簡単だけれどなかなかできない上手な水分補給 。
この季節、お肌の乾燥が気になる方は多いのではないでしょうか。
暖房で体内の水分バランスが崩れている方ご用心!この季節のケアが、春から夏にかけてのお肌の状態を左右します。
赤ちゃんは、体の中の90%が水分といわれていますが、成人になるとその水分量は約60%に減り、老人になると約50%にまでその水分量は減るといわれています。
また、体脂肪率の高い人ほど水分量は少なくなる傾向にあります。
水分の減少は、確実に老化につながります。体内に水分が十分あると、新陳代謝もスムーズに行われます。体の水分は血液をさらさらにして、細胞の隅々まで行って、老廃物を取り除き、その老廃物を腎臓や肝臓で処理した後、尿として排泄されます。
しかし、水分が不足すると、血液がどろどろとなり、血流も悪くなり、健康や美容に悪影響を及ぼすのです。
たとえば、お肌の場合、水分量が減ると、皮下組織が縮んでしまい、小じわの原因になります。細胞内の水分の減少が、つまり、小じわの原因なのです。また水分量が減ると便秘の原因となり、腸内の環境が崩れて、腸内の毒素が血液によって運ばれ、吹き出物や肌荒れの原因となります。そして体の中で一番水分が必要とされているところは脳です。水分不足はボケの原因ともなります。
健康な人は1日2リットルの水あるいは白湯を摂取するよう心がけましょう。
コーヒーやお茶は利尿作用があるので、たくさん飲むと、水分を飲んだ以上に水分を排出してしまいます。
ですから、お茶やコーヒーだけではなく、水や白湯をこまめに摂りましょう。
たくさん水分を摂ることで、体の老廃物が取れ、疲れにくくなり、脂肪の代謝も活発となり、太りにくい体になります。
そして、水は肌の皮下組織を潤し、ハリのある若々しい肌を作ります。