2007年12月

Veronica VERKLEY

Veronica VERKLEY / ヴェロニカ・バークリー

南西オンタリオの荒野出身。
彫刻家、デザイナーそして映像作家。その活動は多岐に渡り、長編映画、テレビ番組、舞踊、オペラ、演劇、アニマトロニックス、プロダクションデザイン、操り人形、アニメーションなど。
作品は、ギャラリー、フェスティバル、官民の公共スペースなどで発表されてきた。
Volcano劇場の装飾美術でDora賞ノミネート、双方向ロボットプロジェクトでCanada Councilの調査・制作助成を受ける。
A Space、Bank of Symbiosis、Canadian Opera Company、DeLeon White、Birganart、Mercer Union、Akimblog、Video Pool、CBC Radio「Ideas」、Natural and Manufactured、SoulPepper劇場、Digifestそのほかとのコラボレーションワークをおこなう。
Symbiosisアーティスト共同体のメンバー。Subtle Technologies Festival of Art and Technologyの会長を務める。


Drift / 漂流
Drift © Costa Kamateros, Daniel Hill, Haywire






2005年、ストップモーション・アニメーション、5分55秒、セリフなし
監督、アニメーション:Veronica Verkley、編集:Jan Verkley、プロデューサー:Costa Kamateros、Daniel Hill /オンタリオ州
大海で釣りの腕を競う、奇妙な太公望たち。魚を手にできるのは、どちらか?
Worldfest Houston、ほか

Theodore USHEV

Theodore USHEV / セオドア・ウシェフ

1968年ブルガリア生まれ。
グラフィックアートを習得した後、広告ポスターのデザインを始め、雑誌のアートディレクターや教職を歴任した。
1999年にモントリオールに移住し、興隆してきたニューメディア・デザインに傾注し、アニメーションに向かう。
ウシェフのデジタルアニメーションは、アヌシー、オタワ、サンダンス、リオデジャネイロ、ライプチヒなどの国際映画祭で入賞。
2003年、『BOF(Walking on by)』でソウルとバルビゾンの映画祭で観客賞を受賞した。
NFBのCinewebコンペティションに『Vertical』を出品、デザインとアニメーションを担当したWebサイト『Perpetual Motions』が2004年のBoomerang Grand Prize受賞。
2005年愛知万博のIn VivoアニメーションコンペティションのWebサイトを制作。
多作のウシェフは05〜06年の間に『Tower Bawher』『SOU』『The Man Who Waited』を連作。


SOU / ソウ(「騒」「躁」)
SOU © marblemedia, National Film Board of Canada







2006年、アニメーション/コラージュ、3分、セリフなし
監督、アニメーション:Theodore Ushev、音楽:Nash Music Library、プロデューサー:Michael Fukushima、marblemedia、
Bravo!FACTとNFBが製作した「Shorts In Motion: the Art of Seduction」の一部/ケベック州
カナダ人がイメージする”日本”的な食べ物映像のコラージュ。携帯向け短編作品。
プラットフォーム国際アニメーション・フェスティバル「携帯短編部門観客賞」。「Shorts In Motion: the Art of Seduction」として、バンフ国際テレビ・フェスティバル、Global Mobile Awards(バルセロナ)で最優秀賞受賞

Howie SHIA

Howie SHIA / ハウィ・シア

サスカチュワン州出身。
シアは、トロントの音楽・デザイン・映像制作スタジオPPF Houseの創設者の一人。自主制作と受託制作の両方をおこなう。シアは主にイラストレーション、アニメーション、作曲を担当している。
受託制作のクライアントは、NFB、UN-Habitat、YMCA、Nike、Maisonneuve Magazine、Worst Pop Band Ever、LEO37など。
オンタリオ州で優れたアートに与えられるChalmers Awardノミネート、Vtape Video Art Award受賞のほか、シアの作品はカナダ内外の映画祭やギャラリーでも上映されている。
主な発表の場は、トロントのオンタリオ州アートギャラリー、カンヌのMIPTV、ロンドンのLux、カルガリーのGlenbow Museum Festival of Moving Objects、カイロ大学。トロントのBelltower Theaterのセットや小道具のデザインにもしばしば貢献している。
彼自身、ニー・スピンの達人。

