井本氏による『ジョブレス・リカバリー』に関する報告

2005年06月29日

井本氏報告本


経済研究所 ポスト・ケインズ派経済学研究会と環境と経済研究会の共同主催による公開研究会が、6月21日に開催されました。当日は会場が満員になるほどの盛況ぶりで、共同会議室が満席となり、配布資料が不足するほどでした。
井本氏は、国際協力銀行を経て鹿島建設に勤務しながら、ケインズの原書にあたり、現実経済とケインズ理論を研究されています。その成果が、近著『ジョブレス・リカバリー』(日本評論社)でした。その論旨を説明されながら、流動性選好説に基づく利子率決定の理論と金融データを分析し、また労働市場では、労働需要曲線の形をめぐり、最近の理論の展望を話されました。
「日本経済の最近の景気回復は雇用問題の解決につながらず、雇用創出を伴わないものだ」という鋭い指摘に、参加学生たちは興奮気味に耳を傾けていました。(文責:浅川学)

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