3D V-Cacheを搭載したAMDの新たなゲーミング向けCPU「Ryzen 7000X3Dシリーズ」が、発売されました。今回はRyzen 7000X3Dシリーズのラインナップと特徴を紹介いたします。

●3D V-Cache搭載のゲーミングCPU「Ryzen 7000X3D」

 AMDのRyzen 7000X3Dシリーズは、Zen 4アーキテクチャを採用したRyzen 7000シリーズをベースに、追加のL3キャッシュをCPUダイに積層する「3D V-Cache」を搭載したSocket AM5対応CPUです。

 現時点でラインナップされているのは、「Ryzen 9 7950X3D」、「Ryzen 9 7900X3D」、「Ryzen 7 7800X3D」の3製品で、上位のRyzen 9が3月3日、Ryzen 7は4月6日の発売が予定されています。
Ryzen 7000X3D

●ゲーミング性能を引き上げる3D V-Cache

 3D V-Cacheは前世代のRyzen 7 5800X3Dで初採用された技術で、CPUのゲーミング性能を大きく向上させることが知られています。既に公開されているRyzen 7950X3Dのベンチマーク結果などによれば、従来のRyzen 7000シリーズや第13世代Coreを凌駕するゲーミング性能を実現しているようです。

 Ryzen 7000X3Dシリーズでは、1基のCPUダイ(CCD)に64MBの3D V-Cacheを搭載することで、Ryzen 9では128MB(96+32MB)、Ryzen 7は96MBのL3キャッシュ容量を実現しました。

 なお、Ryzen 9では2基のCCD間でL3キャッシュの容量が異なるという特殊な構成となるため、キャッシュを効果的に活用するための専用ドライバが用意されます。このドライバはゲームとそれ以外の処理を2つのCCDに適切に振り分けることで、パフォーマンスを最適化するものとされています。

●Socket AM5マザーボードはBIOSアップデートでRyzen 7000X3Dに対応
 Ryzen 7000X3Dシリーズは、Socket AM5を採用する既存のマザーボードに対応BIOSを導入することで利用できます。

 Ryzen 7000X3Dを購入される際には、組み合わせて使用されるマザーボードにRyzen 7000X3D対応BIOSが公開されていることを予め確認し、BIOSをアップデートしたうえで搭載されることをおすすめします。