PPF House


Flutter / フラッター
Flutter © National Film Board of Canada, PPF House






2006年、CGI/手書き/写真/ビデオ/デジタルエフェクトの混合、7分2秒、セリフなし
監督、アニメーション:Howie Shia、音楽:PPF House Band、プロデューサー:Howie Shia、Michael Fukushima、National Film Board of Canada、PPF House/オンタリオ州
健脚の少年と絵の才能ある少女は、宿命的な悲恋を受け入れなければならなかった。現代の若者の閉塞感をテンポよいアニメーションで表現しようとした。
東京国際アニメフェア「公募部門グランプリ」、モントリオール・ファンタジア・フェスティバル、ほか

Pat SHEWCHUCK

Pat SHEWCHUCK / パット・シューチャック

マニトバ州ウィニペグ生まれ。
彫刻、写真、絵画そして映画に長けたアーティストとして活躍している。
Cuppa Coffee Animationでアニメーターの道に入り、1998年以来独立系アニメーターとして制作をおこなう。
都市研究、進歩主義的な政治学、環境保護に興味を抱き、映像作家としてのモチベーションに影響を与えている。
マレク・コレックと結婚し、トロント在住。2004年、2人は独立系スタジオTin Can Forest Animation and Designを設立し、独自の問題指向的で、視覚的な説得力あるアート、デザイン、アニメーションを制作している。
その分野は実験映像からこども向けまで幅広い。

Tin Can Forest


Montrose Avenue / モントローズ通り
Montrose Avenue © Tin Can Forest Animation







2006年、2Dコンピュータアニメーション、4分22秒、セリフなし
監督:Marek Colek、Pat Shewchuck、アニメーション:Alexandre Iliach、編集:Debashis Sinha、プロデューサー:Marek Colek、Pat Shewchuck/オンタリオ州
トロントのリトル・ポルトガルの通りの商店や住民、ポルトガル人の祭り”Senhor Da Pedra”を通して描かれる、”ありがちな一日”のドキュメンタリ風アニメーション。
ニューヨーク国際こども映画祭2007年のベスト作品の一つ、ほか

John Mark SECK

John Mark SECK / ジョンマーク・セック

芸術一家で育ったセックは、幼少期からビジュアルアートに深く関わってきた。
90年代には、ビデオアートと音楽のコンビネーションに強く惹かれ、舞台演劇とビデオの作品を数多く自主制作した。
PC革命がセックを動かし、3Dアニメーションの世界に入る。
しばらくテレビの制作現場で働いた後、2004年にBlackCherry Digital Mediaを創設。3Dアニメーションとグラフィックデザインの高水準な制作を志す。
セックたちは、手の込んだ3Dアニメーションの短編を2本制作しつつ、TVや独立系の作品にアニメーションやビジュアルエフェクトを提供してきた。
プッチーニの「トスカ(Tosca)」に着想を得た『Vissi d'arte』は、世界中の映画祭で上映され、成功を収めた。
トロント大学で科学学士号とオタワ大学で音楽学士号を得ている。

BlackCherry Digital Media


Vissi d'arte: An Opera in 3D / 3Dオペラ「歌に生き」
Vissi d'arte © BlackCherry Digital Media






2006年、3DCGアニメーション、4分46秒、英語
監督、アニメーション:John Mark Seck、アニメーション:Alberto Garcia、Asif Younos、Dimitri Gagnon Morris、Jordan Foster、Kristin Handley、編集:Alvaro De Minaya、Giacomo Puccini、声の出演:Kathleen Radke、指揮者:Rob Frayne、プロデューサー:John Mark Seck、Alberto Garci、James Gardner、BlackCherry Digital Media/オンタリオ州
プッチーニのオペラ「トスカ」に着想を得て、3次元コンピュータアニメーションで描く現代版悲恋物語。

Jesse ROSENSWEET

Jesse ROSENSWEET / ジェシー・ローゼンスィート

初監督作品『The Stone of Folly』は、カンヌ映画祭で短編映画の審査員賞を受賞し、世界中の映画祭で上映された。以来、CMやミュージックビデオの監督を多く手がける。その中には、デスティニーズ・チャイルド(Destiny's Child)のために制作したストップモーション・アニメーションもある。
2作目『Paradise』は、オタワ国際アニメーション・フェスティバルとトロント国際映画祭でプレミア上映された。
現在、カナダの初長編ストップモーション・アニメーションとなる『Edison and Leo』の監督としてプリプロダクションに入っている。
愉快なキャラクターが特徴的な作品には、無邪気さと人を食ったような暗さがほどよく混ざり、ユーモアがある。アニメーションを用いて、あらゆる年代の観客を楽しませることができる物語作家の新しい波を起こそうとしている。

