Intelから新CPU「Core i5-9400F」が発売され、コストパフォーマンスの高いミドルレンジCPUとして注目を集めています。今回は、この新CPUの末尾に与えられたアルファベット「F」の意味についてご案内します。
Intel Core i9 9th Gen

●内蔵GPUが無効化されたFプロセッサ

 型番末尾にアルファベットの「F」が加えられたCPUは、先日発売されたCore i5-9400Fの他に「Core i9-9900KF」などが登場予定です。これら「Fプロセッサ」の特徴は、Intel製CPUに統合されているGPUコアが無効化されている点にあります。

 Fプロセッサでは内蔵GPUが統合されていないため、マザーボードの画面出力端子が利用できなくなる他、GPUが備えるハードウェアエンコーダを用いるIntel QSVなどの機能が利用できません。

 内蔵GPUに関連する機能は一切利用できないものの、CPUのコア数や動作クロックなどの仕様はFのつかない通常版CPUと同等であるため、グラフィックカードと組み合わせて内蔵GPUを使わないのであれば、Fプロセッサは通常版CPUと変わりないスペックのCPUとして利用できます。

●Fプロセッサと通常版、どちらを選ぶべき?

 先日発売されたCore i5-9400Fは、通常版がまだ発売されていない型番のCPUであるため、Fプロセッサと通常版のどちらを選ぶべきかという選択自体が存在しません。

 今後発売予定のCore i9-9900KFなどの同等の型番が存在するモデルについては、Fプロセッサが通常版と同価格以上であり、どちらも在庫があるのであれば、Fプロセッサを選ぶメリットはありません。

 通常版が存在するFプロセッサの価値は、より安い価格であることか、通常版の在庫が枯渇している場合に生じます。グラフィックカードの利用が前提の用途では、同価格以下で入手可能なのであれば、Fプロセッサを選んでも損はないでしょう。