「神戸A子」さんから、部下部門に素敵なご応募をいただきました!

 お役所にお勤め、今は管理職になられているA子さんを作った言葉がありました。

 建前はともあれ現実にはまだまだ男尊女卑社会のお役所で・・・。いや勝手にそんなお話をつくってはいけないですけど。

 しかし、

 「誰かがみてくれている」

 そんなA子さんの信念のもとになった言葉とは?

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■あなたとの関係≒直属の上司、係長。男性。
地域活動支援を担当して3年目に、直属の係長として他部署から異動されてきた方。昇任して2か所目くらいだった。

■状況
異動されてきてしばらくしてから、かけてくださった言葉。

■言われた言葉
「ここにかわってくるとき、どんな部署かまわりに聞いたら、『そこなら、Aさん(私の名前)というしっかりした担当がいるから大丈夫。』と言われてきた。本当に大丈夫だった。」と、言ってくださった。

■あなたの反応
3年目といえば、きちんと仕事をこなして当たり前、というとき。認めてもらったことで、絶対裏切るような仕事はできない、と、気持ちが引き締まった。

■後日談
しっかり信念を持って仕事をしてしていれば、誰かがきちんと見ていてくれる、と常に思えるようになった。多少のつらいことも、そう信じてやり遂げてこられた。

■あなたの気づき等
言葉に出して言ってくださることで、自信になる、と思った。


(神戸A子さん、公務員、40代)


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 なんだろうなぁ・・・。あんまり私情を入れてはいけないのですが、この事例をよませていただいたとき、正田は「ぐっ」ときて、しばらく放心してしまいました。


 応募者の「A子さん」の人となり―基本物静かで、非常に気配り・気回しのきく方で、偉ぶらず声高でなく良い信念を周囲に伝える人―を思い浮かべながら。

 
 「お客様のために良い仕事をする」という、仕事としての本筋と、小ずるさ、要領のよさ、遊泳術のようなものが横糸のように入り乱れ何が本質かわからなくなりやすい職場、そのただ中にいる女性というアイコンを背負った働き手、


 いや変に勝手な感情移入を入れるなってば。


 揺るぎなく、20数年にわたり「良い仕事」の担い手でありつづけたその人をたたえたい(いやまだ定年退職じゃないですけれど)とともに、また正確にその人を認めた周囲とこの上司にも拍手を送りたい。


「絶対裏切るような仕事はできない」

「しっかり信念を持って仕事をしていれば、誰かがきちんと見てくれる」


 A子さんのこの言葉も、私自身ももちあわせている価値観に共鳴しまくってしまうので、この事例に関しては私情が入らざるを得ないことをお詫びします。読者の皆様、思い切り主観的な解説ですみません。


 A子さんは先日の承認2時間セミナーの宿題と同時にこの事例を送ってくださいました。

頂いたメールには、


「きれいごとのようですが、
私が管理職をしている際に醍醐味を感じるのは、
本当に部下が楽しくやりがいを持って仕事をし、
成長してくれたとわかったとき、
部下の仕事ぶりを、外から褒めてもらったときです。
あまのじゃくだからか、自分が褒められたときには、
このような喜びは感じません。

ですので、この数日間、部下のよいところを気に留めて、
認めるタイミングをはかる時間は、
大変楽しいものでした。」


 かつ、「きっと今の自分をつくっている中に、
上司のひとことがあったはずだ」

と、
これまでの上司の名前を全部書き出す作業をされ、
その中から今回の事例の言葉を思い出されたのだそうです。

 あるんですね〜〜(←お宝鑑定団)



 神戸A子さん、素晴らしい事例をありがとうございました!



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