自作パソコンの各パーツに電力を供給する「電源ユニット」。PCの心臓とも言える電源ユニットを選ぶとき、よく目にするのが「80PLUS GOLD認証」や「80PLUS PLATINUM認証」などという言葉をよく目にするかと思います。今回は、この80PLUSについてご紹介します。


80PLUSは電源の「効率」についての規格
電源ユニットの80PLUSとは、電源ユニットの変換効率についての規格です。

電源ユニットは、コンセントから供給される交流を、PCパーツで利用できる12Vや5Vの直流に変換するのですが、この変換時に入力側のエネルギー(電力)の一部は、熱など別のエネルギーとなってしまい、目的の直流に変換されない「損失」となります。電源ユニットの変換効率とは、入力側の電力に対して、変換された電力の割合です。

例として、PCパーツが必要とする電力を160W、電源ユニットの変換効率が80%と仮定すると

 160 ÷ 0.8 = 200W [必要電力 ÷ 変換効率 = 消費電力]

となり、PCは200Wの電力を消費します。パーツの動作に必要な電力はそのままで、変換効率90%のより高効率な電源を使った場合、

 160 ÷ 0.9 ≒ 177.78W [必要電力 ÷ 変換効率 = 消費電力]

PCの消費電力は約178Wとなり、PCの消費電力はおおよそ22W削減されました。このことからわかるように、電源ユニットの変換効率が高いほど、PCの消費電力のムダを少なくすることができます。


さて、話を「80PLUS」に戻します。80PLUSとは一定の出力時に、80%以上の変換効率を持っていることを示す規格で、変換効率の良し悪しに応じて、6段階のランクが用意されています。最も低ランクの80PLUS(スタンダード)が、20〜100%の出力で80%の変換効率を基準としているのに対し、最高位の80PLUS Titaniumは10〜100%のすべてで90%以上の変換効率が要求されます。
80plus_logo
 [↑変換効率が高い]
 ・80PLUS Titanium
 ・80PLUS Platinum
 ・80PLUS Gold 
 ・80PLUS Silver
 ・80PLUS Bronze
 ・80PLUS (80PLUSスタンダード)
 [↓変換効率が低い]

 80PLUS規格の詳細については以下のページを参照してください(What is 80 PLUS certified?から参照できます)


まとめると、変換効率が高い電源ユニットほど、PCが消費する電力のムダを削減することが可能で、電源の変換効率は80PLUS規格のランクで判断することができます。

消費電力の低い環境では、電源の変換効率の差によって生じる電力の差も小さいですが、ゲームやエンコード作業など、長時間にわたって大きな電力を消費するようなPCでは、電源ユニットの変換効率による消費電力の差はかなり大きくなります。
80PLUS規格の意味を理解し、パーツ構成や使い方にあった効率の電源ユニットを選択するといいでしょう。

当店のBTOパソコンではPCの運用に合った電源をコストも考慮した上で選択していますが、ご希望の製品があれば構成を変更することも可能ですのでお問い合わせください。

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