FLP演習A 緒方ゼミ ベトナム現地研修

2006年08月29日

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私たちFLP演習A(国際協力:緒方ゼミ)は8月1日から8月7日までの7日間、ベトナムで現地研修を行ってきました。今回の研修には緒方教授の研究サイトにFLP演習生7人、文学部からの参加者2名、大学院生1人を引率していただきました。私たちは4月に専門研究を始めたばかりで、今回の研修の目的は、アジアの持続可能な開発のあり方を知り、現地住民の生活を基盤に問題意識を育成し、今後の私たちの学習の土台とすることでした。
 一日目は、参加者全員がはじめて訪問したハノイ市内市場を視察し、二日目にはハノイ国民経済大学(NEU)の学生と合流し、ホアビン省のJICA天然林回復プロジェクトサイトを見学し、現地住民の意見をお聞きすることができました。その後、ハノイから180キロ離れたソンラ省モッチャウ高原まで移動し、翌日はNEUの学生や少数民族(モン族やザオ族)など地元の若者と一緒に植林を行いました。ハノイに戻り、四日目はハノイ国民経済大学副学長のド教授を表敬訪問し、その後、国営企業(植物栽培)を訪問し、それからタンロン工業団地を見学しました。タンロン工業団地では、工業団地を経営している住友商事の方から説明をお聞きし、工業団地内のTOA工場(監視カメラ等の製造)を見学させていただきました。五日目には循環型農業を行っている畜産農家に赴き、養豚場経営や糞尿を活用したバイオガスを視察することができました。最終日はハノイ市内にある孔子廟を訪問しました。ここは、ベトナムで始めての大学となった施設で、「文廟」と呼ばれ、敷地内の石碑に科挙試験合格者の名前が刻まれ保存されています。越南国(ベトナム)自立を支えてきた文化です。最後に歴史博物館を訪問し、ベトナムの歴史を学びました。

 この研修では、普通の観光旅行では訪れることのできないような貴重な場所を訪問し、現場の話を直接聞きくことができました。ベトナムはいま経済開発の「離陸」の時期にあたり、世界から注目されています。経済成長率はかなりの高い伸びを見せ、ハノイ市内の道路はバイクで溢れています。しかもハノイの中心部から一歩市外に出ると、自然環境が次第に失われ、「貧困の悪循環」に陥り、経済格差が広がっています。地域経済は農業が中心ですが、次第に工業化の波が押し寄せ、経済開発と自然環境の保全をいかに両立させるか、「エコ・エコノミー」の実現に多くの人々が試行錯誤しているという印象を受けました。このように、私たちがNEUの学生や地域住民と一緒に学んだこと、発見したこと、感じたことなどを生かし、今後のゼミ活動もNEUの学生と連絡をとりながら、より広い視野でより活発に進めていきたいと思うようになりました。

(文責:FLP演習 2年 落合 直)


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