第74話 【野ベラが口を使うのはどんなとき?】  
  
    

『朝は食いがいい』 と言うのは本当なの? 
                                                                               


〇 何故私がこのよう難しいことを課題に取り上げたのかと言うと、いろいろ釣れそうな話があるのに現場に出みるとそうでないことが多く降参することが多い。
  素人なんだから学問的なことは判らないし、出来ないし、知恵もない訳で、取り敢えず、【食い気が認められ】るときの状態を俎板に載せ、[いつ喰うのか]という時間に焦点をあててチェックしてみた。
 
    
  それでは以前からの作品を利用しながら話を進めてみよう。とは言いながら中味になると結構ダブりそうで内心恐縮している。 




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〇  で は、[水温]からはどうだろうか。                                                                                        
  

〇 先の3・11大災害の記録の11℃は釣り開始前後のものでまだ朝の寒さを残している。陽が差すとその上昇は早い。それまでの経験からするとこの時期13℃を超えるとヘラが目立って動き出す。アタリが出るのはもう少し後になる。       

     即ち、私はこの13℃を型物が口を使う境界・目安にしてきたと言う訳である。

  温度が上がるとそれだけ食い気も立つことだろうと連想し緊張の中に自分を置く訳である。これは時間とは関係ない。
 
 参考までに付加すると、まずは、動くのは小ベラなのでグルテンンは使わない。それは私の浮子に取っては無用な触りばかりだからである。

 〇 ハコではどうかと言うと、ここは研究の場なので温度は無関係。釣れないときこそマッシュ餌の研究だとなって、特に、極寒期ともなると、わざと両マッシュの長ハリスでベタ釣りをしている。
 どうですか。皆さんも試してみては。 尚、ウドンはアタリがワンパターンなので楽しさかなくて使わない。
               
                                

❷ ヘラに
は人間のような食事時間はあるのかしら。

                                     
〇 参考までに私の一日の割り当て時間を話すと、午前は概ね6から10時の間、午後は15から20もしくは21時である。ともに開始には幅を持たせている。この時間は、 いつ喰うかなどは判らないから大雑把に決めただけである
  私は午前中は釣果に恵まれないからで、重点を午後に置いている。
  
   尚、初春の長崎の1P下は陽が差すのが遅く、水温との兼ね合いがあって8から9時の開始が多い。となると喰いが出るのは[日が射す時間から] と表現するのが本当かも知れない。喰い出す時間は日々違ってくるということでもある。
  これは、もじりに信を置かないことと同列の事柄である。ヘラは人間じゃないから時間に縛られるなんてことはないと気が付いて思わず苦笑した。


〇 ハコはどうか。 釣らせるために放流しているのだからいつでも喰ってくれないと楽しめない。だが、喰わない時間は確かにある。人間にも昼休みがあるのだから、ヘラにも採餌後の一服があっていい。その位は認めて上げませんか。フフフーーー。



❸ [荒天とか増水]のときはどうなの。
 

〇  [増水したときが喰い始める時間 ] ではないのかという質問だね。どうだろう、降り始めたとき、10cm位増えたとき、増水が止まったとき、などがあるけれどそのどの段階を指してるの?。  ーー質問が難しいかな。
   
  間違いなくヘラは水変わりと酸素の増加で動く。これに出会うと嬉しいねえー。でも口を使うときの時間はそのときの雨の量などによるから決められない。だから、どういう[状態とか条件]が揃えばとしか言い得ない。
  
 こうして、 [釣れたこと]を積み重さねるうちに次の様なことを試みることにまでなった。ひとつの参考例と見て頂けば有り難い。 
  
   『気圧が1000から1023hの間で荒天(強い風雨など)の場合、季節が春から秋の間だと完全装備の上、

          巨ベラが釣れるとみて私は必ず釣り座を構える。
           これは今日までの経験から割り出した信念である。』



〇 
 これは軸が時間から[釣れる気圧]に変わったということで、私の頭にあった時間というのは飽くまでも先入観だと判ったからである。
、 

 [ヘラが口を使う]とはこのようなタイミング全体を指していて、  『ある特定の時間が来ると喰う』とみるべきではないのである。
   昔から、『朝は食いがいい、』とかの話はなんの裏付けもない、たんなる期待感とか先入観でしかないと理解出来た。。

