2012年05月23日

120523
東京スカイツリー公式サイトより


朝のテレビでライトアップされた東京スカイツリーを見た。
足元から見上げるような格好で、天高くそびえたつ塔をカメラはとらえていた。
さすがにでかいし、迫力があった。

僕がいままで見ていた東京スカイツリーは、
都内の移動中にふと見かける昼間の姿であり、ただの灰色の塔。
よく目にしたのは、湾岸の高架ホームになっている京葉線の新木場駅で、
そこは見通しがよく、手前は夢の島公園、その向こうが工場や倉庫街、
遮るものなく東京スカイツリーの全景が見える場所だった。

灰色の、なんだかシケた煙突みたいなタワーだな、
ぐらいのイメージしかなかったのだ。

ローアングルの夜の東京スカイツリーは、
そんな昼の顔とはまったくちがう。別物のようだ。
(ちなみに上の画像はオリジナルより多少鮮やかに調整しています)
駅前とはいえ東京の下町の真ん中であんなものが屹立する様子は
いかにも異質で、それは僕に村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』で
主人公が「ドルフィン・ホテル」を目の当たりにするシーンを
思い起こさせた。

 いるかホテルの場所を僕ははっきりとは覚えていなかったので、それがすぐにみつかるかどうかいささか心配だったのだけれど、心配する必要なんて何もなかった。ホテルはすぐにみつかった。それは二十六階建ての巨大なビルディングに変貌を遂げていた。バウハウス風のモダンな曲線、光り輝く大型ガラスとステンレス・スティール、車寄せに立ち並ぶポールとそこにはためく各国旗、きりっとした制服を着込んでタクシーを手招きしている配車係、最上階のレストランまで直行するガラスのエレベーター……そんなものを誰が見落とすだろう? 入り口の大理石の柱にはいるかのレリーフがうめこまれ、その下にはこう書かれていた。
「ドルフィン・ホテル」と。
 僕は二十秒ばかりそこに立ちすくんで、口を半分開けて、そのホテルをただじっと見上げていた。そしてそれからまっすぐ延ばせば月にだって届きそうなくらい長く深い溜め息をついた。僕はすごく驚いたのだーーごく控えめに表現して。
(村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』より)



展望フロアやショップには特にこれといった興味もなく、
桜の季節にも気持ちは動かなかったが、ライトアップされた
夜の東京スカイツリーは自分の目で足元から見上げてみたいと思った。
何週間、何ヵ月後かはわからないが、そのうちに。



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2012年05月21日

初夏の朝は気持ちがいい。
早めに家を出て、1時間早い出社。
今日のTO-DOを整理して、事務的なことを先に済ませる。

途中、大師橋で金環日食を肉眼で観察。
実は日食グラスを入手していたので持参していたのだけど、
Twitterのタイムラインを眺めていると
「日食グラス持ってる奴多すぎワロタ」が散見され、
なんとなく出さずじまいになってしまった。
ふと、小学校のとき大をしにいこうとすると茶化されて
我慢してしまったときのことを思い出した。
この内気な感じは我ながらよくわからない(笑)

もっとも、肉眼でくっきり見える程度に曇っていたから
実際必要なかったのだった。6/6には金星が観察できるそうなので
まだ捨てずにとっておこう。

120521
▲国会議事堂前にて(←キャプションいちいちいらないね)

● 本日のタイム
往路:1h43
復路:1h24

【往路詳細】自宅→会社
時間帯 :7〜8時台
走行時間:1h15
走行距離:21.05km
平均速度:16.8km/h
最高速度:34.0km/h
積算距離:9866.6km

【復路詳細】会社→自宅
時間帯 :21〜22時台
走行時間:1h14
走行距離:23.26km
平均速度:18.8km/h
最高速度:39.5km/h
積算距離:9889.9km

● 追記(5/22)
だいぶ気力と体力が戻ってきたのを感じる。
前回の自転車通勤では疲れたな〜、荷物重いな〜、
家が遠いな〜とかなり「負けていた」のだが、
今回はわりと積極的に身体が動いた。
こうやって少しずつ戻していけば、
また遠出しようという気になると思うんだ。

120521_2
▲帰りに立ち寄った平和島JCT。知る人ぞ知る歩行者通行エリアが工事で
封鎖されており、フェンス越しに撮影。もちろん「住人」の姿はない。
工事後は、寂れた廃墟のような趣きが一変してしまうのだろうか?


