特急料金

寝台列車が定期列車としてはサンライズ瀬戸・出雲号のみとなり、旅客営業規則から開放A寝台や開放B寝台の存在が削除されて久しいですが、現在も残る規定としていわゆる「寝台の添寝利用」があります。
その「添寝利用」に関わる特急券について、2023年4月より利用者側には小さいながらも制度的には大きな改正があったので、今回はまとめてみたいと思います。

「添寝利用」とは旅客営業規則で次のように定められています。

旅客営業規則第181条
同一寝台券によって、2人以上の旅客が、1個の寝台を同時に又は交互に使用することはできない。ただし、大人が使用する場合は、小児・幼児又は乳児と合わせて2人まで、小児(第73条第2項第4号の規定により小児とみなした幼児及び乳児を含む。)が使用する場合は、小児・幼児又は乳児と合わせて2人まで使用することができる。

要は、大1名+小1名または小2名で1つの寝台を利用できるということ。

また、必要なきっぷの例として、JR時刻表のピンクのページには
>特急または急行列車に乗車しておとな1人こども1人が1つ
>の寝台をご利用の場合に必要なきっぷ
>・乗車券 おとな1枚 こども1枚 ・寝台券1枚
>・特急券または急行券 おとな1枚 こども1枚
との記載もあります。

このときの、こどもの特急料金は2023年3月31日乗車分まで、おとなの特急料金の半額でした。
例:東京→岡山(営業キロ732.9km)で利用の場合、おとなの特急料金は時期によらず通常期のA特急料金601km以上の3,830円から530円引きした3,300円なので、こどもの特急料金はその半額である1,650円となります。
この金額は自由席特急料金と同額であるため、便宜的に当該区間の小児自由席特急券を発売することもあったようですが、正式には券種別としては特急券(指定席特急券)であり、料金専用補充券で発売されるべきものでありました。(一部、自由席特急券で発売する取扱いを可とするエリアもあった模様)

ところが、2023年4月1日乗車分より特急料金に大きな変更がありました。
それは、グリーン・寝台利用時の特急料金への最繁忙期・繁忙期・閑散期の適用です。
前述のとおり、寝台利用時の特急料金は長らく「乗車日に関わらず通常期の指定席特急料金から530円引き」であったものが、「乗車日に適用される指定席特急料金から530円引き」へと改正されました。
これにより、従来の制度のままであれば、添寝利用時の小児分の特急料金は
通常期:自由席特急料金と同額
繁忙期:自由席特急料金+100円
最繁忙期:自由席特急料金+200円
閑散期:自由席特急料金−100円
となり、乗車日により変わるところでした。

しかし、この時添寝利用の小児特急料金について、旅客営業規則の意外な部分が改正されたのです。
以下がその条文になります。

旅客営業規則第57条第1項第1号ハ 自由席特急券
別に定める特別急行列車の特別車両以外の座席車若しくは第13条第3項の規定によりB寝台を設備した寝台車に乗車し、自由席(別に定める区間における特別急行列車の座席を含む。以下同じ。)を使用する場合又は第181条第1項ただし書の規定により2人の旅客が特別急行列車の寝台車に乗車し、1個の寝台を使用する場合であって、一方の旅客に寝台を指定しないとき(寝台券を同時に購入するとき又は呈示したときに限る。)に、乗車駅及び有効区間を指定し、座席又は寝台の使用を条件としないで発売する。ただし、乗車する列車を限定して発売することがある。

この条文は自由席特急券の発売条件となります。
太字部分が今回の改正で追加された内容であり、ざっくり言うと「添寝利用の小児には自由席特急券を発売するよ」という内容になります。
つまり、これまで添寝の小児には通常期のおとなの指定席特急料金から530円引いた額の半額の特急券(指定席特急券)を発売していたものを、時期に関わらず乗車区間の自由席特急料金により自由席特急券を発売するという金額的には改正前から変更がないものの、規則面では大きな変更となりました。
これにより、便宜的に自由席特急券を発売していた取扱いが正規の取扱いとなったので、出札係員の負担は一部軽減されたと思われます。

料金専用補充券入手の正規案件の1つが消滅とはなりましたが、取扱いとしてはシンプルになったのは良かったと個人的には思います。

参考:JRおでかけネット 運送約款(抜粋)
https://www.jr-odekake.net/railroad/ticket/guide/stipulation/  
Posted by ochimusha1 at 16:25Comments(0)鉄道・バス | 切符の規則関連

