Broadwell-E用のIntel X99 チップセット搭載マザーボードを選ぶ際のポイントとして、PCI Express周りの仕様について紹介します。

●帯域共有、排他利用が多いIntel X99マザーボード
 Broadwell-Eに対応しているIntel X99 チップセット搭載マザーボードの多くはハイエンド向けの製品であるため、複数のPCI Expressスロットの他にM.2やU.2、SATA Expressなど、PCI Expressバスを利用するインターフェースを複数搭載しています。

 CPUであるBroadwell-EにはPCI Expressコントローラが内蔵されており、40レーンまたは28レーンのPCI Express 3.0を提供しているのですが、チップセットのIntel X99に内蔵されたPCI Expressコントローラは「PCI Express 2.0」までのサポートとなっており、前述のM.2やU.2といった高速インターフェースを最高のパフォーマンスで利用するためには、CPU内蔵PCI Expressコントローラと接続する必要があります。

 このため、メインストリーム向けのLGA1151製品より多くのレーン数を用意しているBroadwell-Eを使うマザーボードでも、基板上に実装された全てのインターフェースを同時に最大のパフォーマンスで利用できない場合が多く、転送帯域が制限される場合や、排他利用となっているインターフェースが少なくありません。

 このため、Broadwell-E用にマザーボードを選ぶ場合、自分が利用したいインターフェースが同時に利用できるのか、事前にチェックしておくことが重要です。


●PCI Express周りの仕様は「ユーザーマニュアル」で確認しましょう
 メーカーの製品ページのスペック欄(とくに拡張スロット欄)をみると、帯域を共有しているものや排他利用になっているインターフェースの情報が記載されていますが、如何せんテキストのみの説明となっていることと、28レーンと40レーンのCPUの情報がそれぞれ記載されて煩雑になっているため、分かりにくくなっています。

 おすすめの確認方法は、メーカー製品情報ページの「ダウンロード」または「サポート」から、当該マザーボードのユーザーマニュアルをダウンロードする方法です。

 ユーザーマニュアルの「拡張スロット」欄を確認すると、PCI Expressスロットで利用できる帯域や排他利用となるインターフェースの情報が詳細に記載されています。

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ASUS X99-A IIのマニュアルより引用

 PCI Expressスロットの帯域配分についても記載されているので、マルチGPU環境や、PCI Express接続のSSDの利用を検討している場合も、この欄をチェックしてみることをお勧めします。



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