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2012年05月17日

連休のことを今頃書くのも変だけど…
そして総括というほどの内容もないけど、備忘録的に。。。

4/27(金)まではやたらめったらホントに忙しかったんだが、
GWはクライアントも代理店も休む気満々だったので
そのおこぼれに預かってウチも暦通りの休みがとれたというわけ。
5/1,2の出勤以外は全部休んだので、合計7日間も
休日があったことになる。これはすごいね。

基本的には自宅&地元でゆっくりしてた。
出かけたのは横浜とか実家ぐらいかな。

120504_02
▲これはすでに書いたけど、東扇島ポタリングのひとコマ。

120505_01
▲ダイキャストミニカーの清掃。戸棚にしまいっぱなし
だったりするので、中にはカビが発生している部分もある。
カビや汚れを拭き取って、風通しの良いところで乾燥。
ただ、近頃あまり根気がないので全部はできなかった。
よく数えてないけど実は400台ぐらいあるんだ。

120505_02
▲amazon他で買い物。このうちDELLノートのバッテリーは
ホントに買って良かったと思った。購入時から使用の9セルバッテリーが
もう使い物にならない状態だったので、ROWAの6セルバッテリーを
買ったんだけど、6セルだとジャストフィットサイズで、PC本体からの
はみ出しがない。軽量化もされるので、持ち歩きにメリットあり。
で、今年からポータブルWi-Fiを携行したりしてるので、外出先での
PC活用もありだな!ということで、最近またPC持ち歩き生活に
戻ったりしている。iPhoneもいいけどPCのほうが自分的には「本来」
という気がするね。
それから写真にある「マルチ充電ケーブルセット」はiPhone充電用に
持ち歩いているエネループ(USB)をドコモのケータイやPSPなどにも
使いたくて買ったもの。
そして、本。激務にかまけてずっと本から遠ざかった生活をしていたが、
また読書生活を取り戻すこととした。最近気に入っているのはリチャード・
ブローティガン。「意味わかんないけど、なんかイイ!」というテキトーさが
自分にはしっくりくる。もうひとつはフランス文学だけどミシェル・ビュトールが
スイスの大学で講演したときの話を収録したもの。このなかに、当人が
自分の小説作品の解説をするくだりがあって、僕はそういうのを読むのが
好きなので買ってみた次第。ビュトールの作品は「心変わり」を読んで
面白かったので今は「時間割」を読んでいるところ。結構複雑なんだけど
丹念に読んでいくとなんとか理解できるかなという感じ。

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▲両親に招かれて叙々苑。
たぶん母の発案だったと思うけど、なんかご馳走してくれた。
叙々苑自体は初めていったけど、おいしかった。ただ、最近は色々
おいしい焼肉屋さんあるので、群を抜いてということはなかったけどね。
それと、昔から生ものに絶大な自信を持っている父が
「タン塩、焼けるの待ってられないね」などと言い出し、また生で食ってた。
まあ、別に心配してないからいいけど、いい歳なんだから自重しなよと
忠告しておいた。

以上。


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2012年05月16日

快晴。
朝起きたときから自転車通勤日和と思った。
気候的にはこのぐらいがベスト。
半袖、サンダル、ジーンズの裾を膝までたくし上げ、
ラフな服装で時間も気にせず走ってきた。初夏はいいね。

…と、珍しく即時更新してみました。

120516102643
▲高輪橋架道橋のトンネル@往路
こないだも書いたけどiPhone4Sのカメラ、補正なしでここまで
撮れるんだから大したものだなぁ。アップルのくせに…


● 本日のタイム
往路:1h24
復路:1h22

【往路詳細】自宅→会社
時間帯 :9〜10時台
走行時間:1h13
走行距離:20.93km
平均速度:17.0km/h
最高速度:31.9km/h
積算距離:9823.2km

【復路詳細】会社→自宅
時間帯 :22〜24時台
走行時間:1h15
走行距離:22.37km
平均速度:17.6km/h
最高速度:36.8km/h
積算距離:9845.6km


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2012年05月11日

以前にも書いたことがあるけど、こないだの連休に
川崎の工場地帯の端っこにある東扇島に行ってきた。

とりあえずそのときの写真を先にUP。
全部iPhone 4Sで撮ったんだけど、
意外とよく撮れるんで感心してしまった。
Appleにしてはよくできるなと。

(テキストはあとで時間があれば書く)