2023年07月03日

10年ぶりにブログ記事を書いてみる

気付けば10年も放置しておりました。 10年も経てば20代はとうに過ぎ去り、軽く三十路を突破してしまったりするわけであります。 青い鳥のとこがぶっ飛んだら、ここで再始動しますかね。  
Posted by ochimusha1 at 01:11Comments(2)

2013年12月19日

福山駅門司方折返し設備新設

山陽本線福山駅に門司方折り返し設備が新設されました。
新設されたといっても分岐器の新設等はなく、既存設備を利用し、信号設備を改良して折り返し運転ができるようにしたというのが実際のところではありますが。

福山駅には門司方2.5kmほどの本線北側に福山駅の構内扱いの福山保守基地があります。保守基地への線路が上り線から分岐しているため、下り線から基地に入るための上下線間の渡り線もありました。
今回新設の折り返し設備はこの基地入線用の渡り線を逆向き(上り線→下り線)で通過し、下り線を2kmほど逆走し福山駅の下りホームに到着するというものです。

それでは画像と推測を織り混ぜて説明します。イメージしやすいように、下り列車の後部かぶり付きで撮影した画像となります。

20131216_fukuyama01

保守基地横の本線にある福山駅上り第一場内信号機です。これまでは3灯式の信号機一基のみの設置でしたが、折返し用の4灯式信号機(画像では停止現示の信号機)が新設されています。


20131216_fukuyama02

上り第一場内信号機を過ぎて少し進むと基地からの線路が合流し、すぐに渡り線があります。
これまでは基地に入る下り列車が通過するだけの渡り線でしたが、今後は福山駅で折返しとなる上り列車もここを渡ることになる模様です。
その証拠に上り列車用の45km/hの分岐制限標識が設置されています。


20131216_fukuyama03

渡り線を通った上り列車は下り線を逆走するように走行することになります。築提を駆け上がると芦田川橋梁を渡りますが、ここのセクション通過看板は折返し列車のためか右側にも取り付けてあります。


20131216_fukuyama04

芦田川橋梁を渡ると新幹線との二重高架区間に入ります。前方に折返し用の上り第二場内信号機が見えてきます。


20131216_fukuyama05

折返し用上り第二場内は2番線が3灯式、1番線が4灯式となっています。ここで進行・減速が出ることはありえないので、2番線は注意・停止、1番線は注意・警戒・停止の現示が出るものと思われます。警戒が出るということは下り列車との同時進入も考慮されているということでしょうか。


20131216_fukuyama06

1番線・2番線の神戸方には赤信号の代わりといえる列車停止標識が設置されています。1・2番線から神戸方への進出はできません。
停止位置目標は画像に写っている<×>[×]とその手前に<4>が設置されています。

下り線を延々2kmも逆走することになるこの折返し設備、常用するとは考えにくく異常時の折返し運転用でしょうか。
大門の中線が撤去されたため、2013年夏の尾道花火臨はほとんどが笠岡折り返しとなっていましたが、これが2014年夏は福山折り返しとなる可能性もありそうです。

追記(2013.12.20 16:37)
2014年3月ダイヤ改正のプレスリリースが出ましたが、なんと!この折り返し設備を利用した折り返し列車が6本程度運転されるようです。
現在岡山〜糸崎・三原を直通運転している普通列車を福山で分断するという、正直なところ意図がよくわからない設定です。
折り返しの都合上、岡山からの列車は4番線(上りホーム6番のりば)着、糸崎・三原からの列車は1or2番線(下りホーム3or4番のりば)着となるので、福山での乗り換え時に上下ホームの移動が必要になり、かなり不便なのではないかと。

せっかく作った折り返し設備を使いたいだけ、ってことはないと思いますが、個人的にちょっと疑問が残る改正内容です。  
Posted by ochimusha1 at 22:00Comments(0)TrackBack(0)鉄道・バス 

2010年12月14日

成田空港駅・空港第2ビル駅のマルス券表記

dc703c14.jpg成田国際空港には成田空港駅と空港第2ビル駅の二つの駅があり、前者が第1ターミナル、後者が第2ターミナルに接続しています。

しかし駅名を見ただけでは成田空港駅が第1ターミナル、空港第2ビル駅が第2ターミナルに接続している駅というのがよそ者にはちょっとわかりにくい状況。
そのためか、最近になってマルス券での両駅の表記が変更されました。

成田空港→成田空港(成田第1)、空港第2ビル→空港第2ビル(成田第2)
とそれぞれ文字を小さくして二段表記になりました。
成田空港駅に第1、空港第2ビル駅に成田の文字が入ったのでなかなかわかりやすくなったんじゃないでしょうか。

