2008年01月06日

雪の舞(「心の風景のデッサン」より)

★雪の舞


雪の舞(「心の風景のデッサン」より)

 


次から次へと、絶え間なく迫ってくる雪。

面と向かって、雪の落ちてくる空を見つめている。真っ白い空一面のキャンパスに、光を背にした雪の結晶が寄り集まっては、思い思いのまとまりで地上をめがけて降りてくる。
ふと、空の上で誰かがきっと大掃除をしているのではないか、その綿埃が落ちてくるのではないかと思うばかり。

どんどん、どんどん迫ってくる。

おっと!つい平衡感覚を失って足元がよろけてしまった。絶え間なく動きのある光景を見つづけると、自分がどんどん動いている感覚になってしまうのか、急に地上の動きのない光景に戻ると、感覚の中で動いているという慣性を急に止めることが出来ないのだ。

見上げる目の中に、大粒の雪の結晶の固まりがフワッと降り立った。とたんに、結晶の矢は崩れ、大粒の涙となってまぶたからこぼれ落ちた。

ようやく、視線を下ろして足元の降り積もった雪に顔を近づけてみる。

見上げての光景、それは目に迫ってくるような動きを表現できる三次元の空間とは対照的に、地上に降り立った雪の光景は、次々に降り立ってくる結晶とともに互いに寄り添いながら覆いつくし、大きく広がる静寂の大地を作り出したのだ。

雪の結晶に閉じ込められた小さな光の粒は、大きく広がる大地が自ら輝くことができるように、自らの使命を精一杯演じているのか・・・。

                    「心の風景のデッサン」より

 

http://www2c.biglobe.ne.jp/~ofuroudo/dessan.htm 「心の風景のデッサン」:温泉人(おふろうど)

http://ofuroudo.jugem.jp/?eid=92 ★星の光と雪の光:温泉人(おふろうど)





心の風景のデッサン
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「心の風景のデッサン」:温泉人(おふろうど)
・・・故郷、それは心の中にある「心の風景」に違いありません。決して消えることのない・・・


まえがき

 誰にでも、生涯の中で忘れ難い自然や季節との思い出があります。でも、これは思い出といったものだけでは語れない「その人が大切にしてきたもの、これからも大切にしていきたい宝物」なのではないでしょうか。

 昔のことを、そして自分の生まれ育った故郷を単に懐かしんでいるということではないのです。きっと大切にしたい何かがそこにあるからと感じるからなので す。自分の心の目で心地よいと感じ、大切にしたいと思っている価値観がそこにあるのかもしれません。きっかけは、小さいころに出合った光景だったかもしれ ません。でも、その時代、その場所に戻ることはできないし、その意味も違うのかもしれません。





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トロイメライ



温泉人(おふろうど)
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略 歴(写真活動):温泉人(おふろうど)




日立市田尻での講演にて
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(哲学堂公園のネコ)・クリックしてみてください。話の様子が聞こえますから。



木札:温泉人(おふろうど)
 温泉人(おふろうど)の意味 

 日本語ドメイン取得 http://温泉人.jp   


ofuroudo at 00:08│Comments(0)

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