120504_01
▲グリーンの部分がちゃんと扇形になってるね。

120504_03
▲対岸の工場をバックに。アングルをあれこれ検討してたら運河の色がいい感じにみどりがかった。

120504_04
▲広いウッドデッキと運河の向こうは羽田空港。

120504_05
▲人道トンネル出入り口の脇で。廃墟のような建物はまだ使われている模様(見回りのおっちゃんがいた)。

120504_08
▲出入り口からこんな階段を降りてくる。

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▲これがトンネル。「自転車は降りてください」。
レンズを通して見るとはるか彼方、という感じがする。

120504_07
▲監視カメラ。

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▲おまけ:親友のBromptonと「2ケタの鍵」。
これは盗る気がなくてもチャレンジする奴いそうだ(笑)

TEXT:5/16更新


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更新さぼってた。
連休合間に久々の自転車通勤したので記録残しておく。

激務&運動ゼロの数ヶ月を経て、
健康回復もまだ不完全と自認していたので
急激な運動を避けて無理のないペースで走った。

体調は特に問題なし。ただ、お尻が痛かった。
これは体重増ではなく、体中の筋肉が落ちて
前傾姿勢がとれなかったせいだろう。

帰路でお気に入りの平和島ジャンクションに立ち寄った。
が、エリア全体がフェンスで覆われ、中にはパワーショベルが
2台。どんな工事をするのだろう。あの怪しい寂れた雰囲気が
好きだったのだが…。今後が心配だ。

ところで自転車は室内保管(玄関)しているんだけど、
だいぶ埃をかぶっていた。まあ、これは拭けばいい話。
それと、ブレーキがだいぶヘタっていたな。
近々シューを交換しないとダメそう。


● 本日のタイム
往路:1h20
復路:1h37

【往路詳細】自宅→会社
時間帯 :8〜9時台
走行時間:1h09
走行距離:20.69km
平均速度:17.7km/h
最高速度:31.6km/h
積算距離:9773.9km

【復路詳細】会社→自宅
時間帯 :18〜20時台
走行時間:1h19
走行距離:23.37km
平均速度:17.6km/h
最高速度:47.5km/h
積算距離:9797.3km

復路のタイムが多めにかかったのは、古い友人からの
電話があったため。彼とは3歳から高校卒業するまで
ずっと同じ学校だった。この話を共通の知り合いにすると大抵驚かれる。
「ぜんぜん仲良さそうじゃないじゃん!」と。でも昔から彼とは
そういう感じだった。特に仲が悪いわけでもなかった。


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2012年04月10日

久しぶりにここに来ました。
何年もの間、ずっとここを自分の居場所にしていたんですが
年明けから3ヶ月、僕はここにただの一言も言葉を残すことができませんでした。

そればかりでなく、何年も日課として続けていた、
このブログの元となる「手書き業務日誌」すら
この3ヶ月間はほぼ白紙の状態です。
今までA4のレポート用紙1枚に2段組で一週間分書いていたものが、
2日分で1枚が埋まってしまうようになったあたりから断筆となりましたね。

はっきり言って今までここに書いてきた「多忙」どころの騒ぎではない
「激務」に遭い、あるいは自ら志願してそこに身を投じ、今日に至ります。

仕事は常に山積みで(同日同時進行17件とか、手持ち30件以上とか)
朝から晩までひっきりなしで対応に追われ、ほとんど毎日
明け方タクシー帰りをしていました。まだこの状況は続いています。

仕事がどんどん指名で来るのは喜ばしいことで(コンペも連勝するなど)、
キャパを超えている今もまだまだ歓迎中。
ただ、ボスもいよいよキレましたが、社内のヘタレさが
この勢いにブレーキをかけている状況があります。
前から書いていますが、僕以外のチームは赤字垂れ流しの状態なので。

僕も当たりはソフトですが内心はかなり殺伐としていて、
四苦八苦しながら社内に仕事をまわし、その一方外注でもまわし、
企画絡みの難しいプレゼンは自分でやったりしています。

社内には無理をさせていますが、来月生き延びるか沈没するかという
緊急事態になってしまっているので、責任範疇としてやってもらうしかありません。
今のところ皆おとなしく指示に従ってくれていますが、
さすがに表情は明るくありませんね。なんか気に食わないことでもあるんでしょう。
でも、小さい会社で赤字を続けることがどういうことを意味するのか
よく考えたほうがいいと思うし、こういう人は自分からもっとモチベーション上げて、
きびきびやってかないと今後どこに行っても厳しいでしょう。

