2019年のメモリの動向を予想をしてみたいと思います。

●RGBメモリが一般的

2018年のメモリの傾向としてはRGB対応の製品が一気に増えたことがあげられます。
メモリに限らず全PCパーツにおけることですが、新製品はRGBでなければいけない的なちょっとパーツの本筋から外れた流行りぶりのような気もします。

ライティング方式はRGBが出始めのころのLEDが1つのパターンで光るものから移り変わり、メモリ上部をバーで覆い、5つほどのLEDでライディングパターンをコントロールできるものが主流となってきています。
TridentZ RGB_4sticks02
G.Skillがこのバーライティング方式のメモリで先行していましたが、現在は多くのメーカーから同様のデザインの製品が登場しています。
またライティングはマザーボード各社のユーティリティでPC全体を統合するものとなってきています。


RGB対応製品が一般的になるにつれ、ハイエンドメモリはほぼRGB対応製品となりました。RGB対応でないシンプルな高クロックメモリは数が少なくなっています。シンプルなハイクロックメモリを求めている方もいらっしゃると思いますので、これはちょっと残念な傾向ではあります。

●標準クロックはDDR4-2666とDDR4-2933

DDR4の標準クロックはDDR4-2400からDDR4-2666に移り変わっています。INTELの主要チップセット&CPUはDDR4-2666対応モデルとなっています。またAMDが2018年6月に投入したRyzen第2世代はDDR4-2933対応となっています。多少先走り感があるものの、AMDのほうが上のクロック対応となっている状況です。
OCM2933CL16D-16GBNH_2933_2stick dual

グラフィック機能が統合されたAMDのAPU(Ryzen5 2400Gなど)ではパフォーマンスにおいてメモリクロックによる影響が大きいため、ハイクロックメモリを使う意味合いが高くなっています。


●オーバークロックメモリはDDR4-3200〜4000

オーバークロックメモリの標準的なクロックはDDR4-3200が定着してきています。DDR4発売当初はSamsungチップでないと実現できなかったクロックですが、現在ではSk Hynixのチップ、MicronのチップでもDDR4-3200オーバーのスペックが作れるため、価格も下がり一般化してきています。またAMD環境との相性が良かったことからSamsung B dieチップが注目を浴びましたが、現在では互換性が上がっているため他のICチップでもAMD対応できています。そのため一般的使用においては、あえてSamsung B dieを選ぶ理由がなくなってきていますが、オーバークロックで限界を狙うユーザーにとってはまだまだSamsung B dieチップが現役となっています。


Intel Z370世代においては、さらに上のクロックはDDR4-3600が標準的位置づけになり、2018年11月に発売となったIntel第9世代Coreプロセッサではさらにメモリクロック耐性も上がっているため、ハイパフォーマンスを狙う方はDDR4-4000オーバーでの運用も十分可能となっています。ただし、DDR4-4000を超えるメモリには電圧1.4V以上のスペックも存在するため、冷却には気を付ける必要があります。

AMD環境においてはDDR4-3600がほぼ限界クロックで、しかもマザーボードの対応がかなり限られるため通常はDDR4-3200〜3400がハイクロックメモリと言えます。AMD標準クロックはIntelより上のDDR4-2933ながら、実際ハイクロックが伸びるのはIntelチップセットであるということになります。間違ったIntel用ハイクロックメモリを購入するとスペック動作しないことが考えられるため、注意が必要です。


2019年のメモリ選びのおすすめとしては、Intel用ではDDR4-3600〜4000製品、AMD用ではDDR4-2933/3200製品となります。最新チップセットを使用する場合ですので、旧チップセットで利用する場合はよく対応をご確認ください。



●2019年の傾向予想

RGBについては、製品が一巡した感があります。以後はG.Skill TridentZ Royal デコレーション感が強いもの製品や、主要パーツ以外の細かな製品へとシフトいくと思われます。
TridentZ Royal_01
流れとしてはただデコレーションのために光らせるだけでなく、機能的なものを取り込んだライティングも増えてくると考えられます。外部デバイスと連携しつつ、天気、健康状態をはじめ気になる指標に反応するPCパーツが登場してきてもおかしくありません。

またメモリの価格が下がりつつあるので、大容量化しやすくなってきました。1枚32GBのメモリも登場しました。価格の下落と共に、64GB、128GBという大容量メインメモリ搭載がしやすくなる年となりそうです。