2006年04月28日

地球温暖化防止国際ワークショップ

2006年4月22日(土)

 FoEJapan主催の地球温暖化防止国際ワークショップ「ポスト・モントリオールの次期国連温暖化交渉の行方」が4月22日、虎ノ門パストラル東京ホテルマグノリアで開かれました。温暖化を地球レベルで解決すべき重要な問題とし、様々な視点からの発言、意見交換が行われました。
 オルデン・メイヤー氏(Union Of Concerned Scientists 懸念する科学者の会)は気温上昇による現時点の状況と長期的影響を分析したうえで、先進国はより厳しい削減を行い、またさらに現時点で削減義務を持たない国々が政策シフトを行えるようなインセンティブをもつ政策、制度構築の早急な必要性を主張されました。
 岡本晋氏(経済産業省)はこれまでの国際的な取り組みと、今後の展望について政府の視点からお話くださいました。主な取り組みの一つとしてアジア太平洋パートナーシップ(APP)を取り上げ、実行ある排出削減に向けた国際的な取り組みにおける日本の役割を認識できる内容でした。
 モザハルラル・アラム氏(Bangladesh Centre Advanced Studies)は温暖化の影響と後発開発途上国の適応政策を国連UNFCCCを基に話してくださいました。途上国の資金、保険、技術面など様々な問題の難しさを知ると共に温暖化問題を世界レベルで取り組む際の途上国の適応の必要性と重要性を強く感じました。
最後に話された山岸尚之氏(WWF)は、国内政策の分析をした上で、今後京都議定書の目的を達成するためには他の国内政策との組み合わせや連携といった総合的なポリシーミックスが必要であるとして、WWFの提案を示して下さいました。またEU、米、豪の国外諸国の取り組みを紹介し、各国の新制度導入への気運の盛り上がりの現状を話してくださいました。
 このワークショップに参加して強く感じたことは、地球温暖化は本当に緊急な問題であり、世界的協力が不可欠であるということです。しかし先進国、発展途上国、政治など多面的な要因による問題が存在する現状において、世界レベルの同一な基準による政策は意味をなさないと感じられました。特に開発途上国においては資金と技術共の提供に相当の配慮と理解が必要になります。求められていることは様々な状況を視野に入れた取り組みであるということが分かりました。これは、京都議定書のホスト国である日本が国際的リーダーシップをとるうえでしっかりと心に留めておくべき点であると思います。

                            文責 3年ゼミ木滑裕子
  

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2006年04月02日

新3年春合宿

 3月26日から28日の3日間、緒方2年ゼミによる春合宿が石和びゅーほてるで行われ
ました。合宿1日目と2日目に、ゼミ生は主に「アジア・インターンシップ(AI2006)」の企画案の発表を行いました。各ゼミ生は事前に準備してきた企画を発表し、質問応答を行いました。また緒方教授の3月アジア調査の発表や社会制度に即した助言を参考に議論が進められました。その中では、世界的な環境問題に関する論点と、社会主義国というベトナムの制度のもとで、意味のある政策提言することの難しさを強く感じました。当初予定していた「英語でしゃべらナイト」という英語討論の時間がなくなり、実施できませんでしたが、その分、企画案と共通テーマ設定について意見交換と相互理解が出来たと思います。
 結果、「資源循環型社会の構築」と「廃棄物対策」のテーマに基づく2つの班が組織されました。これからこのテーマを基に、具体的な研究スケジュールを決め、前期期間中に9月に実施される「AI2006」の準備を万全に整えたいと思います。
 この春合宿は、ゼミ生各自のゼミに対する意気込みやベトナムの大学生と交流することについての意義などを再認識し、活動意欲を高める重要な意味を持ちました。
4月の新学期の活動に大いに生かせる3日間だったと思います。
                            文責:2年ゼミ木滑裕子

  
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