

熱帯夜のなか、よのなかカフェ拡大版「日本人と仕事」。
神戸・北野のカフェ「アロアロ」で開催しました!
北条勝利・ひょうご仕事と生活センター センター長と太田肇・同志社大学政策学部教授をお招きしての「夏のビッグ対談」。
地元の労働団体、経営支援団体、自治体、経営者、一般社員など 20名のお客様が集まり、ディスカッションに参加されました。

北条勝利・ひょうご仕事と生活センター センター長

太田肇・同志社大学政策学部教授
「チームワークが良いと言われた日本人は、ここ10−20年で、急速に変質している」
と、太田教授。
各種調査研究からは、先進国のなかでも驚くほど低い日本人の生産性、労働意欲、チームワーク、会社への帰属意識、が浮き彫りになっています。
「日本人は本来、使命感をもって仕事をする民族だった。それを変えたのは成果主義だ」と、北条センター長。
また、過去最高といわれる労働相談件数。兵庫県内でも例にもれず、雇用にまつわるものが多いといいます。「非常に嘆かわしい、寂しい状態です」(同)

この状態に処方箋はあるのか?
「政労使が一丸となって対処すること。
生産性を上げて残業をさせない働き方、働かせ方。女性が働き続けられる環境づくり」(北条センター長)
「仕事に『自己所有感』を持たせること。個人の職務範囲をきちっと定め、やたらと報・連・相をさせない。過剰管理をやめる」
「日本が比較的モデルにしやすいのはドイツ、オランダ。決まった職務範囲でキャリアアップしていく」
「職場には男女両方居た方が『仕事が楽しい』『出社がつらくない』という調査結果。日本はセクハラに過敏すぎ。ヨーロッパでは、PJがスタートする時など男女がスクラムを組んだりする。小学校の男女を意識する以前の雰囲気で仕事している」(太田教授)

会場からは、
「国内大手製薬会社から外資に転職。日本企業ではおじさんの同質な人ばかりで固まって、その人達には居心地が良さそうだったが、今は非常にストレスが少なく、仕事しやすい。個人の価値観をよく理解してくれる」(会社員、女性)
「今の若い人は『何がしたい?』と言われると答えが出ないが、『どんな人と働きたい?』『どんな環境で働きたい?』ときくと意外と面白いことを言う」(専門学校教諭)
「洋菓子店経営。いい仕事をしよう、最高のものを作ろうと思い続けて26年働いてきた。若い人との仕事観のずれを感じる」(経営者)
「設計の仕事をしていて報・連・相をしていると仕事にならないので、悪いことが起きたときだけ報告するようにした。『君のところからは悪いことしか上がってこないな』と言われ、しめしめと思った。今の役員クラスに、『若い頃はもっと仕事を任されていたんじゃないですか?』ときくと、『なるほどそうだな』と言う」(団体職員)
「自分は社会人3年目以降で初めて仕事のおもしろさを知った。今の大学のキャリア教育はダメですね、自己分析ばかりさせて。まず仕事しないと」(コンサルタント、大学講師)
「仕事」だれにとっても大きなもの。きっと、20人いたら20通りの仕事観があったでしょう。
最後に、急速に低下するチームワーク、意欲と生産性…を取り戻すために!「承認大賞」も、力強くアナウンスさせていただいたのでした。
北条センター長、太田教授、参加者の皆様、スタッフの皆様、そして会場のアロアロさん、どうもありがとうございました!
よのなかカフェ次回は「食」をテーマに9月16日に行います。皆様ぜひご参加ください!
…去年春から始めたよのなかカフェ。最初は知名度が低くお客様「2人」という時期もあったので、正田は感無量であります…
神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp

Ust中継担当の藤井です。
少ないスタッフであれだけ中身のあるカフェが出来るなんて、
そうそうあることではないと思います。
それもこれも、講師の方々はもちろん、
質の高い参加者のサポートがあってこそ。
これからもますますパワーアップしていきたいと、
事務局としても力が入ります!
昨日のUstreamでは、時間帯などの都合もあり、
中継時の視聴者はあまりいませんでした。
前半の対談についてはアーカイブしていますので、
是非ご覧ください。
http://www.ustream.tv/recorded/8727657
※音量が大きめです。ご注意ください。
また録画環境の都合から一部聞き取りづらい部分もございますが、
ご了承ください。
Twitter書記や動画等のネット配信についても、
さらに検討を重ね、
当日参加者以外の声を吸い上げる仕組みを作っていきたいと思います!
これからも、よのなかカフェをどうぞよろしくお願いします。