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このブログを書くのも随分久しぶりに感じる。
展覧会が終わり、ぽっかり穴が開いた気分。

忙しい日々は過ぎてしまえばなんてことはない。時間が空いたら、あれやろうこれやろうと思っていたのが嘘の様にヤル気が出ない。
この１週間、寝てばかりで最低な気分。


とにかく、日々の制作を、と思っても。
それでも一向に進まず。退屈な日々をおくっている。


こんな日常を過ごしていると、もう絵が描けなくなった感覚に陥る。
もうイメージが湧いてこないという怖さ。
焦りながら、スケッチブックにペンを走らせる。ろくでもない物、中途半端なゴミが溜まる。

少し時間があるから働けば良いものの、ダルくて動けず。
お金もないし、欲しい物も買えない。


この嫌な感じはどうしたら脱け出せるものだろうか…。
とにかく遊びたいが、遊びかたが分からない。

近くに友達もいないし、周りに何もない田舎に来たことを今更ながら後悔した。

終了しました。

５月１７日土曜日で、小川泰個展「この世の果てとMother-Fucker」終了しました。
見に来てくれた皆様、本当にありがとうございました。
見逃した方々、また今度。
実に２年振りの個展で、初めて準備期間が半年以上もあり、間に失職したり引越したりとありましたが、その分溜まりに溜まった気持ちを吐くことが出来て良かったと思います。

今後は、フリーペーパーを作ったり、Ｔシャツをまた作ったりする予定です。

作品制作としては、１００個の石に絵を描いている最中です。


そんな感じで、東京に戻る予定は伸ばし伸ばしになりそうです。

それでは秋にまた会いましょう。

蓋を

They tried to cover up the scandal

喋る、豚。
または、口うるさい嫌われ者か
役割分担
必要悪など綺麗事ではない。
大多数の人にとっては悪なのだ。
必要とする少数の人がいようが民主主義国家にとって、それは悪。

臭いものには蓋をする。


ここしばらくの流浪から導き出された言葉。
うっすら気付いていたこと。それらが輪郭を持った。
今日は初めて口に出して言った。
初めて会った人に。

具体的に。
それは黄金町に行った時。横浜トリエンナーレという大規模なアートイベントがある。生業をアートとしている以上、何かしらの話しはくる。その中の一つに、寂れた街をアートの力で活性させよう。というものがあった。
黄金町とは横浜の遊郭で、昨今は利用価値もなく荒れ放題だと聞く。
さっそく、品川から赤い電車に乗って黄金町へ。
下見だ。


死んだ街、殺された街
アーティストにあてがわれるという場所を見る。予想以上というより予想外に綺麗に作り替えられた内部。
その他、潰して新しくて綺麗な建物も立つという。
その期間はアートイベントといて開放し、その後はカフェなどになる予定だ。

街の人、声。
古い遊郭の周辺には新しい住宅地が繋がる。
汚い、トサレルモノ、が目に写るのが嫌だ！私が住む街にダークゾーンはいらない。

汚い物には蓋をする。
無理矢理に追い出された人々と蓋をした人々の闘争は続いているようで、そういうアート施設のガラスが割られたり、ワンブロック事に警察が長い棒を持って立っていることから感じる。

死んだ街を活性させる為でなく殺された街にトドめを刺す為に利用されるのだろうか？



綺麗な景観
山に滝に海に人々
東京西南から続く鉄道には妊婦が多い。
僕にはテレビでみる画にしか見えない。


良い人生とは？
良い家庭に生まれ、良い物に接して教養を深めて行くこと。
金持ちの家に生まれた奴は、小さい頃から良い物に触れてきたせいか、良いアートを造る。



蓋をされる側として、黙って死を待つ必要はない。
それが僕のモチベーションだ。

支離滅裂

遊郭暮れ

南西に40km

古くからの街
血縁地縁


２０数年過ぎても、彼らの後毛は長かった。
歩行者天国の交差点
真中に斜めに停まる車

大仏ヘアのティーン



死んだ街へ行く。
そこにあったのは、殺された街だった。
未だに復讐の連鎖は続く。
路地事に立つ官憲
黒い車は公安か。


無性に誰かを撲殺したい気分。
今日は珍しく電話がよく鳴る。


時代なのか性なのか、何処へ行っても臭いものには蓋をされる。僕はそこにリアルを感じる。



遂に、現金が尽きた。旅の終か。

夜は雨で蒸し暑し

南西に80km

旧知の友に、合う。
いつもこうだ。
「元気？」
元気と応えるよ、僕は。

たくさんの人に会った。
新しい出会いも、再会も。
本当に去年一年間誰とも会わなかったんだ。

押し込めていた感情が、甦る。

人間
あとどれくらいの時間？

雨が降り蒸し暑い。
随分と遠回りをしながら目的地へと着く。

あ、本当に何か出来そうだ。