PCが正常に起動できない場合に備え、マザーボードには起動不良の原因を探る手がかりになる機能が搭載されています。

 今回は起動不良時に役立つマザーボードの機能を紹介いたします。

●一番シンプルな機能「ビープ音」

 ビープ音(BEEP音)は、マザーボードの起動シークエンスの実行結果を「ブザー音」で知らせる機能です。ほとんどのマザーボードは専用のピンヘッダを備えており、これにビープスピーカーを接続することで利用できます。

 ビープ音は長音と短音の組み合わせ(ビープ音コード)で起動シークエンスの状態を通知します。ビープ音コードが示す状態については、マザーボードメーカーやBIOS(UEFI)によって異なりますが、正常に起動した場合は短音×1、または長音×1のシンプルなブザー音で通知されます。

 多くのマザーボードではビープ音を利用するにあたって、別売りのビープスピーカーを用意する必要があります。

●最近流行りの「LEDインジケーター」

 最近のマザーボードで採用例が増えつつあるのがLEDインジケーターです。

 マザーボード上に「CPU」「DRAM」「VGA」などの名称がつけられたLEDが配置されており、起動シークエンスにおいてテストを実行しているデバイスに対応したLEDが発光します。

 起動不良が発生した場合はテスト中のLEDが発光したままとなるため、そこからどのデバイスに問題があるのかを推測することができます。

 ビープ音と違って別途スピーカーを用意する必要はありませんが、すべてのマザーボードに実装されている訳ではありません。また、LEDはマザーボード上に配置されているため、内部が見えないPCケースを利用している場合など、マザーボードが視認できない状態では利用できません。

●オーバークロッカーは必須!?「POSTコードLED」

 マザーボード上に実装した7セグメントLEDで、2桁の英数字で構成された「POSTコード」を表示するのがPOSTコードLEDです。
Post_LED
 POSTコードはマザーボードメーカーやBIOS(UEFI)によって異なりますが、各起動シークエンス毎にコードが割り当てられているため、不具合が発生したタイミングを知ることができます。

 マザーボード上の7セグメントLEDを使用するため、マザーボードが視認できない状態では利用できないのはLEDインジケーターと同様です。また、POSTコードLEDを搭載しているのはハイエンドクラスの製品以上が基本で、エントリーからミドルレンジの製品にはほとんど搭載されていません。

 何度もPOSTコードの数字の遷移を見れば、どういったシークエンス状態かがわかり、的確にPCのポスト状態を把握できます。PCの限界を探るオーバークロッカーはぜひ欲しい機能と言えます。