smartphoneIMGL0018_TP_V
はじめに
 私、一世代前のドキュメントスキャナー(ScanSnap S1500)をずっと使ってきましたが、ScanSnap S1500は古い文庫本などの薄紙で重送エラー(給紙エラー・紙詰まり)発生率が高く、スキャンのやり直しで手間がかかりイライラしてきます。
 
 ScanSnap S1500のような旧世代ドキュメントスキャナーは、最新世代のドキュメントスキャナーと給紙機構(ローラーによる紙送り機構)が原理的に違うので、原理的に給紙エラーが発生し易いのです。
 
 そこで今回は、最新型のEPSON製ドキュメントスキャナー(DS-570W)を購入したので、実際に薄い紙をスキャンして、エラーの発生頻度や画質を比較します


※左画像:EPSON製DS-570W ,右画像:FUJITSU製ScanSnap S1500



記事の対象者
・1世代前のドキュメントスキャナー(ScanSnap S1500等)を使っており、そろそろ最新タイプに買換えたい人。

・最新型のEPSON製ドキュメントスキャナー(DS-570W)は、旧世代タイプと比べて重送エラー(給紙エラー・紙詰まり)が発生し難くなっているか知りたい人。

・FUJITSU製ScanSnapとEPSON製DS-570Wで、画質や使い勝手の違いを知りたい人。



1.スペック表からのおすすめドキュメントスキャナー
 スペック表からは、EPSON製のDS-570Wが最も高速スキャンが出来て、無線LAN(Wi-Fi)も使えて一番良いと考え、先日購入しました。

※詳細、以下記事を参照下さい
 


2.ドキュメントスキャナーの使用比較

2-1.比較機種
 FUJITSU製ScanSnap S1500とEPSON製DS-570Wを所有しているので、その2機種で比較します。

 ScanSnap S1500は一世代前のものですが、数年前に大ヒットした、自炊屋さんに大好評の機種です。これが無かったら、自炊ブームなんて来なかったでしょうね。

 DS-570Wは、私が今回購入した最新世代のドキュメントスキャナーです。


2-2.読取り設定
 何回か読取りテストをして、画質・読取り速度を比較しながら、以下読取り設定に最適化しました。

<ScanSnap S1500 読取り設定>
scansnap_setpng

<DS-570W 読取り設定>
epson_set


 ScanSnap S1500は、画質と速度を試しながら決めました。特記事項はありませんが、画質・速度とも満足して数年間使用してきました。
 
 DS-570Wは背景除去設定を強にしないと、紙の折り目とかが強烈に写り込んで不愉快な画質になるので、設定ONが必須と思います。また、読取り解像度を300dpiより高くすると読取り速度が一気に遅くなります。普段使いは300dpiまでです。


2-3.読取り記事
 ScanSnap S1500が苦手なペラペラ紙を使用している約100ページの雑誌(AERA)を使います。結構、面白い記事があるので、時々買っています。
aera


2-4.読取り結果(重送エラー、画質)
 ScanSnap S1500とDS-570Wの読取り比較結果です。

①重送エラー
 ✖ ScanSnap S1500
  DS-570W

 100ページの記事読取り中、ScanSnap S1500は読取エラー(原稿詰まり、重なり検出)が4回発生しました。その度に原稿をスキャナーから取り出して、未スキャンの所を探して入れなおすので、非常に面倒です。スキャンする気が起きなくなる程、イライラします。
 
 DS-570Wは一度も読取りエラーが起きなかった。素敵です。

<ScanSnap S1500 読取エラー例1>
aera_1

<ScanSnap S1500 読取エラー例2>
aera_2


②画質
 △ ScanSnap S1500
 〇 DS-570W

 読み取った文字を比較すると、DS-570Wの方が文字が若干綺麗。文字その物は、大体同じくらいの読取り解像度だけど、裏ページの映り込みがないDS-570Wの方がtotal綺麗に感じます。
 実際の画像で比較したい人は、以下画像を拡大して、自分の目で比較してみて下さい。
hikaku_1