改修時期は不明ですが、今月頭(12/1)か、ダイヤ改正にあわせて12/4じゃないかと勝手に推測。もしかしたらもっと前からかも?
でも、簡単にググってもこの表記変更のことは引っ掛からなかったので多分ごく最近のことだとは思います。

ちなみにMVで駅名入力するとき、「なり」と入れると成田、成田空港、空港第2ビルの3駅が候補に上がってきたのにも驚きましたが、これは以前からかもしれません。

#英語表記券がどうなっているかはまた覚えてたら調べてみます。

  
Posted by ochimusha1 at 01:37Comments(1)TrackBack(0)マルス券・POS端末券 

2010年11月04日

鉄社学割・鉄社復学割

このblogで「鉄社学割」の記事を取り上げたのが2007年の12月。もう3年近く前の話になりますか。

※おさらい(鉄社学割とは)
JR線と会社線の連絡運輸乗車券において、JR線と会社線ともに学生割引が適用となる場合のマルス券に印字される割引印章。
JR線と会社線それぞれで営業キロが101km以上ないと「鉄社学割」にならないが、この条件を満たす連絡きっぷはごくわずか。要は非常にレア。
ちなみにJR線が片道の営業キロ601km以上、会社線が同101km以上の区間を往復する場合、JR線部分は往復割引もかかるため、「鉄社復学割」という三つの割引が一つになったなかなか凄い割引印章になる。
(おさらい終わり)


おそらく現行で鉄社学割になりうるのは、北千住駅を接続駅としたJRと東武の連絡運輸の場合と、名古屋駅・松阪駅・鶴橋駅を接続駅としたJRと近鉄の連絡運輸の場合のみ。
なので、発券される可能性はほとんどないと思われます。


しかし来る12月4日以降、状況は大きく変わります。
日付でピンと来た人や気付いてた人も多いとは思いますが、東北新幹線全線開業に伴い、平行在来線の東北本線八戸青森間がJRから経営分離され、第三セクターの青い森鉄道へ移管されます。
青い森鉄道は既存の目時八戸間に加えて八戸青森間を運行することになり、目時青森間の営業キロは121.9kmにもおよびます。
営業キロ101km以上になるので、青い森線は学割が適用でき、さらにIGR線・青い森線を経由した通過連絡運輸も引き続き設定されるということで…

北斗星に乗車して上野から札幌を学割で利用しようとすると、自動的に「鉄社学割」の切符になります。
更に、同一経路で往復なんてしようものなら当然「鉄社復学割」に。


全国的に連絡運輸が縮小傾向の中、鉄社学割・鉄社復学割が全国どこの駅でも購入可能になるなんて思いもしませんでした。
なかなか歓迎しにくい新幹線開業による3セク化ですが、意外な副産物と言えそうです。
  
Posted by ochimusha1 at 10:55Comments(2)TrackBack(0)マルス券・POS端末券 

2010年10月27日

倉敷駅のみどりの券売機に変化

56c883f2.jpg倉敷駅にぶらりと降りてみたところ、MV30の初期画面が大きく変わっていることに気付きました。

今まで、同じ大きさのボタンが12個くらい並んでいたのが、
「指定席」「予約した切符のお受取り」
「自由席」「時刻検索から切符購入」
「トクトクきっぷ」「回数券等で指定席予約/指定席の変更」
「乗車券のみ」「定期券」
の8つに集約され、上2段はボタンが大型化。一部でイラスト入りのボタンも採用されていました。

指定席のボタンを押すと、「新幹線指定席」(N700の画像入り)
「在来線指定席」(やくもの画像入り)
「新幹線からのりかえ在来線特急」(←記憶が曖昧です)
が出てきて、それ以降は今まで通りの操作となりました。
操作感覚(レスポンス等)も特に変わった印象は無し。

今のところ、倉敷駅以外のMVではこの初期画面等の変更は確認できていませんが、もしかして試行中?
画面をタッチする回数は多少増えますが、パッと見た感じではわかりやすい初期画面だったので、今後他の駅にも広がっていくのか注目されます。

  
Posted by ochimusha1 at 23:58Comments(0)TrackBack(0)出改札機器類 

2010年10月24日

九州新幹線と特急料金

大変ご無沙汰です。

5ヶ月後に迫った九州新幹線鹿児島ルートの全線開業ですが、料金体系がどうもすんなりいってないとかどうとか。


どうしてすんなりいかないのかな、と自分なりに考えてみたところ、新八代〜鹿児島中央間の部分開業がJR九州にとってかなりおいしいことになっていたことに気付きました。


※注意※
以下の料金配分は基本原則に基づいて勝手に推測したものです。
当該区間において特別な取り決め等がある場合、記述している内容と事実との間に大きな乖離があることもありますので、参考程度に捉えておいてください。
なお、簡単にするために、発券手数料については無視しています。

