光学ドライブは、CDやDVD、Blu-ray Disk(BD)と言った光ディスクの再生や記録を行うための機器です。自作PCにおいては、5インチベイ型やノートPC向けのスリム型といった内蔵型と、USB接続の外付け型のドライブが普及しています。

 現在販売されている光学ドライブは、「DVDドライブ」「BDドライブ」の二種類に大別されます。たいていの光学ドライブは基本的に後方互換性を備えており、DVDドライブはCD、BDドライブであればDVDとCDを扱うことができます。

 ただし、各ドライブ毎に「読み取り対応メディア」と「書き込み対応メディア」が異なります。DVDやBDという規格の中にも、記録層の構造や書き込み方式の違いによって多くの種類が存在しますので、使いたい光ディスクが利用可能かどうか製品スペックを確認する必要があります。

 また、光学ドライブにはディスクの読み取り速度や書き込み速度が「倍速」という単位で規格化されています。基準となる等倍(1倍速)のデータ転送速度は、DVDが約11.08Mbps、BDが約36Mbpsです。高倍速のドライブほど高速な読み書きが可能ですが、速度は光メディアの対応倍速に依存する場合があります。

 光学ドライブを選ぶ際は、利用したい光ディスクへの対応の有無が最重要ポイントです。読み書きの時間を短縮したい場合は高倍速対応ドライブを選ぶと良いでしょう。また、光学ドライブの利用頻度が低い方や、内蔵型ドライブを搭載できないPCケースをご利用であれば、着脱が用意なUSB外付けドライブを選ぶのもおすすめです。


●最新規格「Ultra HD Blu-ray」とは
 Ultra HD Blu-ray(UHD BD)とは、4k解像度やHDR(High Dynamic Range)に対応した光ディスクの新規格です。BDと名がついていますが、従来のBlu-ray Discとは互換性が無く、再生にはUHD BD対応の光学ドライブが必要となります。
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▲PioneerのUHD BD対応内蔵ドライブ

 既にUHD BD規格の映像作品の販売は開始されていますが、これをPCで楽しむためには様々な対応パーツを用意する必要があります。

 UHD BDに対応した光学ドライブはもちろんのこと、Intel SGXに対応した第7世代Coreプロセッサ(Kaby Lake)以降のCPUと、同CPUの内蔵GPUでHDCP 2.2出力が可能なマザーボード、HDCP 2.2対応ディスプレイなどが必要となります。

 お手持ちのPCがUHD BDの再生に必要なスペックを満たしているかどうかは、Cyber Link社が提供している「Ultra HD Blu-ray Advisor」でチェックすることができます。UHD BD再生PCの構築をお考えの方は、同ツールで最小要件を確認されることをおすすめします。

 Ultra HD Blu-ray Advisor 概要
 https://jp.cyberlink.com/stat/bd-support/jpn/index.jsp