The Characters Agency(+1 416 964-8522)


The Stone of Folly / 愚者石切除術
Stone of Folly © Sweet Thing Productions





2002年、ストップモーション・アニメーション、8分28秒、セリフなし
監督:Jesse Rosensweet、彫刻家:Alastair Dickson、音楽:David Buchbinder、プロデューサー:Jesse Rosensweet/オンタリオ州
精神を病む人の頭の中には小さな石が入っているという中世の迷信を基にしたアニメーション。
カンヌ国際映画祭、シカゴ国際映画祭、オタワ国際学生アニメーション・フェスティバル、ほか多数



Paradise / パラダイス
Paradise © Copperheart Entertainment






2007年、ストップモーション・アニメーション、8分、英語
監督:Jesse Rosensweet、アニメーション:Rachelle Lambden、Robert Crossman、編集:David Buchbinder、声の出演:Dave Foley、プロデューサー:Steve Hoban、Copperheart Entertainment/オンタリオ州
ブリキ人形の夫婦は平凡ながら幸せに暮らしていた。ある時から2人のリズムが狂い始める・・・

Josh RASKIN

Josh RASKIN / ジョーシュ・ラスキン

作家、監督、アニメーター。
ラスキンは、物心ついた頃から音楽と絵に親しんだ。
トロントのライアーソン大学で4年間ニューメディアとロマンスし、その道に進む揺るぎない決意を抱いた。
何作かの短編映画制作と見当違いな楽曲の作曲を経て、手頃な古い物への親近感と、それらを無茶苦茶にしたいという気持ち、非常に新しい方法でそれらのカバーを張り替えようとする試みを、ラスキンは作品で貫く。
作曲や絵を描いていない時のラスキンは、ピンポンの技を磨き、驚くほど長く入浴し、適切な仕事に近づかないようにしている。インド料理を好む。ビートルズ、睡眠、女性、自転車、自転車に乗った女性、ワイン、猫、三声ハーモニー、スーパー任天堂、プロテイン、事故、毒舌、茶、Biggie Smallsを好む。そして、彼が好きなもののリストを愉しむ。


第80回米アカデミー賞短編アニメーション部門 ノミネート
I Met the Walrus / セイウチと出会う
I Met the Walrus © I Met the Walrus Inc.






2006年、手書きアニメーション、デジタル処理、4分55秒、英語
監督、アニメーション:Josh Raskin、アニメーション:Alex Kurina、James Braithwaite、ナレーション:John Lennon、インタビューアー、プロデューサー:Jerry Levitan/オンタリオ州
1969年5月、14歳のビートルズファンの少年が、ジョン・レノンのホテルに招かれ、インタビューをする。実際に約40年前にトロントで収録されたレノンの音声である。
プラットフォーム国際アニメーション・フェスティバル、Brooklyn International Film Festival、Winnipeg International Film Festivalで受賞

本作のプロデューサーJerry Levitan(ジェリー・レビタン)が14歳の時に、トロント滞在中のジョン・レノンを突撃取材した模様が2005年のジョン・レノンの命日、「Toronto Star」紙に掲載されたそうです。
トロント在住日本人のブログにそれが紹介されています

公式サイト:http://www.imetthewalrus.com/

Anita MCGEE

Anita MCGEE / アニタ・マギー

作家、監督、プロデューサー。
1988年、トロントのヨーク大学演劇科を優秀学位で卒業。短編『Out on a Limb』(93年)と『The Trunk』(94年)で映画監督を志す。
NFBのドキュメンタリ『Seven Brides for Uncle Sam』の脚本と監督で受賞し、カナダ国営放送のドラマ『Clothesline Patch』をプロデュースし、2002年にジェニー賞最優秀短編ドラマ部門賞受賞。
1999年に、短編コメディ『New Neighbours』を制作、数々の賞に輝く。
『Little Dickie』(02年)はトロント国際映画祭とベニス国際映画祭で上映され、トロント国際映画祭のFilm Cirtuitにより、その年の最優秀作品の一つとしてカナダの短編映画ショーケースに選ばれた。
2003年にBravo!向けに短編ドキュメンタリ『Portrait of a 70 Foot Artist』制作し、初長編『The Bread Maker』ではトロント国際映画祭でデビューを飾った。
近作には、長編の『Faith Hope and Love』『12 Steps』、短編シリーズ『Sex in Seven Ages』。自作の他に『Whole New Thing』『The Bingo Robbers』『The Pasta King of the Caribbean』『Extraordinary Visitor, Misery Harbour』『The Divine Ryans』といった長編に参加している。


