PCでゲームを楽しみたいと望むとき、もっとも重視すべきパーツは3D描画を担当するグラフィックカードです。

グラフィックカードは、CGのレンダリングを担当するGPU(Graphic Processing Unit)、GPU専用のメモリであるVRAM(ビデオメモリ)を搭載しており、PCの3D描画性能はグラフィックカードが備えるGPUとVRAMに大きく左右されます。

今回は、PC向けのグラフィックカードに搭載されるGPUの大部分を製造しているAMDとNVIDIAの2社の製品のうち、NVIDIA製GPUの選び方を紹介します。
 

●ミドルレンジ・ハイエンド・ウルトラハイエンドの3分類
現行のNVIDIA GPUのうち、PCゲーム向けのGPUは、ミドルレンジ、ハイエンド、ウルトラハイエンドの3種に分類することができます。以下に現行世代のGPUを分類分けしたものを並べます。

 ミドルレンジ
 GeForce GTX 950
 GeForce GTX 960
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 ハイエンド
 GeForce GTX 970
 GeForce GTX 980
geforce-gtx-980-front

 ウルトラハイエンド
 GeForce GTX 980 Ti
 GeForce GTX TITAN X
geforce-gtx-titan-x-front

ミドルレンジ → ハイエンド → ウルトラハイエンドの順に性能は向上していきます。性能向上と同時に発熱や消費電力も増加しますが、今回は性能に注目して紹介します。

ミドルレンジに分類されるGPUは、フルHDとも呼ばれる1,920×1,080ドット解像度でゲームを楽しむのに適したGPUです。価格は2〜3万円程度と比較的安価なことも特徴で導入しやすいGPUと言えます。PCゲームを楽しむためのPCを自作するなら、まずはこのクラスを検討するのがお勧めです。

ハイエンドに分類されるGPUは、1,920×1,080ドットから2,560×1,440ドット程度までの解像度でのゲームに適しています。ハイエンドのGPUでは、搭載するVRAMの最低容量が4GBとなっており、高解像度テクスチャなどでメモリを大量に消費する最新鋭ゲームにも対応できます。AAA級ゲームと呼ばれるような大作を快適かつ美しいグラフィックで楽しむなら、このクラスのGPUを選択するべきでしょう。

ウルトラハイエンドに分類されるGPUは、特に性能に特化したGPUで、PCゲームならではの美しいグラフィックと高いフレームレートでのプレイを望む方向けのGPUです。また、このクラスのGPUはVRAMの容量が6〜12GBと多く、さらにGPUとVRAM間のメモリ帯域が広いため、2枚差しや3枚差しにすることで、4K(3,840×2,160ドット)クラスの超高解像度モニターでのゲームプレイを可能とします。

その他、今後普及が期待されるVRには、NVIDIA製GPUではハイエンド以上のGPU製品が推奨されています。VRヘッドセットを使い、いち早くVRを体感されたい方はハイエンド以上のGPUをご検討ください。

性能に限って言えば「大は小を兼ねる」のが現世代のNVIDIA製GPUラインナップです。プレイしたいゲーム、組み合わせるモニター、そして予算と相談しながら、どのクラスのGPUを選択するかご検討いただければ幸いです。

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