◆部分開業前
新大阪〜西鹿児島(ひかり・在来線つばめ乗継)
運賃:12080円
料金:5240円(山陽新幹線)+1300円(在来線つばめ乗継割引)
合計:18620円

この時、料金におけるJR九州の取り分は1950円でした。
(乗継割引は割引負担を新幹線会社と在来線会社で折半するので、この場合割引額1300円の半分650円がJR九州に入り、1300+650=1950円が九州の取り分となる)


◆部分開業後
新大阪〜鹿児島中央(ひかり・リレーつばめ・つばめ乗継)
運賃:11760円
料金:5240円(山陽新幹線)+1090円(リレーつばめ乗継割引)+2910円(つばめ)
合計:21000円

部分開業後のJR九州の料金取り分は4545円となります。
内訳はリレーつばめ1090円+新幹線会社の乗継割引負担545円+つばめ2910円。


――では全線開業後の料金が通し計算で、現行の東海道山陽新幹線の料金水準が適用されるとどうなるか。

◆全線開業後(通しで東海道山陽水準の料金と仮定)
新大阪〜鹿児島中央(さくら)
運賃:11760円
料金:7230円
合計:18990円

この時、JR九州の取り分は営業キロ比例配分とすると、2290円。
部分開業前と比べると取り分は増えてますが、現行と比べると半分に。


以上より「部分開業がJR九州にとってかなりおいしいことになっていた」というわけ。

全線開業後、単純に通し料金にしてしまうとJR九州的に全然おいしくないわけで、その辺ですんなり決まらなくなってるんじゃないかと予想。

最近の一部報道では新大阪鹿児島中央が21,000円台、博多鹿児島中央が約10,000円なんて話も出てきてますが、それをもとに計算してみると、博多鹿児島中央間の特急料金が約5,000円。新大阪鹿児島中央間の特急料金は約10,000円…

これは博多跨ぎの利用でも単純に東海道山陽新幹線の特急料金+九州新幹線の特急料金という考え方になるということでしょうか。
グリーン料金だけは通算の営業キロで計算という感じになるのかな。


まぁ、そんな感じでついには10月中の予定だったお役所への運賃等の申請が11月にずれ込みだそうで。
一度制定すると簡単に変更がきかないものですし、様々な思惑から時間が掛かるのもわからないではないですが…

外野としてはわかりやすい料金体系・制度になってくれることを祈るのみ、ですかね。
  
Posted by ochimusha1 at 00:58Comments(2)TrackBack(0)鉄道・バス 

2010年05月27日

鉄道ファン2010年7月号

毎年恒例のJR各社の車両動向が掲載された鉄道ファン7月号を購入してきました。

いくつか気になるところがあったので挙げてみると…
・キハ48 6・1003廃車
3月下旬に岡山気動車区から松任に送られたキハ48形2両ですが、てっきり向こう(金沢支社)で使われると思ってたらなんと年度末で廃車に。
急行仕業がなくなってからは、ワンマン非対応で使い勝手が悪いわ、デッキ付きで車内がクロスシート主体なので吉備線のラッシュ時輸送にはあまり使いたくないわで、持て余し気味だったのかもしれませんな。
とは言え、姫新線からのキハ40・47の転属がなければ今回廃車になることはなかったでしょうから、ある種悲運の車両と言えるかもしれません。


以下はツッコミです(^^;;;;
・813系2100番台
何者かと思いましたが、ワンマン非対応の区別のための番台区分だったみたいで。
詳しい解説が欲しかったところ。


・500系V7編成
P41で500系W7・W9編成のうちW9編成は8連化(V9)、W7編成は解体、とありますが、ちゃんとV7編成登場してます。
「W8も廃車」との記述も編成自体は抹消されてるものの、8連化に必要な分は改造待ちでちゃんと在籍してますから誤解を生みかねません。


・JR西日本のN700系N編成
N編成は現在N1〜N14の14本体制ですが、それに対して「JR西日本にとっても同一形式で14編成も新製で揃えたのは初めてのこと」
ん?700系B編成はB1〜B15の15本体制だし、8連のE編成だとE1〜E16の16本ですが・・・


