パソコンの先生ofukuは毎月3回、発達障害児たちの集まる療育施設『たまごのあしあと』にパソコンを教えに行っています。行きはじめてもう3年ほどになりますが、最初は正直「えっ?この子たちにパソコン教えるの?」と思いました。

最初の衝撃は・・・。
いきなりノートパソコンをこじ開けようとする自閉症の子にびっくりして、「あっ、ダメっ!!」と大きな声で注意し,手を押さえたら、私の腕を「ガブリ!」
その日かなり自信を無くした私は、歯形のお土産とともにブルーな気持ちで帰ったのでした。

それからも、どんなことをさせてあげたら子供たちは喜んでくれるのか、いつも悩みながら教材を用意し、時にはギリギリになっても教材が決まらず、焦って気持ちの余裕が持てないまま行く羽目になったり・・・。どちらかというと負担に感じることの多い仕事でした。

でも、徐々に子供たちが慕ってくれるようになり、毎回子どもたちに会えるのが楽しみになってきました。

たまあしの子供たちは私のことを「パソコンの先生」と呼びます。
名前で呼ぶ子はいません。かならず「パソコンのせんせーい!」と呼ぶのです。
最近来始めた高学年のYくんはその様子に驚いて「おまえらー、『パソコンの先生』じゃ先生がかわいそうじゃねーか。ちゃんと名前で呼んでやれよ。そうだ、『ふくちゃん』がいいぞ!」と言ってくれました。それはそれでとっても嬉しかったのですが、実は私はこの「パソコンの先生」という呼ばれ方がとても気に入っているのです。パソコンを教えてくれるのはこの人!とみんなが思ってくれていることが良く伝わってきて・・・。
ほとんどお話しできないダウン症のSくんまで、みんなと一緒に「ぱおこんのえんえ〜〜!」と大きな声で呼んでくれるので、それが本当にかわいくて・・・・(*^_^*)

また、パソコンを教えて果たして役に立つんだろうか・・・と思っていた子たちが、このところ目を見張るほどメキメキと腕を上げてきて、続けることの力を実感しているのも、とてもうれしいことです。

今では、子供たちに会いに行くのが待ち遠しく思えるこのごろ・・・。
がんばってパソコンを学んでいることが、将来この子たちの役に立ってくれればいいな〜と、切に願っています。