  但し、 私独自の観点、なのて誤解のないように念を押して置きたたい。


  普段の釣りを楽しんでいる方なら悪天候になると、もともとそうは釣れるものではないので、びしょびしょになる前に退避することを奨めて置きたい。


〇 尚、関連事項として[リスクの察知] に触れて置こう。喰う喰わないの話ではない。

 例として、増水どきには巨ペラの接岸・動きが期待されるのでこれに賭けるのであるが、気圧が低下一方の場合はリスクを計算する必要がある。私は、登山などで悪天慣れというか気圧の変化を見通して行動してきた。
  気圧計を読めないとか、鉄砲水の知識のない方などは読書とか体験者とか映像を探してからおやりになれば良いと思う。
  
〇 口湖は高度約900m。もともと気圧が低いから、一旦崩れると平野の何倍もの悪現象下に置かれる。あるクラブがそれを無視してやっていたので、余計なことはしない主義の私でも流石に中止するよう警告したことがあった。団体行動がそうさせたのだろうけれどあまりもお粗末な巨ベラ師達だった。



❹ [ナイター]の方が喰うんじゃないの?
                                                
                                 

〇 昔からヘラ釣りで 『ナイターをやられると翌日は釣れない 』という話がまかり通っていた。私は、ならば、夜は釣れるのかと信じて、相模湖とか佐原水郷で何度もやったが、全然と言っていい程釣れたことはなく、それは当時ハコでもナイターをやらしていたからであって、通用するのはハコだけと判断した。それを野に持ち込んだ訳で迷惑至極な言葉でしかなかった。   

  尚、 今日でも、巨ベラ師は主に沼でナイターをやってると聞いてる。が、10何年間で50が出たという話は、知人を入れてもたった2枚だけ。だから私は夕まずめというか精々午後9時までしかやらない。でもまだ50を釣ったことは1回もない。 



〇 皆さんはTVが、魚が夜じーっと寝ているシーンを放映しているのをご覧になったことがあるでしょう。ヘラも寝るのである。それで、はっきりとナイターはしないと決めている。
  
 但し、ナイター専門家に言わせると、巨ベラが夜動く時間は、23、1、3時頃だといい、その時間オンリーの人もいる。。



❺ 何事にも例外がある

 
 ひとつは、ハタキ最中で周囲が昼食などで不在になった場合。私は皆が戻るまで止めない。食事は後にとる。[ひとり静かな釣り]のチャンスは逃したくないからである。
                     

  もうひとつは北での例であるが、1ヶ月などの長期間ハタキが続くことがある。そのときは❸の例に戻って、じっくり構えることにしている。理由は小ベラを何枚釣っても目標には届かないからである。これは勿体ないのだけれと体力の温存でもある。
                                                                          
         
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【終わりに】

   

〇 昔から,私はヘラも人間と同じくある時間がくると採餌すると考えていた今回の調査を顧みると、ヘラは餌があればいつでも喰っている、と確信を持てた。 

 白状すると恐ろしくお粗末な釣りをしてきたのである
  実は、今回の話は私にぴったりの[ヘラ餌]を探す研究のごく一部として [ 時間 ]を分析していて、それを紹介したのである

  口を開かせるとなると、これは美味い餌を作ればいいのだから課題は解決した。口を開く、喰うことを把握して積み重ねていくと、喰うことと時間は関係ない。なんと私が思っていることは理屈だったのである。
  それでも、皆さんは、やはり、[喰う]のと[いつか]は別だとして[いつか]を知りたいのかどうか。
 
 
〇 市販の餌の調合の解説はひとつの手懸かりに過ぎない。最終は、使用者個人が手を加えて自分にとって最高に使い易いものにしてこそ[本当の餌]であり、ヘラも好きなものを見付けたら即喰うのはアタリ前のこと。この合致が釣れる秘訣だと理解できたのである。
  他愛のない話にどんどん変わってきて面食らったがいい勉強をした。。


〇  またこの間、、多くの皆さんの餌の仕上げ作業には感心させられてきた。新品の餌をフライパンで焼いたり、ミキサーに掛けて粒子の大小を作り出したり、それに、カップ何杯の水を入れてどの程度のバラケや粘りを持たせるとか研究している。その緻密さに賞賛を送りたい


〇 思い起こすと、巨ベラ釣りへの移行のときは、数年前から好きなマッシュを使いこなそうとそれこそ覚悟を決めて実験と研究を重ねなんとか満足できるものにした。お陰で[釣れるときは釣れる]という境地に着いた感がある。釣りはやはり餌がなんといっても1番の条件なんだなあー。 
  時間という奴はは早く言えば考えなくても良かったのだ。なにやらくどい話をしてしまったようでご免なさい。
                                                                 続く