当店で販売しているメモリの多くは、メモリメーカーが独自にオーバークロック動作を保証したオーバークロックメモリと呼ばれる製品です。今回は、オーバークロックメモリをお使いいただく際に必須となる動作設定と、その方法をご紹介します。

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■ オーバークロックメモリの利用にはUEFIの設定が必要
一般的なメモリモジュール(以降、スタンダードメモリとします。)は、メモリ規格の標準化を行っているJEDECが定めたメモリ規格に合わせてスペックを定めており、それをSPD(Serial Presence Detect)と呼ばれるROMチップに記録しています。

スタンダードメモリを取り付けられたマザーボードは、SPDの情報を参照して適切な設定を自動で適用するため、多くの場合、スタンダードメモリは特別な設定を行うことなくスペック通りの動作が可能です。

一方、オーバークロックメモリの場合、SPDにはスタンダードメモリと同じようにオーバークロックしていない、スタンダード仕様のスペック情報と、メモリメーカーが独自に保証するオーバークロック仕様のスペック情報が記録されています。

特別な設定を持ったマザーボードを除き、オーバークロックメモリを取り付けられたマザーボードは、メモリモジュールに記録されている2つの仕様のうち、スタンダード仕様のスペック情報を優先して読み取り、メモリの設定を行います。

このため、オーバークロックメモリはスタンダードメモリとは異なり、ただマザーボードに挿しただけでは、メモリメーカーが保証する本来のスペックでは動作しません。


■ X.M.P対応マザーボードなら設定をロードするだけでメモリ設定が完了
オーバークロックメモリは、マザーボードに挿しただけでは本来のスペックでの動作設定が適用されないため、UEFIでメモリの設定を行う必要があります。

オーバークロックメモリをスペック通りに動作させるには、メモリクロック、メモリタイミング、メモリ電圧、少なくともこの3項目を設定する必要があるのですが、現在販売されているほとんどのオーバークロックメモリには、Intel X.M.Pなどのオーバークロックメモリ専用のプロファイル規格でスペック情報が記録されています。

メモリモジュールとマザーボードの両方がIntel X.M.Pをサポートしている場合、UEFI上で「X.M.P情報に基づいてメモリ設定を行う」という項目を有効にするだけで、オーバークロックメモリの動作設定を行うことができます。


■ 適切に設定してオーバークロックメモリを使いこなしましょう
オーバークロックメモリをお選びいただくにあたって、まず押さえておきたい製品の特性が、以下の2点です。

 ・オーバークロックメモリの利用にはメモリの動作設定が必要
 ・メモリの動作設定は、「手動設定」と「メモリプロファイル(X.M.Pなど)」の2通りがある


当店で販売中のG.SKILL製メモリには、メモリの設定方法を記載したメモリマニュアルが付属しています。また、一部の設定方法は、代理店のウェブサイトで設定方法が公開されていますので、これらを参考にして、オーバークロックメモリの性能を引き出して活用しましょう。

GIGABYTE GA-Z170X-UD5 メモリ設定ガイド / OCMEMORY
http://www.ocmemory.jp/support/guide/gigabyte_ga-z170x-ud5.html



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