第2世代Ryzenの対応メモリクロックはDDR4-2933ということは前にも紹介しました。ですが、オーバークロックメモリとしてはDDR4-3200が中心で普及していますので、DDR4-2933は馴染みのあるクロックとはいえません。

DDR4-2933はどういった位置づけか?

DDR4-2933で一つ覚えておきたいのは、メモリ電圧です。
現在出回っているDDR4-2933製品はスペックメモリ電圧1.35Vです。DDR4の標準メモリ電圧は1.2Vなので、それより高いスペック電圧の製品となります。DDR4-2133/2400/2666は1.2V製品が中心ですので、上のクロックであるDDR4-2933を安定動作させるにはそれより電圧が必要ということです。

ここで知識的なことですが、DDR4 DRAM(基板に載っているICチップ)は1.2Vスペックで作られています。メモリ製品で1.35Vスペックのものは、メモリメーカーが高いクロックで動作させるために設定しているものということです。DRAMスペック以上の動作をメモリメーカーが検証し、保証して販売している製品です。

CPUメーカーが標準電圧より上のメモリを対応メモリスペックとするのは異例で、AMDも思い切ったスペックで出してきたという気がします。INTELも対応メモリスペックを上げることは可能かと思いますが、1.2Vという枠内で抑えているのかもしれません。

1.35Vで問題ないのか?

DDR4メモリはすでに販売が開始されて3年以上経過しています。当初から1.35Vスペックの製品は存在し、すでに市場にも多く出回り使用されています。もちろんAMDでも検証しているはずですし、一般的な使用においては1.35Vでも特に問題ありません。
ですが長時間高負荷でPCを使用する方で、消費電力、安定動作、PCの寿命を最重視する場合は、DDR4-2666までの1.2V製品という選択肢もあるかと思います。また価格的には広く出回っているDDR4-2133/2400のほうが安いため、そちらを選択してもいいかと思います。
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DDR4-2933メモリのラインナップを紹介

【特徴】
・16GB、32GB、64GBの各セットがある
・2枚組ではLEDイルミネーションがあるTridentZ RGBシリーズも選べる(型番末尾TZRX)
・メモリタイミングはCL14、CL16が選べる

選び方のポイントは、容量は用途に応じてとなりますが、32GBの場合、特にこだわりがなければ2枚組のほうがトラブルが起きにくいと言えます。タイミングは数値が小さい方が高スペックです。少しでも速いものがいいという方はCL14モデルを、価格重視の方はCL16モデルをおすすめします。

互換性については、当店製品ページよりリンクされているG.Skillの製品ページのQVLでマザーボードをご確認ください。

●16GB(8GB×2)
F4-2933C16D-16GFX
F4-2933C14D-16GFX
F4-2933C16D-16GTZRX  (TridentZ RGB)
F4-2933C14D-16GTZRX  (TridentZ RGB)

●32GB(8GB×4)
F4-2933C16Q-32GFX
F4-2933C14Q-32GFX

●32GB(16GB×2)
F4-2933C16D-32GFX
F4-2933C14D-32GFX
F4-2933C16D-32GTZRX  (TridentZ RGB)
F4-2933C14D-32GTZRX  (TridentZ RGB)

●64GB(16GB×4)
F4-2933C16Q-64GFX
F4-2933C14Q-64GFX