2007年01月31日

ふなせんべい

ふなせんべい


 ★ふなせんべい

  


“ふなせんべい”分かります?
これは、食べられるけど食べ物ではない。正月の縁起物としての飾り煎餅とでも言えようか。

最中(もなか)の皮って何で作るか知ってますか?
これは、搗いた餅をのし棒で薄く延ばし、小さく切ったものを鋳物で出来た型に入れてジュ−ッ と焼いたものである。このように
最中の皮をつくる商売を“種屋”と言っている。
これと同じようにして、縁起物である大判、恵比寿、鯛をかたどった最中の種のことを“ふなせんべい”と言う。山形では、これを切ってきた柳の枝に吊るし、さらに枝の先に色とりどりの半円形のふなせんべいを二個とって枝を挟んで飾る。これも、種屋の仕事であった。

この縁起物は、1月10日の初市で売られ、福を呼ぶものとして通りがかりの人が求めていった。毎年、神社の境内の入口に店を開いた。
「これ、ちょうだい!」「有り難う、良い年になりますように」。こんなやり取りをしている人々の顔は、皆、福の顔であった。

財布に相談しながら、大きい枝、小さい枝を買い求めていった。でも、どの顔も福の顔なのである。

ふなせんべいが飾りつけられた柳の枝が、ゆらゆら・・・。

「ただいま、帰ったよ」 「あら、きれい」 ここにも、福の顔がまた一人増えた。
黒光りのする座敷の鴨居にそれは飾られた。そして、その部屋を尋ねてくる人を一人一人、福の顔に変えていった。

福の顔を呼ぶ“ふなせんべい”のお は な し。

                 (「心の風景のデッサン」より)

http://blog.livedoor.jp/ofuroudo/archives/12068531.html(Blog:初市)

http://www2c.biglobe.ne.jp/~ofuroudo/hatuiti.html(初市)






心の風景のデッサン
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「心の風景のデッサン」:温泉人(おふろうど)
・・・故郷、それは心の中にある「心の風景」に違いありません。決して消えることのない・・・


まえがき

 誰にでも、生涯の中で忘れ難い自然や季節との思い出があります。でも、これは思い出といったものだけでは語れない「その人が大切にしてきたもの、これからも大切にしていきたい宝物」なのではないでしょうか。

 昔のことを、そして自分の生まれ育った故郷を単に懐かしんでいるということではないのです。きっと大切にしたい何かがそこにあるからと感じるからなので す。自分の心の目で心地よいと感じ、大切にしたいと思っている価値観がそこにあるのかもしれません。きっかけは、小さいころに出合った光景だったかもしれ ません。でも、その時代、その場所に戻ることはできないし、その意味も違うのかもしれません。





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トロイメライ



温泉人(おふろうど)
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略 歴(写真活動):温泉人(おふろうど)




日立市田尻での講演にて
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(哲学堂公園のネコ)・クリックしてみてください。話の様子が聞こえますから。



木札:温泉人(おふろうど)
 温泉人(おふろうど)の意味 

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ofuroudo at 00:03│Comments(0)

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