New Neighbours / 新しい隣人
New Neighbours © Kickham Productions






1999年、実写、2Dコンピュータアニメーション、4分47秒、セリフなし
監督:Anita McGee、出演:Maisie Rillie、プロデューサー:Anita McGee、Paul Steffler /ニューファンドランド・ラブラドール州
年配女性の燐に新しい隣人が引っ越してきた。彼女の静かな生活は、隣人の予想外の行動に乱される。
WorldFest Houston「金賞」

Anita MCGEE

Anita MCGEE / アニタ・マギー

作家、監督、プロデューサー。
1988年、トロントのヨーク大学演劇科を優秀学位で卒業。短編『Out on a Limb』(93年)と『The Trunk』(94年)で映画監督を志す。
NFBのドキュメンタリ『Seven Brides for Uncle Sam』の脚本と監督で受賞し、カナダ国営放送のドラマ『Clothesline Patch』をプロデュースし、2002年にジェニー賞最優秀短編ドラマ部門賞受賞。
1999年に、短編コメディ『New Neighbours』を制作、数々の賞に輝く。
『Little Dickie』(02年)はトロント国際映画祭とベニス国際映画祭で上映され、トロント国際映画祭のFilm Cirtuitにより、その年の最優秀作品の一つとしてカナダの短編映画ショーケースに選ばれた。
2003年にBravo!向けに短編ドキュメンタリ『Portrait of a 70 Foot Artist』制作し、初長編『The Bread Maker』ではトロント国際映画祭でデビューを飾った。
近作には、長編の『Faith Hope and Love』『12 Steps』、短編シリーズ『Sex in Seven Ages』。自作の他に『Whole New Thing』『The Bingo Robbers』『The Pasta King of the Caribbean』『Extraordinary Visitor, Misery Harbour』『The Divine Ryans』といった長編に参加している。


New Neighbours / 新しい隣人
New Neighbours © Kickham Productions






1999年、実写、2Dコンピュータアニメーション、4分47秒、セリフなし
監督:Anita McGee、出演:Maisie Rillie、プロデューサー:Anita McGee、Paul Steffler /ニューファンドランド・ラブラドール州
年配女性の燐に新しい隣人が引っ越してきた。彼女の静かな生活は、隣人の予想外の行動に乱される。
WorldFest Houston「金賞」

Marc LOUGEE

Marc LOUGEE / マーク・ルーギー

ルーギーは、監督そしてクリエイティブ・プロデューサーとして賞に輝き、数々のテレビシリーズ、CM、長編映画のアニメーション、ビジュアル・エフェクトを手がける。
最近作には、MTVのシリーズ『Celebrity Deathmatch』、カナダ国営放送のシリーズ『What It's Like Being Alone』、英BBCのシリーズ『Ace Lightning』。
07年6月にカナダ、米英で放映された、BBC/Discoverykids!の『DINOSAPIEN』ではアニメーション監督を務めた。
プロデューサーSusan Ma、脚本家兼プロデューサーのJohn Mayと、携帯向けアニメーションシリーズのパイロット開発など、新企画を進めている。
ルーギーとMaと設立したHand Made Heroes Ltd.は、長編ストップモーションアニメーションも制作中。


The Interior Monologue of Gill the Goldfish / 落し穴と振り子
Pit and the Pendulum © Ray Harryhausen Presents







2006年、ストップモーション・アニメーションと3DCGエフェクト、7分13秒、英語
監督:Marc Lougee、アニメーション:Mike Weiss、Ryan Fairley、原作:Edgar Allan Poe、編集、Philip Stanger、声の出演:Dwayne Hill、プロデューサー:Marc Lougee、Susan Ma、Handmade Heroes、Ray Harryhausen Presents/オンタリオ州
想像力の影の部分、つまり強迫観念を描いたエドガー・アラン・ポー原作のアニメーション。審判、糾弾、絶望、希望、そして最後の救済を鬼気迫る表現で描く。
The Interior Monologue of Gill the Goldfish公式サイト

米・国際ホラー&SF映画祭「最優秀脚色賞」、ロサンゼルス短編映画祭「Best Act Direction」、ほか
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