OCWORKS TIPSでは、当店の検証やBTOパソコン製作で得られた事例から、各種パーツの傾向や注意点などを紹介して参ります。


●メモリに高い耐性を求める「Kaveri + A88X搭載Mini-ITXマザーボード」
 AMDのSocket FM2+向け最新APU「Kaveri」は、4つのCPUコアとGraphics Core Nextアーキテクチャを採用した強力なGPUコアを備えています。Kaveriでは、メインメモリをVRAMとしても利用するため、ハイクロックメモリを搭載することで、APUのグラフィックスを向上させることができます。

 APUが備えるGPUコアのパフォーマンスをしっかり引き出すなら、よりハイクロックなメモリモジュールを搭載したくなるのですが、KaveriベースのAPUと、A88Xチップセットを搭載したMini-ITXマザーボードを組み合わせでは、DDR3-2133以上のハイクロックメモリ。特に、1枚当たり8GBの容量を持つメモリとの組み合わせでは、安定した動作を得るのが難しい傾向にあります。


 当店の検証では、設計に余裕のあるATXマザーボードとの組み合わせでは、安定して動作したAPUとメモリの組み合わせでも、Mini-ITXマザーボードに搭載すると不安定になるケースや、4GBモジュールの2枚挿しではDDR3-2400超で安定した動作が得られる場合でも、8GBモジュールの2枚挿しでは安定しないというケースが確認されています。

 ややイレギュラーにDDR3-2133以上の動作を実現した方法として、DDR3-2133動作対応の8GBモジュールが安定して動作しなかったMini-ITXマザーボードに、DDR3-2400動作対応の8GBモジュール2枚を搭載し、DDR3-2133にダウンクロックして動作させたところ、動作が安定したケースがありました。このケースでは、メモリ自身のスペックよりも1ランク高いクロック耐性を持っていることがメモリに求められていたという形となります。これは、Intel X79 チップセットの8枚挿しと似たような傾向ですね。

 マザーボードやAPU、メモリモジュールの個体差(クロック耐性・個体間相性)などに依存するため、動作させたいメモリクロックの1ランク上の耐性を持つメモリを選べばよいと言える訳ではありませんが、Kaveri + Mini-ITXマザー + 8GBモジュールの組み合わせでメモリのハイクロック動作を狙うのは難しいという点にご注意ください。


 現在、当店ではセット商品間の相性保証と出荷前動作チェックサービスをご利用いただける、Socket FM2+おすすめ3点セットをご用意しております。今後のUEFI(BIOS)のアップデートや、基板リビジョンの変更等により、ハイクロック8GBメモリの動作が改善された場合は、メモリのラインナップを追加する場合もございますので、KaveriベースのPC自作をお考えのお客様は、ぜひチェックしてみてください。



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