2007年5月29日 原口直人氏(海外産業植林センター専門家)   による公開研究会

2007年06月01日

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5月29日、経済研究所の公開研究会において原口直人氏による「マダガスカルにおける吸収源CDMによるサステナビリティの模索─ 開発者と地域住民の視点」の報告が行われました。原口氏は、王子製紙、そして社団法人海外産業植林センター(JOPP)においてマダガスカルでの植林を行い、二酸化炭素(CO2)を吸収させて環境保全を行うAR/CDMプロジェクトに携わっており、ご報告では世界の森林被覆率が減少する中でこの種のプロジェクトの重要性、必要性を説かれました。この種の吸収源CDMプロジェクトでは、持続可能な開発・CDMの考え方や在り方、またプロジェクト実施者と地域住民の2つの視点からのお話を聞くことができ、私たちは地域住民からの視点の重要性を改めて痛感しました。
報告会終了後も、原口氏は、大変忙しい中、私たちのゼミの授業にも参加していただき、環境(CDM)班、地域開発班の発表に対しコメントをいただきました。原口氏の講演・アドバイスは両班のその後の議論の展開にとって大変有益なものになりました。今後の論文の参考にしていきたいと思います。

※ 追記
原口氏が報告されたAR/プロジェクトは、7月27日にドイツ・ボンで開催された第33回CDM理事会において、世界で8例目の方法論として承認されました。吸収源CDMで日本の機関が主体的に開発した方法論では初の承認であり、世界全体の吸収源CDMとしても大きく前進させるものとなります。プロジェクトの方法論の特徴としては、産業植林とともに、地域住民と環境に配慮した植林作業の実施を条件とすることや、衛星データを活用してのモニタリングなどが挙げられます。

CDM理事会でのプロジェクトの承認は、私たちにとって大変喜ばしいものでありました。また、プロジェクトの承認の知らせを聞き、私たちゼミ生の研究意欲もさらに大きなものになりました。


                                   (文責:3年ゼミ 水野 悟)


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