奈良の建設業許可申請では鹿に会う

奈良県庁に許可申請の申請文書を持ってゆくことがあるのですが、
奈良県庁のすぐ向かいには奈良公園
奈良公園といえば鹿、しかも天然記念物

この天然記念物たちはちゃんと青信号を渡って奈良の街を徘徊します。
というわけで、県への許可申請時にはこんな具合に鹿に遭遇します。


（手前の子はまだ若い、表情があどけない、かわいい）

建設業界は「建設業法」で定められている法律や監督官庁の定めた規則に従って業務を行うよう定められています。その理由は簡単に言うと「公共の福祉」を守るため。

1. 建設工事の適正な施工を確保・・悪徳業者を排除
2. 発注者の保護・・・発注者が悪徳業者に困らせられないようにする
3. 建設業の健全な発展を促進・・建設業者と発注者がWIN-WINに

が目的です。

最近堂々とこの建設業法を守っていない業者さんを目撃したのですが・・・さぁどうしたものか。
クライアントさんの意向もあり、監督官庁には通報済みですが発注者さんは気づいていない様子。

Google でその業者の口コミには、その種類の建設業許可を取っていないことを指摘するコメントもあるのですが、「問題ないのです！」と噓を公言されており「ひどい業者」の例が結構身近にあることに驚きです。

建設業にかかわる業者に工事を発注される際には、許可の取得についても確認しましょう。
ちなみに奈良県の建築業許可業者一覧はこちらからどうぞ。

旅館業許可・変更の落とし穴

奈良には旅館やホテルなどの宿泊施設はまだ少ないです。
隠れた良いところがたくさんあるのに・・
もっと全国＋世界に発信して顧客を誘致、宿泊施設の整備も進めてゆくべきでしょうね。

行政書士業の一環として旅館業の許可に携わることもあるのですが、旅館業法以外にも「事前許可」が必要な許可に注意が必要な法律があります。

それは
瀬戸内海環境保全特別措置法（せとないかいかんきょうほぜんとくべつそちほう）、
水質保全法の特別法にあたり、瀬戸内海の環境保全を図ることが目的です。

施設からの排水が瀬戸内海に流れ込む場合、その排水について水質保全のために排水計画・設備を監督官庁に提出、その許可を得る必要があります。
奈良だったら海はないから関係ないやん、
他府県でも海に面してなかったら無関係～と思っていたら大間違い。
目の前の川が支流で流れ流れて、最後に瀬戸内海に注ぎ込む・・・と対象になります。

瀬戸内海環境保全特別措置法では排水をコントロールして、含まれる汚染物質の濃度・総量を把握しておく必要があり、その設置・変更については許可が必要です。

先日急なオーダーをいただいて至急で文書を作成・提出しましたが、役所の受付から許可まではさらに２か月を要します。
くれぐれも許可申請は余裕をもって事前にお問い合わせください。


（今回は京丹保健所にお世話になりました）

件のお宿は旅館に加え、グランピング体験が出来るそうで、さらに高級な雰囲気。
専らソロ・山中でテント泊がメインの私には少し縁遠い感じですが、たまにはこんな野外の雰囲気も良いのかな。

事業復活支援金の申請手続き開始

１月３１日から始まりました、事業復活支援金！
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた、中小企業・個人事業主が事業の回復・継続のために受け取ることができる支援金です。ようやく申請要領を含め詳細部分が公開されています。

https://jigyou-fukkatsu.go.jp/index.html

申請は既に始めることができますので、該当事業者のかたは検討されてはいかがでしょう！
中小法人　：上限最大　２５０万円
個人事業主：上限最大　　５０万円
①新型コロナウィルス感染症の影響を受けた事業者
②売上の減少の条件
・２０１８年１１月~２０１９年３月
・２０１９年１１月~２０２０年３月
・２０２０年１１月~２０２１年３月のいずれかの期間を基準にして
(以上基準月）
２０２１年１１月~２０２２年３月のいずれかの月(対象月）の売上高が
５０%以上　　または　　３０%以上５０%未満減少した事業者


手順としては大まかにいうと
①ＩＤを取得：電子メールでID/パスワードを設定
②最寄りの登録確認機関で事業内容を確認手続き（書類の用意）
③申請手続きへ

という流れになります。
すべてネット上で完結出来ないこともありますのでご注意下さい。

よくわからないよ・・・ということがありましたらお気軽にお問合せ下さい。