2007年06月13日

2007年6月12日 日比保史氏(コンサベーション・インターナショナル)による公開研究会

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6月12日、経済研究所の公開研究会において日比保史氏による「気候・コミュニティ・生物多様性に配慮したトリプルベネフィット型再植林CDM事業」の報告が行われました。日比氏は、生物多様性の保全を主な目的とするコンサベーション・インターナショナル(略C.I)の日本プログラム代表であり、今回は再植林CDMを行う意義やエクアドルで実際に行っているプロジェクトなどについて説明してくださいました。
 現在C.Iでは「生物多様性保全への貢献」・「気候変動対策への貢献」・「地元コミュニティの持続可能な発展への貢献」という3つの貢献(トリプルベネフィット)の考え方を基にエクアドルで再植林CDM事業を行っています。お話の中ではエクアドルの経済状況や環境問題、そして実際に現地の住民と協力してプロジェクトを実施する苦労などを説明してくださり、机上の勉強だけでは分らない現地の情報をたくさん聞くことができました。
 本年度の環境班は「アジア・インターンシップ2007」でベトナムの学生とCDM(クリーン開発メカニズム)をテーマに意見交換を行う予定なので、今後に向けて大変貴重な指針となりました。

(注記)日比氏の開発したAR/CDM方法論は、国連の認証機関において認証されました。


(文責:3年ゼミ 中倉 高志)
  

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2007年06月01日

2007年5月29日 原口直人氏(海外産業植林センター専門家)   による公開研究会

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5月29日、経済研究所の公開研究会において原口直人氏による「マダガスカルにおける吸収源CDMによるサステナビリティの模索─ 開発者と地域住民の視点」の報告が行われました。原口氏は、王子製紙、そして社団法人海外産業植林センター(JOPP)においてマダガスカルでの植林を行い、二酸化炭素(CO2)を吸収させて環境保全を行うAR/CDMプロジェクトに携わっており、ご報告では世界の森林被覆率が減少する中でこの種のプロジェクトの重要性、必要性を説かれました。この種の吸収源CDMプロジェクトでは、持続可能な開発・CDMの考え方や在り方、またプロジェクト実施者と地域住民の2つの視点からのお話を聞くことができ、私たちは地域住民からの視点の重要性を改めて痛感しました。
報告会終了後も、原口氏は、大変忙しい中、私たちのゼミの授業にも参加していただき、環境(CDM)班、地域開発班の発表に対しコメントをいただきました。原口氏の講演・アドバイスは両班のその後の議論の展開にとって大変有益なものになりました。今後の論文の参考にしていきたいと思います。

※ 追記
原口氏が報告されたAR/プロジェクトは、7月27日にドイツ・ボンで開催された第33回CDM理事会において、世界で8例目の方法論として承認されました。吸収源CDMで日本の機関が主体的に開発した方法論では初の承認であり、世界全体の吸収源CDMとしても大きく前進させるものとなります。プロジェクトの方法論の特徴としては、産業植林とともに、地域住民と環境に配慮した植林作業の実施を条件とすることや、衛星データを活用してのモニタリングなどが挙げられます。

CDM理事会でのプロジェクトの承認は、私たちにとって大変喜ばしいものでありました。また、プロジェクトの承認の知らせを聞き、私たちゼミ生の研究意欲もさらに大きなものになりました。


                                   (文責:3年ゼミ 水野 悟)
  
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