とりあえず仕事はそんな感じです。仕事はね。

ままあることですが、そういうときに限って人生も厳しい局面を迎えたりするんですね。
これは痛感しました。仕事切羽詰ったまま明け方に帰る→すぐ早朝から別件、みたいな
ことが続いたりして、心身ともにどうにか持ちこたえたい!という一心でやってましたね。
必死の一言に尽きるという感じです。
まあ、お時間のある方は僕のついろぐなど眺めていただけると嬉しいです。

いつかいろいろな話をここに書きたいと思います。

それではまた。

次の更新はまったく未定です。



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2012年01月06日

今日は仕事始めだった。
年末年始休みが7日間あったため、
すっかり休みモードのココロとカラダで本日を迎え、
やはりぎこちない始動となった。

とはいっても、いきなり入稿やら何やらいろいろあって、
前半戦は主に書類仕事や連絡作業、後半戦は企画書の修正と提出
などなどで、あっというまに一日が終わってしまった。

忙しいというのはこんなレベルのものではないはずなんだけど、
正直に打ち明けると今日は忙しかったし、疲れもした。

ただ、こうやって年が明けて、また「商売」が始まってゆく感覚は楽しい。
年末のアメ横や築地市場の初競りを見ているといかにも「商売」の原型という
感じがするが、我々制作も同じく「商売」。あれほどの熱気や大声はないものの、
人と人のつながり、言葉のやりとりによって成り立っている。
年末年始は、こうした原点を改めて感じさせてくれる機会なのだなと
今日は改めて確認した気がした。

何の縁があってか、僕はこういう「商売」をして自分の人生を生きている。
今月も来月もまたかなり無茶苦茶な日々になりそうな予感(各代理店方面から
引き合い多数)だが、自分に課された運命を素直に受け入れて
しっかり「商売」をして、活気を呼び込んでいきたい。

とりあえず年頭の思いとしてはそんなところかな。


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2012年01月03日

昨年に引き続き、元旦のお正月広告ウォッチング。
僭越ですが、今年も感想を勝手につらつらと。
全体的にはやはり、大震災を踏まえて原点に立ち返るというものが多かったですね。


120101-01
▲積水ハウス。笑顔が印象的な3世代家族の記念写真。こうやってわが家で
お正月を迎えられることが、積水ハウスの考える「幸せ」のひとつと。
住まいづくりの原点には家族の幸せがあるという趣旨。
メッセージはよくわかるんですが、積水ハウスならではの「何か」が
僕には見えてこなくて、ちょっと物足りない感じがしました。


120101-02
▲日立グループ。これは「日立の樹」ですよね。見慣れた全景のビジュアルではなく、
クローズアップの画でダイナミックな生命力を描き、メッセージを力強く伝えています。
ものづくりの原点にしっかり根を下ろして、暮らしを支えること、
今日を支えて未来へ伸びる、大きな一本の樹へ…と書かれています。
様々な意味を包括させているのだと思いますが、結構「難しい」印象の広告と感じました。


120101-03
▲ダイワハウス。2011年は我々の社会や暮らしを支えるエネルギーについて
みんなが考え直した一年でした。「家」にできることとして、ダイワハウスは
「エネルギーを自給自足できる家」を提案。2012年は、現在展開中の
xevoシリーズにさらに磨きをかけてくるということなんだろうか。
具体的にはわかりませんが、何か決意があるようです。


120101-04
▲花王。紙面のトーンは昨年と同じ。「毎日のささやかな喜びを大切にしたい」
というコピーにある通り、根っこにあるテーマは「幸せとは何か」ですね。
真っ白なシャツに凛とするとか、髪が思い通りになるとか、
お風呂でゆったりするとか、花王製品とともにある暮らしの中の
「ちょっと嬉しい」が語られています。
ふと、村上春樹の言う「小確幸」を思い出したりしました。


120101-05
▲トヨタ。「Re BORN」は時代の気分もとらえて、いい広告だと思います。
すっきりしてて強くてわかりやすい。こんなこといいな、できたらいいなの
「クルマのドラえもん化」。多くの人がクルマに背中を向け始めている中で
それでも堂々とクルマを売るというところが潔くていいんじゃないでしょうか。
かつての「エコ替え」なんていう嘘を含んだキャンペーンがありましたが、
ああいうのに比べたらずっといいですよね。


