2006年11月26日

湯煙の向こうに自分が見える(法師温泉)

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法師温泉 長寿館
 「スターの上原 謙さんや高峰三枝子さんが亡くなられたとき、取材にこられましたよ」入り口の囲炉裏でお茶をいただきながら、宿のおかみさんから伺った話。

そう、ここはフルムーンのポスターになった湯。太い木の柱で屋ねがけしてあり、木造の大きな空間に仕切りはない。四隅にあんどんの灯りが闇を照らし、隅が丸い板戸から差し込む明かりが一筋となって湯舟にそそいでいる。湯舟の底は玉砂利で新しい湯が沸き出すものと、注ぐものがある。入るものは、独特の気配を感じ、静かになっていくのが不思議。圧倒されている感じ。

そんな中、この湯舟はいまでも混浴。でも、お風呂に二人だけならロマンもあるけど、知り合いといっしょにご夫婦で入ると、はずかしい様子で、互いに「どなたでしたっけ」と知らぬふり。そこへ、若いカップルがいっしょに入って来たときには、どうやって湯から出て着替えるのかと興味津々。

そうしていると、手ぬぐいで前を押さえながら、サッと湯舟の外へ出て、着替えの服の所に置いてあった浴衣(ゆかた)を取り上げ、濡れた湯上がりの体のまま、スルスルと袖を通し、あっという間に腰ひもを結んで、それでおしまい。

「おみごと」の一言。

「そうなんですね。浴衣(ゆかた)って、湯上がりの体をそのまま包むものだったのですね」

きっとどこかで、往年の大スターも笑って見ていたかも・・・。

http://www.houshi-onsen.jp/(法師温泉「長寿館」)

http://www2c.biglobe.ne.jp/~ofuroudo/yukemuri_blog.html(「湯煙の向こうに自分が見える」コーナー )



ofuroudo at 19:55│Comments(0)

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