とりあえずこんな感じかなと。
東日本とかは間違いあってもわからないしw
  
Posted by ochimusha1 at 19:50Comments(0)TrackBack(0)鉄道・バス | 書籍・雑誌

2010年05月15日

山陽新幹線のき電施設

唐突ですが、電気の話です。と言っても回路図だとか数式とかは出てきませんのでご安心を。

最近、山陽新幹線に乗る機会が増え、「山陽新幹線のき電変電所ってどれくらいあるんだろ?」とふと疑問が湧きました。

ところがググってみても、全部が載ってるページが引っ掛かりません。いくつかは出てくるんですが。
鉄道の変電所類って趣味的にはあまり注目されないものなんでしょうかね。

ググって出てこないならオフラインで探すしかないってことで、別件の調査のついでに図書館へ。
工事誌を漁ったところ、当然ですが、ちゃんと載ってました。

以下に起点方から順に山陽新幹線の変電設備を並べました。

#という内容で昨秋記事を書きかけていたのですが、タイミングの関係で公開せずにお蔵入り。
#でも折角の資料が日の目を見ないのももったいないのでちょいと手直しして公開しちゃいます。


(新大阪駅)
新塚本SP(3k350m)
新西宮SSP(15k100m)
新六甲SS(27k100m)(鶴甲斜坑)
(新神戸駅)
新須磨SSP(40k780m)
新伊川SP(49k570m)
(西明石駅)
新大久保SSP(58k780m)
新加古川SFSP(70k200m)
新御着SSP(80k590m)
(姫路駅)
新姫路SS(89k850m)
新竜野SFSP(98k300m)→現在は新竜野SSP
(相生駅)
新相生SSP(107k800m)
新赤穂SP(119k350m)
新伊里SSP(130k530m)
新香登SFSP(140k880m)→現在は新香登SSP
新上道SS(149k000m)
新南方SSP(159k750m)
(岡山駅)
新庄SP(686k235m)
新船穂SSP(695k533m)
(新倉敷駅)
新倉敷SSP(704k134m)
新鴨方SS(714k434m)
新笠岡ATP(723k100m)
新福山SSP(731k793m)
(福山駅)
新松永SP(742k371m)
(新尾道駅)
新尾道SSP(752k333m)(大迫立坑)
(三原駅)
新三原SS(764k884m)
新竹原SSP(778k752m)
新西条SP(790k218m)
(東広島駅)
新黒瀬SSP(799k908m)
新広島SS(815k744m)(畑賀斜坑)
(広島駅)
新山手SSP(825k140m)
新廿日市SP(839k434m)
新大竹SSP(852k586m)
(新岩国駅)
新岩国SS(866k290m)
新玖珂SSP(877k539m)
新勝間SP(889k857m)
新櫛ケ浜SSP(900k965m)
(徳山駅)
新徳山SS(913k805m)
新防府SSP(928k419m)
新四辻SP(937k667m)
(新山口駅)
新嘉川SSP(948k856m)
新厚東SS(960k342m)
(厚狭駅)
新厚狭SSP(970k219m)
新小月SP(982k964m)
新下関SSP(991k213m)
(新下関駅)
新門司SS(1004k210m)(奥田斜坑)
(小倉駅)
新小倉SSP(1017k151m)(井堀立坑)
新八幡SP(1032k375m)
新若宮SSP(1043k837m)
新福岡SS(1059k558m)
(博多駅)
新竹下SSP(1072k128m)

SS(SubStation):変電所
SP(Sectioning Post):き電区分所
SSP(Sub Sectioning Post):補助き電区分所
SFSP(Sub-Feeder Switching Post):補助き電線開閉所
ATP(Auto Transformer Post):変圧ポスト

※上記の他に、車両基地(岡山・広島・博多)に本線と区分するためSSPがあります。
※「新尾道SSP(大迫立坑)」などのように設備名の後に斜坑や立坑の名称がついている場合、その斜坑・立坑を介してトンネル内に接続していることを意味します。
※新南方SSPは新岡山SSPと記載している資料もアリ。→現地に行ったら新南方補助き電区分所と書いてありました。

キロ程は岡山以東については新大阪起点、岡山以西については東京起点です(それぞれ元の資料が違うので)。
ちなみに岡山以東は山陽新幹線新大阪岡山間工事誌、岡山以西は山陽新幹線岡山博多間電気工事誌を元にしています。


こうして並べてみるとたくさんありますねぇ。
新大阪−博多間を走破する列車は片道で22回異相区分の切替セクションを通過していることになります。(SSとSPあわせて22ヶ所)

もう少し書きたいこともありますが、とりあえずこんなもんで。
  
Posted by ochimusha1 at 23:12Comments(0)鉄道・バス 

2010年04月26日

S編成登場

山陽九州新幹線直通用のN700系7000番台S編成の話。

量産先行車のS1編成が長期走行試験中ですが、なぜか運行モニタ(新幹線駅の改札とかに置いてある列車番号、採時駅、編成記号、遅れが表示されてるやつ)にはS1編成の試運転列車の編成記号が「N」※と表示され続けてきました。

システム上の都合で暫定的に「N」になってたそうですが、いつになったら「S」になるのかと思ってたところ、遂に4月22日に「S」が表示されてるのを確認!