120101-06
▲サントリー。武田双雲の書で「笑う門には、福来る」。
プレモルは金曜日だけではなく、お正月も主役です。
特にひねりもないストレートな広告ですが、
お正月のおめでたい雰囲気が紙面に満ちていて良いですね。


120101-07
▲日産。100%電気自動車リーフの広告。
「電気自動車のある暮らし」に賛同する人をTwitterで募り、
支持者のアイコンでビジュアルを構成しているとのこと。
意図はわかりますが、インパクトの弱い紙面になってしまったように思います。


120101-08
▲キヤノン。「空想で終わるか。芸術で残せるか。」
写真は黒澤明監督です。EOSは映画という新しい領域へ挑むということで、
映像文化の未来をつくっていきたい、と語っています。キヤノンの独自の物語と
美学が感じられて、良いなあと思いました。


120101-09
▲パナソニック。2011年を振り返るくだりは完全に端折って、単刀直入に
時代のニーズに向き合っています。パナソニックのソリューションがくらしを変え、
新しい価値をつくる、という趣旨で、具体例として「藤沢サスティナブル・スマートタウン」を
取り上げています。ビジュアルはまさに未来を描いているところ。
ちなみに、このネオンぽいレインボーの発光はパナソニックのツボでしょう。


120101-10
▲最後は資生堂。「お化粧」の原点に立ち返り、人生とともにあることを
静かに語っています。あからさまには言及していませんが、2011年という
一年に対する配慮がはっきりとわかる語りです。
ビジュアルはナチュラルな美しいトーンで、
揺らぎのある文字組みとともにとても気持ちがいいなと。
そして「お化粧」が美しいのではなく、「お化粧」が女性本来の美しさを引き出すという
スタンスが画から感じられる広告だと思いました。



と、いうわけでご挨拶が遅くなりましたが
本年もB級グラフィックデザイナをよろしくお願いします。




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2011年12月30日

最近なんとなくテレビをつけるようなときには、
通販番組にすることが増えた。

理由はセールストークの勉強。

今年はダイレクトレスポンス系の得意先が一気に増えた一年だったが、
デザインだけでなく、ディレクターとしてコピーライターに
発注する立場でもあったので、コピーや企画についての「審美眼」を
磨く必要に迫られた。ときには自分でコピーを書かねばならない場面もあり、
簡単なリライトや修正ぐらいライターに頼まなくてもできるでしょ?と
代理店の人にも言われたりする(急ぎの場合)。

ダイレクト系のコピーは一般の純広コピーとは異なるもの。
僕がいつも仕事をお願いしているライターは元々純広系のひとで
美容・健康関係のネタに強いが、やはり最初の頃は代理店から
ダメ出しの大嵐。ベテランでもかなり難儀する世界なのであった。

もうずいぶん馴れてきたが、「いまだに難しいと感じる」と彼女は言う。
たぶん、常にダイレクトの仕事ばかりをやっているわけではないからだろうね。
僕にしてもそうなのだが。

テレビ通販の視聴が良いと思うのは、
セールストークを耳から入れられることである。
その手の本を読むのも悪くはないのだけど、
耳から繰り返し入ると体が自然に覚えていく。それが狙い。

学びたいのは、基本の「型」。
武術と同様「型」が大事かなと。

そのときどきで注目するポイントが違ったりもするけど、
最近勉強になるなぁと思うのは
つかみのターゲットインサイトから
当該商品へ落とすまでのスピード感。

それと、新聞原稿で言えばボディーコピーや図解などの
ディテールに及ぶところになるが、
ネガティブに受け取られかねない要素を
ポジティブに言い切る特徴説明や、畳み掛けの間合いや演出など、
商品をおすすめする独特なレトリックも耳から入ると学びやすい。

そういう観点で視聴していると、通販番組は大変勉強になる。
彼らのセールストークは決して話者の個人技でやっているのではなく、
クライアントや代理店、制作会社が吟味に吟味を重ねて作り上げた
台本の上に演じられているものだから、非常に細かい部分のつくりに
うんうんと感心しながら見ていたりする。これに加えて実際のターゲットの
反応の様子も間近で見ることができたら尚良いね(自分の両親とか)。

今朝もそんな目で耳で、QVCを見ていましたとさ。



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