入院して、1日目2日目は、検査尽くめで疲れきっていましたが、
3日目くらいになってくると 暇だな という感覚や
集団生活のストレスを感じてくるようになってました。

夜、消灯時間が過ぎると
同室の人のいびきやぜんそくっぽい寝息、
遠くの部屋のおじいさんの叫び声...
静まり返った病棟だからこそ余計に響くものです。
私は、耳栓を買って来てもらって、夜はそれをしていました。


はじめて耳栓をした無音の世界。
完璧な無音ではないのだけれど・・・
(遠くのおじさんの声はカットしてくれるが、近くの音は聴こえる)

そして、あれほど望んだ無音の世界だったのに
それはそれで、なんとも言えない怖さを感じました。
真空の中に浮いているような感覚・・・


よく、TVやマンガなどで「静まり返っている様子」を

 『し〜〜ん』

って、表現したりするけれど、
これって、まんざら嘘じゃないんだな、って思いました。
ちゃんと「し〜ん」ていう音(...というか感覚)が、
そこには存在してるんだ、って。。。
耳栓の世界には、この「し〜ん」さえも無い。

この「し〜ん」っていう感覚を感じることのできる安心感、有難さ、
それを感じた入院生活でしたo(^.^)o