情報によると、この日はいつも通り博多〜姫路間2往復のS1編成試運転(8940A-8941A-8942A-8943A)が行われていた以外に、S2編成の公式試運転?が行われていたようで、S編成量産車登場に合わせてシステム上にも「S」を設定したみたいです。
ちなみにS2編成は博総-8970A-新山口-8971A-新下関-8972A-新山口-8973A-新下関-8974A-新山口-8975A-博総という運用だったとか。
また、4月20日にはS1編成の試運転列車(8942A)が「N」となっていたのを確認してますので、「S」に変わったのは21日か22日のどちらかの模様。

博多新八代間開通まで1年を切って、この量産車の登場とか博多駅の新ホームとか新改札口とかが出来上がっているのを見るといよいよという感じで気もはやってくるところです。
あとはJR九州分の直通車両(N700系8000番台)の登場が待たれます。
西が青ベースの青磁色だから、九は赤ベースで桜色とかやってくれると面白いんだけどなぁ。

※説明するまでもないですが、N編成はJR西所有のN700系16両編成(3000番台)のこと。
  
Posted by ochimusha1 at 02:17Comments(0)TrackBack(0)鉄道・バス 

2010年03月24日

B-POSの英語表記券

13ccb145.jpgJR西日本の駅POS端末は、昨秋より新型への取替が進んでいましたが、どうやら全箇所での取替が終了した様で(一斉に?)機能改修が実施されてました。

発券機能があるB-POSにおいては、これまでできなかった乗車券類の英語表記発券ができるようになっていました。
ただし、発券機能面での改修はこの英語表記くらいしかない模様。指定券中継発売機能だとか、特企券などの発券機能は付加されていないので、料補も18きっぷ常備券もしばらく安泰みたいです。

今回はとりあえず片道乗車券だけ買ってみましたが、他の券種を含めて、マルスの英語表記券との差異が(あるとすれば)気になります。
他力本願なので、誰かが調べてくれることに期待(・∀・;)

画像はB-POS発行の英語表記入り乗車券。

  

2010年02月13日

宇高航路が消える?!

昨日の夕方、衝撃的なニュースが入ってきました。
「宇野〜高松を結ぶ宇高航路を運航する二社(四国フェリー・国道フェリー)は同航路を来月で廃止」・・・

いやいやいやいや、大変なことになってきました。
一昨年の原油高騰で体力を削がれた後、昨年からのETC割引、そして今後の道路政策・・・自動車(特にマイカー)一辺倒の政策によって潰されたようなものです。

本当にお偉いさんに聞いてみたいですね。「公共交通機関潰してるけど本当にCO2排出削減する気あるのか?」と。
どうせ、結果が出る頃には引退してるから今は好き勝手に調子の良い事言ってるだけでしょうが。


廃止まで1ヶ月あまりしか無く、需要もある航路なので大きな影響が予想されます。
関係各所の英断に期待したいところ。
  
Posted by ochimusha1 at 23:59Comments(5)TrackBack(0)海上交通 

2010年02月05日

みどりの券売機プラス

みどりの券売機(MV30・35)にオペレーター遠隔対応機能および割引証等読取台を付加し、みどりの窓口の代替を狙った「みどりの券売機プラス」が1月30日より甲南山手・須磨の2駅に登場しました。
これにより両駅のみどりの窓口は閉鎖となっています。

正直、寝耳に水すぎてびっくりしたのですが、遂に西日本も出札窓口の大幅削減に手を付けるということでしょうか。


さて、見に行かなくては気が済まない性分なので、先日早速取材に行ってきました。


須磨駅は改札を出て真正面にみどりの窓口と券売機がありましたが、窓口は既報の通り閉鎖されており、その横にみどりの券売機プラスは設置されていました。
モノとしては、以前からあるみどりの券売機にオペレーター対応機能ブロックを後付けしただけといった感じでした。

mvplus_suma1


ここまで来て、見ただけで帰るのもつまらいので、実際にオペレーター購入に挑戦してみました。
購入するのは「冬の関西1デイパス」。南海or京阪チケットの引換券に有効日を記入する必要があるため、通常MVでは購入することができないきっぷです。

