シャイタン・コンヴェルサ監督の紹介

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シャイタン・コンヴェルサ(Chaitane Conversat)
1973年フランス東部オート=マルヌ生まれ。リヨンの国立芸術大学(Ecole nationale des Beaux-Arts de Lyon (ENBAL))卒業後、いくつかのシアターカンパニーで働きながら、ミュージックビデオや受注・商業作品のアニメーションを制作してきた。
2000年に、フランス南部ヴァランスにあるアニメーションスクールLa Poudriere(ラ・プードリエール)に入学、2002年卒業。
その後、フランスのFolimage Studio(フォリマージュ スタジオ)の常勤アニメーターとしてコマ撮りやカットアウトのアニメーション制作に携わる。
1996年以来、様々な団体・組織とアニメーション映画制作のワークショップを主宰している。
コンヴェルサ監督のブログ(2012年)には、シアターカンパニーでの美術作品の一部が紹介されている>> http://chaitaneconversat.blogspot.jp/

◇フィルモグラフィー◇
2015年 短編アニメーション「La petite pousse」(製作:Folimage、監督)
2014年 TVスペシャル「Neige」(製作:Folimage、カットアウトアニメーション)
2012年 ビデオクリップ「La fuite」(製作:Weepers Circus、監督)
2012年 TVスペシャル「L’automne de Pougne(秋のプーニュ)(製作:Folimage、パペットアニメーション)
2012年 短編アニメーション「Un spectacle interrompu」(製作:Les Films du Nord、アニメーション)
2011年 TVスペシャル「L’ete de Boniface(夏のボニファシオ)(製作:Folimage、パペットアニメーション)
2010年 短編アニメーション「Beau voyage(製作:Corridor、パペットアニメーション)
2009年 TVスペシャル「Le printemps de Melie(春のメリー)(製作:Folimage、パペットアニメーション)
2008年~2009 年 TVシリーズ「Ariol」(製作:Folimage、After Effectアニメーション)
2007 年 TVスペシャル「L’hiver de leon(冬のレオン)(製作:Folimage、パペットアニメーション)
2007年 短編アニメーション「La vita nuova」(製作:Folimage、パペットアニメーション)
2006 年 長編アニメーション「Max and Co」(製作:Cinemagination、パペットアニメーション)
2003年~2004年 TVシリーズ「Hopital Hilltop」(製作:Folimage、パペットアニメーション)
2002年 短編アニメーション「Les fourmis de ma grand'mere(おばあちゃんの蟻)」(5分03秒、ラ・プードリエール卒業制作)
※上記の製作は幹事会社です。
Un Court-metrage de Chaitane Conversat_2002LaPoudrier「Les fourmis de ma grand'mere(おばあちゃんの蟻)」Ⓒ La Poudriere









◇La Poudriere(ラ・プードリエール)◇
コンヴェルサ監督が卒業したLa Poudriere(ラ・プードリエール)は、フランス南部、ローヌ河沿いのヴァランス(Valence)にあるアニメーション専門学校。1999年に、フランスの有名アニメーションスタジオFolimage(フォリマージュ)の共同創立者のジャックレミー・ジレール氏らの助力で設立された。美術大学などを卒業した若者向けの2年コースと業界で働くプロ向けの短期コースがあり、非常勤講師として映画・テレビ業界の第一線のプロたちがそのノウハウと技能を直接伝授する。
フランス文化省傘下の非営利組織ラ・プードリエールの運営は、フランスそしてヨーロッパのアニメーション業界・制作者たち、さまざまな公的機関の助成や放送局などの援助で成り立っている(ラ・プードリエールのパートナーについて)。校舎があるLa Cartoucherie(元爆薬工場)には、フォリマージュや3DCGアニメーション制作会社TeamTO(チームトー)などもスタジオを構え、学生たちは日ごろからプロのアニメーターたちと接触できる環境にある。
日本人として初めて2年コースを修了した貴志春菜さんによると、アニメーション技術・技法の習熟だけでなく、脚本や演出法など、映画制作者としての研さんを重視した教育内容とのことだ。貴志さんは卒業後、オリジナル企画をフォリマージュのプロデューサーに認められ、現在(2016年4月)はスタジオでフランス人らを率いる監督として「Miru-Miru」(5分x52分のTVシリーズ)を制作している。
ラ・プードリエールの卒業制作作品はアヌシーを始め、名だたる国際アニメーション映画祭で極めて高い評価を得て、卒業生たちはアニメーション業界でさまざまに活躍している。

ラ・プードリエールのHP>> http://www.poudriere.eu/en
卒業制作ギャラリー>>

◇黒い砂と油彩のアニメーション◇
コンヴェルサ監督は、ラ・プードリエール在学中の2001年に黒い砂と油彩で1分20秒の習作『Jacadi』を制作している。砂と手描きのアニメーションで著名な、フランスのフローランス・ミアイ監督(Florence Miailhe)が学校でおこなったワークショップにをきっかけに、コンヴェルサ監督は少女、小川、草原、布に描かれた赤い魚や牛の模様というように、『ちいさな芽』に通じるモチーフをアニメーションにした。
それから十数年を経て、フォリマージュのアーティストインレジデンス「La Residence Folimage」で、黒い砂と油彩で10分のアニメーションを結実させた。
Jacadi
『Jacadi』 Ⓒ La Poudriere
『Jacadi』視聴>>

撮影台の上に直接砂で一コマ一コマを描き出し、その上に重ねるガラス板に油彩で色と形を加える。油彩の部分も一コマ一コマ動きを付けながら描き足すのだから、立体と手描きで二重の時間と根気を要する。アーティストインレジデンスの13か月というまとまった時間と撮影に必要な機材やスタッフが揃っていなければ、このオリジナル作品は生まれなかったかも知れない。
『ちいさな芽』のメーキング(フランス語)>>

makingの画像
ⒸFolimage
『ちいさな芽』ティザー>>

◇『ちいさな芽』制作陣◇
監督、脚本:シャイタン・コンヴェルサ
アニメーション:シャイタン・コンヴェルサ、Marjolaine Parot、Christel Guibert
音楽:Patricia Dallio
音響:Pierre Sauze
編集:Herve Guichard
声の出演:Sophie Daull

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Ⓒ 2015 Folimage-Les Productions JMH-10200 Z'images


◇『ちいさな芽』 主な映画祭出品歴◇

スイス FANTOCHE(バーデン国際アニメーション・フェスティバル)(2015年)
ウクライナ KROK国際アニメーション・フェスティバル(2015年)
オーストリア インスブルック自然映画祭(2015年)

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