かつて、SSDはデータ転送速度でHDDを圧倒する一方で、記憶容量が小さく、容量単価の高いため、転送速度が体感に影響しやすいOSやアプリケーションをインストールするためのストレージとして使われてきました。

 しかし、TLCやQLC方式のNANDフラッシュメモリの普及により、2020年には8TBもの容量を実現するSSDが一般ユーザー向けに発売され、2TBや4TBの大容量SSDも1GBあたり20円を切る容量単価で販売されています。

 多くのユーザーにとって、2TBや4TBのSSDは、従来HDDが担っていたデータの保管庫としての用途を代替可能な記憶容量です。依然としてHDDとの容量単価の差は大きいものの、単体で十分な容量を備えたSSDが登場したことは、PCの内蔵ストレージ全てをSSDにするという選択をより現実的なものとなっています。
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▲M.2モデルも大容量化している

 特に、SATA 6Gbpsを採用する2.5インチ型のSSDであれば、2TBで2万円前後、4TBも5〜6万円ほどから購入できますので、既にお使いのHDDを置き換える形でSSD化することができます。このクラスの大容量SSDともなれば、書き換え耐久性(TBW)も数百テラバイトは確保されていますので、データの保管場所として利用する分には、書き換え寿命を心配する必要もありません。

 これからPCの自作をお考えの方や、HDDの交換を検討されている方は、HDDの代わりに大容量SSDを使ってPCのパフォーマンスをステップアップしてみてはいかがでしょう。