2005年09月29日

ソニーは復活するか?---マスコミの読み方3

ソニーの赤字転落予想がマスコミで報道されている。

デジタル・ドリーム・キッズをうたい上げ、ダボス会議で議長も務めた出井氏が、業績不振の責任を取り社長を降板。ストリンガー氏が登場したが、ソニー再建は簡単ではないぞ、といった論調だ。

ところで国際的な土俵で戦っているソニーの行く末を、したり顔で論じている日本のマスコミは、残念ながら国際競争力はまったく持ち合わせてはいない。日本市場だけしか知らず、国際競争の厳しさを体験することもなく、大企業病に陥っている日本のマスコミにとやかく言われたくはないぞ、とストリンガー氏、中鉢氏は思っているに違いない。

そもそも、1980年代初頭、ベーター vs. VHS戦争といわれた家庭用ビデオの規格競争でソニーが破れたときにもマスコミはこぞって、「ソニー神話崩壊!」を連日報道し「ソニーは潰れる」と書きたてていた。当時私は、ソニーのライバル企業 松下電器でビデオ製品を開発していた。ソニーの底力をそのとき私は体験していた。

さてその後、神話崩壊とマスコミからレッテルを貼られたソニーは「8ミリビデオ」という新製品を生み出し、ビデオ市場での復活を成し遂げた。予想が外れてすみませんと言ったマスコミは、1社もなかった。

私のアメリカの友人は、「日本のマスコミは、どこも同じことしか言わない。しかも連中は勉強をしていない」と核心をついたコメントを六本木の飲み屋でビールを飲みながら述べた。
マスコミの先にある視聴者や読者は、自分自身で勉強していないと、コトの本質を見失う危険性にさらされる。さらされる危険度は、アスベストと同程度と重大に考えておくべきだ。
重要なことは、赤字になったときにこそ、企業の本質は見えてくるというである。黒字の時には隠されていた本当の姿が現れる。ソニーは今までなんども逆境を乗り越えてきた。
私は、ソニーの復活を見守りたい。


officekei1 at 15:28│Comments(0)TrackBack(0)

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