Intel Z270チップセットも発売からしばらく経ち、BIOSも落ち着いてきたころかと思います。
Z270ではZ170世代よりメモリクロックの耐性が確実に上がっています。現在、「DDR4-2133〜4266」とメモリクロックで言えば2倍の範囲で選択が可能です。

Z270で安定度、パフォーマンス共に高いPCを組むのにはいい時期かと思います。ではどのクロックのメモリを選ぶといいのか、検討してみましょう。ここではZ270とKaby Lakeを組み合わせを前提としています。

用途 安定動作 パフォーマンス 互換性 ユーザーレベル
DDR4-2133/2400 業務、ネット すべて
DDR4-2666〜3200 高性能PC、ゲーミング 中級者
DDR4-3333〜3600 高性能PC 中級者
DDR4-3733〜4133 OC 上級者
DDR4-4266 OC エンスージアスト

memory_ddr4

●DDR4-2133/2400

標準クロックとなり、一般的な市販PCではこのクロックのメモリが採用されています。通常の使い方であれば、このクロックで問題はありません。マザーとの互換性の問題もほぼなく、安定度も高いので、扱いやすいメモリです。DIYにおいて性能よりも価格を重視する方向けといえます。
DDR4-2133
DDR4-2400

●DDR4-2666〜3200

パフォーマンスと価格のバランスで、PC DIYにおいて主力となるクロックです。市販PCでは採用されないクロックですので、DIYならではのチョイスとなります。
DDR4-3200はZ170世代では、対応できないマザーボードもありましたが、、Z270世代となり、DDR4-3200は多くのマザーボードで対応しています。このクロック以上はメモリを挿しただけではダメで、BIOSでの設定が必要となります。通常はXMPプロファイルを適応すればOKですが、メモリがスペックどおり動作しているかのチェックができるレベルの知識は必要です。市販PCでのアップグレードには使用できません(設定できない)のでご注意ください。
DDR4-2666
DDR4-2800
DDR4-3000
DDR4-3200

●DDR4-3333〜3600

実用環境で最高のパフォーマンスを狙いたい方向けです。DIYにおいて性能にこだわったPCを構築したい場合は、このレベルのクロックのメモリを選んでもいいかと思います。ただし、メモリ設定と安定動作しているかの確認は必要になってきます。また一部のCPU、マザーボードの耐性では安定動作しない可能性もあります。その場合はスペックより1、2段クロックを下げて運用する方法があります。
DDR4-3333
DDR4-3400
DDR4-3466
DDR4-3600

●DDR4-3733〜4133

DDR4-3733以上は16GBモジュールがありません。32GB(8GB×4)が最大搭載容量になります。64GB搭載したい場合は、このクロックは選択できません。安定度がCPU、マザーボードの耐性に左右されるクロックです。いずれも耐性に問題がなれけばXMP設定ですんなり動作しますが、実用するにはしっかりとした安定度チェックが必要になってきます。安定動作が難しいときにクロックやタイミングなど多少設定を変更すると、このレベルのクロックが使いこなせると思います。
DDR4-3733
DDR4-3866
DDR4-4000
DDR4-4133

●DDR4-4266

一部の高耐性マザーボードでないと動作しないクロックです。また設定もメモリクロックの対比だけでなく、BCLKを変更する可能性もあるので、メモリの知識がある方でないとおすすめはできません。また実用するには設定の調整と、安定度テストが必要です。
DDR4-4266