オペレーター購入のボタンを押すと、電話のコール音が聞こえ、画面にはその時点での接続待ち人数が表示されました。
まだ2駅にしかみどりの券売機プラスは設置されていないので、数コール程でオペレーターが応答。みどりの券売機プラスが増殖した際に待たずに買える態勢が用意されるかどうかが重要になりそう。
口頭で「今日の冬の関西1デイパス」と伝えると、発券操作開始。数十秒ほどで画面に発券内容が表示され、合ってるかの確認の後、現金投入→発券、となりました。
なお、南海京阪チケットの日付については発券後オペレーターに「日付の記入が必要なので係員へお申し出ください」と言われました。

発行箇所表記は「須磨駅MV31」ということで、従来のMVと変わっていません。印字方式も従来どおりの間接サーマル印刷(=熱転写)でした。
意外に熱転写最後の牙城となったりして?


購入後は1デイパスで甲南山手へ。
甲南山手では改札の奥に大きく「使用禁止」と紙が貼られたマルス端末が見えました。
こちらもMV30への後付けとなっていました。

mvplus_konanyamate1



参考にオペレーター読取台の画像も載せておきます。
mvplus_konanyamate2


JR東のER端末(kaeruくん)が常時オペレーター対応というのは無駄だと思っていたので、通常はMV、必要なときだけオペレーター対応という「みどりの券売機プラス」は悪くはないと思うんですが、如何せんこれが入る=窓口閉鎖なのがねえ・・・

この2駅で様子をみて、問題がないと判断されれば今後大きく拡大していくんでしょうね。かつての朝霧駅のようなことになるのかどうか。
個人的には窓口のないおおさか東線各駅のMVをみどりの券売機プラスにするとかなら賛成なのですが。  
Posted by ochimusha1 at 19:53Comments(4)TrackBack(0)出改札機器類 

2010年01月28日

黄色いあいつがやってきた

4d6cabc9.jpg先日、幡生から出てきた電車の塗色変更第一号である広セキN-05編成ですが、ようやく岡山支社管内へやってきました。(糸崎までは既に来てましたが)
かくして遂に実物と対峙したわけですが・・・思ってたほど悪くはないんだけど・・・う〜ん(-ω-)

全検上がりで床下はピカピカのライトグレー、そして車体は黄色一色ということで見た感じのバランスが微妙。全部明るいのでなんか締まらないんだよなぁ。
暗めの色がちょっと入ってるだけで大分違うんじゃないかと思ったんですがどうでしょう?
まぁ時間が経って床下が汚れてくれば・・・。

なお、岡山支社分についてはこれまで通りなら床下は黒塗装になるはず。黒く締まった足元と黄色い車体なら多少良さそうな気はするんですがね。

ちなみに黄色の色合いですが、福塩線105系より心なしか薄かったような?
並べて比較したわけではないのでひょっとしたら同じ色かもしれませんけど。
  
Posted by ochimusha1 at 02:01Comments(0)TrackBack(0)

2010年01月19日

【速報】マリンライナー減車開始

457a55ce.jpg本日(1月19日)より快速マリンライナーの編成変更が始まりました。

岡オカP編成(223系3連・1M2T)は順次借りてきたサハを外して新製当初の2連・1M1Tに戻され、1月24日にはP編成7本全てからサハ脱車が完了となります。


日が落ちかける時間に5連になったマリンライナーを携帯カメラで如何に撮るかを思案した結果、この画像(5両停目に合わせて停まった223系先頭部)になりました。
  
Posted by ochimusha1 at 19:49Comments(2)TrackBack(0)

2010年01月08日

はじめました

つぶやき始動
http://twitter.com/ochimusha1


・日旅の発券端末感熱化
日本旅行Tis岡山支店のMR11ですが、昨年末で使用停止→1/6〜7頃撤去となりました。
MR31を導入すると思ってたので、この結果は残念。

旅行業端末では普通回数券が出せないので、補回を売ってるとこもありますが、Tis岡山は補回置かないだろうなぁ。
  
Posted by ochimusha1 at 23:53Comments(1)TrackBack(0)

2010年01月01日

あけおめ2010

あけましておめでとうございます。
今年も仕事の都合で更新頻度が低空飛行を続けそうな予感。目標は週一更新。


天候としては大荒れの年越しになりましたが、本日は元日パスで出かけてきました。
実は元日パスを使うのって今年が初めてだったり。 
せっかくグリーン車用を買ったんですが、結局グリーン車に2回しか乗ってない・・・もったいないw


最後になりましたが、今年もよろしくお願い申し上げます。

  
Posted by ochimusha1 at 23:59Comments(2)TrackBack(0)