③ファイルサイズ
 △ ScanSnap S1500
  DS-570W

 読み取ったファイルサイズも、ScanSnap S1500は103MBなのに対して、DS-570Wは52MBと約半分。それなのに、DS-570Wの方が文字画質が良い。


2-4.読取り結果(まとめ)
 ここまで決定的に差が開くとは思わなかった。
 各種読取り性能は、DS-570WScanSnap S1500に圧勝しています。
 
 DS-570WはScanSnap S1500と比較して、
 ・薄紙の重送エラー(給紙エラー・紙詰まり)が起きにくい
 ・読み取った文字の画質が良い
 ・画質が良いのにファイルサイズを半分に出来る

  ScanSnap
 S1500
DS-570W
重送エラー 
画質
ファイルサイズ


 DS-570Wは、読取り性能がGOOD&オススメ!


3.その他の比較(使い勝手とか)
 読取り性能以外の、使い勝手をDS-570WとScanSnap S1500で比較しました。

3-1.ネットワーク機能(Wi-Fi)
 Wi-Fi(無線LAN)はDS-570Wにしか付いていないので厳密比較できません。

 でも、DS-570Wは一度PC側でソフトを立ち上げをしないと、DS-570WとPCが無線接続されません。一度電源を落としてしまうと、毎回ソフトを立ち上げてからでないと、DS-570Wのボタンを押しても読取りが出来ない。

 USB接続なら大丈夫なのかもしれないが、意外に面倒。


3-2.ボタン
 ScanSnap S1500は読取りボタンが1個しか無かったのに、DS-570Wは複数(7個)あって分かり難い。
 
 たまに裏表貼りついている紙をスキャンすることがあり、その際はDS-570Wの重送検知キャンセルボタンが便利。とはいえ、DS-570Wはボタンがあり過ぎて逆に不便です。 


3-3.電源
 DS-570Wは勝手に電源OFFせず、しかも、青ランプが勝手にピカピカ点滅し、周囲に光が漏れてくる。ワンルームにDS-570Wを置いている場合、迷惑です。
 ScanSnap S1500(USB接続)は装置の蓋を閉じれば電源が勝手にOFFするし、光が周囲に漏れることはありません。
 

3-4.蓋の開閉
 DS-570Wは蓋を閉じるとバタンと音がして煩い為、気を使いながら静かに蓋を閉じる必要アリ。ScanSnap S1500は、音が鳴らないようにメカ設計されている為、蓋を閉じる時に気を使う必要がありません。



4.結論

結論:
読取り性能は、DS-570WScanSnap S1500に圧勝しています。
 
 DS-570WはScanSnap S1500と比較して、
 ・薄紙に対して重送エラー(給紙エラー・紙詰まり)が起きにくい
 ・読み取った文字の画質が良い
 ・画質が良いのにファイルサイズを半分に出来る


<EPSON製DS-570W




 一方で、読取り性能以外の使い勝手はScanSnap S1500がシンブルで使い易い。
 次世代のDS-570W開発では、もっと使い易いモノにして欲しいですね。
 
 ※一応エンジニアの端くれとして予想すると、経営者がやれと言わない限り、次世代機でも絶対にやらない筈です。エンジニア中心の完璧主義体質になって、身動きできなくなっていると予想します。
 アレもコレもあった方が便利、スペックが上なら良いだろうという技術者中心の声だけが通り、消費者の便利・不便の声は気にしてないと予想します。



関連記事
<自炊|裁断機>人気7機種を性能比較したBEST裁断機
<ドキュメント・スキャナー>最新6機種の性能を比較する
<ドキュメント スキャナー>読取り画質・給紙エラーを最新機種で実比較

  ※上記は本記事の前後を含めた、当ブログの関連記事です





スポンサーリンク