2011年08月14日

飛び立つ(蝉の抜け殻)

飛び立つ(蝉の抜け殻)

飛び立つ(蝉の抜け殻)





飛び立つ(蝉の抜け殻)





飛び立つ(蝉の抜け殻)





脱皮(蝉)
http://www2c.biglobe.ne.jp/~ofuroudo/dappi-semi.html 脱皮(セミ);温泉人(おふろうど)





飛び立つ(蝉の抜け殻)


★蝉
蝉、地面の中に7年も過ごして大きくなり、今日はいよいよ地上に這いだす日。
見上げる小さな穴からは、まぶしい日の光が見えている。さあ、これから一頑張り!

7年もの長い時を光のない地中で過ごした蝉の幼虫。これから地上に這い出て、大きな変化をする。いのちのドラマを演ずる時である。

夏場の夕方、毎日遊んでいる公園の大木の根元を歩きながらみつめる。すると、小さな黒い豆粒ほどの穴が地面にあるのを見つけるや、そっと手の指を突っ込んでみる。
すると、指の先をギュッと挟み返すものがいる。これが蝉の幼虫。土の下で暮らすに相応しく、固い殻につつまれながら腰を丸めた姿になっている。前足が大きいハサミ状の鎌を持ち、このもので挟み返してきたのだ。

挟む力が強力なことで、自らの体が地上に引き出されてしまった。地上に姿を表す時間が自らの力で這い出る時間とそれほど差がでなかったことで、羽化の時期が守られた。

幼虫を家に持ちかえり、使っていない水槽を利用し、中に幼虫を止まらせる止まり木を入れ羽化に最も安定した位置に幼虫を止まらせた。安心できるよう風呂敷を掛け、ちょっと一眠り。
ふと目をさまし、そっと布団を抜け出す。静かに水槽に掛けてあった風呂敷を小さく開けて覗いてみると、すでに羽化が始まっていた。殻の背中部分に縦の割れ目ができており、次第に抜け出していく。しばらくして、自ら脱いだ殻にしっかりつかまっては薄い黄緑の透き通った体を保持し、羽根の伸びきるのを待つ。

次第に昇る日の光を受けながら、透明な体に日の光の色で染まっていく。7年の土中の生活で準備されたすべてのものが、この数時間の中に一気に開いた。
いつのまにか、自ら脱ぎ捨てた過去の時間の脱け殻を離れ、地上で経験する超音速の時間の中へと飛び去っていった。生きた証を刻み、そして次の命へと繋ぐために。

                    「心の風景のデッサン」より




http://www2c.biglobe.ne.jp/~ofuroudo/huzimisi-natuyasumi.html 難波田城公園の夏(背景は、ニイニイゼミ♪の鳴き声です)

http://www2c.biglobe.ne.jp/~ofuroudo/nanbatazyoukouen-minori.html 実り(背景からアブラゼミ♪の鳴き声が聞こえます)

 

http://www2c.biglobe.ne.jp/~ofuroudo/tobu.html 飛ぶ:温泉人(おふろうど)

ラブhttp://blog.livedoor.jp/ofuroudo/archives/51875960.html 彩(いろどり):温泉人(おふろうど)



ofuroudo at 00:00│Comments(2)

この記事へのコメント

1. Posted by 山脇 孝   2011年08月14日 00:22
2011,8,13
温泉人(おふろうど)殿
抜けがらと脱皮した成虫の
大きさが違う事が、人間でも
一皮むけたというように、
いいますね。

地上から出て、わずか一週間程度の
命を、皆で謳歌する姿は格別です。

その蝉も、この暑さで鳴く時間が
短いような気がします。

また、蝉の子孫に会える7年後が、
どんな世の中になっているか、
楽しみです。        
         山脇 孝
2. Posted by 温泉人(おふろうど)   2011年08月14日 05:54
山脇さん
7年後が楽しみ!、山脇さんの前向きな生き方が伝わってきます!
良いですね。今を楽しみ、未来を信じる生き方に賛同します♪

小さい頃に、3軒長屋に住まいし、その裏庭にある大きな柿の木の下に、セミが這い出した丸い穴がたくさん開いていました。夏は、毎日のように穴から這い出てくるセミの幼虫を掴んでは、木に止まらせて成虫の姿になる様子を不思議そうに見つめていました。

生きる時間の長さを、準備し続け飛び出す生き方を、これからの自分に重ねて見つめていたように思います。

いつまでも続く、いきものが謳歌する世の中にすることは、地球にいっしょに住み続けるものとして、当り前のことです。自然の声、その声が聞こえる生き方したいです!

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