2009年12月31日

2009年を振り返って

とりあえず年越してしまうので、書きかけを上げてみるw

1月
・ムーンライト九州・高知・松山最終運転
2007年の夏がムーンライト九州に乗った最後でした。

・EF641ついに解体
EF649が廃車となり、残しておく意味が無くなったので解体となったんでしょうが、電車区の隅によくもまぁ20年も置いといたもんだ。

2月
・中国バス・井笠バスにPASPY進出
・まわローズ運行開始
まわローズは苦戦が伝えられてますが、てこ入れはあるでしょうか?
秋に中国バスがまわローズ用にポンチョを1台追加導入したので、今は基本的に全便黄色の専用車での運行になっています。

3月
・寝台特急富士・はやぶさ廃止
結局乗れなかった・・・(;;)

4月
・宮島航路子会社化
JR直営航路消滅。

・広島市民球場(マツダスタジアム)オープン
結局観戦したのは4回に終わりました。(観戦成績3勝1敗は優秀?)

・[新]涼宮ハルヒの憂鬱放送開始
最初は期待、しばらく再放送でがっかり、新作笹の葉ラプソディで歓喜、終わらないエンドレスエイトに徐々に呆れ、溜息以降は半分スルー
というのが正直な自分の感情の推移。
まさかあんなこと(エンドレスエイトだけで8話消費)になるとは思いもしなかった。。。

5月
・西日本パス登場
1回だけ使いました。値上げ後の西日本パスで九州一周したかったんだけどなぁ。

6月
・山陽新幹線EX-IC導入準備が着々と

7月
・日食
家で観察してました。

8月
・コミケ参加
・お台場ガンダム見物
無謀にも日帰りで参戦。
お盆真っ只中の東京都心に人がいなさすぎて驚きましたねぇ。

・山陽新幹線EX-ICスタート
岡山駅に長澤まさみが!
まだIC早特は使ってません。

9月
・高千穂鉄道の忘れ形見に乗りに阿佐海岸鉄道へ
12月からJR四国・阿佐海岸鉄道相互直通運転が再開されたのには驚きました。
さすがに甲浦駅に佇むキハ185を撮影するのは地元民以外にはキツすぎますが。

10月
・ほのぼのSUN-IN引退興行(11月まで)
・美祢宇部線石灰石貨物廃止
・大分ホーバーフェリー(実質)廃止
早く記事書き上げろよ自分!

11月


12月
・バースデイきっぷでJR四国乗りつぶし


みなさん良いお年を!ノシ



・・・元日ラッセル、あるっぽいなぁ。
  
Posted by ochimusha1 at 23:38Comments(0)TrackBack(0)

2009年12月20日

20091219木次線ラッセル

寒波が到来したので木次線へ出撃してきました。

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無謀にも除雪をしない旧道に乗り込んだら前にも後にも進めなくなって軽くヤバかったりしましたがなんとか無事に帰ってきました。
ちなみに積雪量は備後落合で15cm程度、三井野原で35cm程度でした。

画像は出雲三成に停車中のおろちラッセルことDE152558。


追記(2009/12/21 16:30)
追々書こうと思ってたんですが、実はこの日のラッセルって途中でトラブルが発生してたんですよね。
そのトラブルを読売新聞が記事にしてて、こんな記事(※リンク切れですけど)になってました。
ちなみに記事中に出てくる「出雲三成駅で待ち構えていた鉄道ファンの男性」とは自分ではありませんです。。。

しかし、この日が今冬初出動だったとは知らなかった。
てっきり前日(18日未明)にも運転されてたものとばかり。  
Posted by ochimusha1 at 22:59Comments(0)TrackBack(0)鉄道・バス 

2009年12月09日

キハ120×3、松任へ

94c0600e.jpg本日(12/9)岡山駅発で配給列車が運転されました。列番は配9346。
先頭は宮原総合車両所のDD51 1109でその後に岡山気動車区のキハ120が3両連なっていました。(DD51よりからキハ120 354、341、329の順)

ただの検査入場ではないな、と思ってキハ120の回送車票を見てみるとなんと行先が金沢総合車両所!
入場と書いてありましたが、通常の検査ならば後藤総合車両所への入場となるので、転属前提とみて間違いなさそうです。
なお、姫新線姫路口にキハ122・127が入ったことで余剰になったキハ40系が回ってきているので、岡山が車両不足になるということはないはず。

このキハ120×3が金沢支社行きということは高山本線富山口に残っているキハ28・58がいよいよ終了?
大糸線トリオの置き換えでは無いと勝手に思ってますがどうなりますやら。

  
Posted by ochimusha1 at 23:21Comments(2)TrackBack(0)鉄道・バス