コンサルティング士業への道

司法書士法人・行政書士法人 名南経営 代表 荻野恭弘 公式 究極のコンサルティング士業の目指し方                       

2017年01月

名南経営の荻野です。

眼が良くないのに、この駅の片隅のナチュラルなカレー屋さんに惹きつけられました。

名古屋にもあるのですが、今回、初見です。

なぜ、惹きつけられたか。



赤い水筒です。

これは気になる。

外からは、みんなが山小屋的な店内で、赤いマイ水筒持って食べてる錯覚に陥りました。

どれだけ山が好きな客なんだと。

広告の見本のような体験でした。

限られた狭小空間、超悪立地を活かす視認性について勉強になりました。

また野菜の量がすごい。

同行した女子社員も大満足のようです。


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法律技術は、汎用技術です。

蒸気、熱気、電気、インターネットなどと同じように、社会をよくするために
よく見えないけれど、役立つ、基幹技術だと思います。

で、これを社会で使うためには圧倒的に経験、試行錯誤が必要です。

知識を入れて、試験受けて、経験して、学んでまた経験して。

その繰り返しをして死んでいきます。


優れた専門家は、顧客のためになる答えが速い。


昔と違い、今はそうです。

たいてい調べるとあっという間に出てくるのが形式的な知識です。

顧客のためになる確率は10%くらいでしょうか。あとは「広告」です。

優れた法律家は、ある一定の分野に集中して経験し、鬼のように

顧客の為だけの答えをするのが速い。


そんなスキルを磨いていくとよいでしょう。

もし知らない分野の相談がきたら・・・専門じゃないから、こちらを紹介します。

それだけの対応で十分です。

それが真のプロフェッショナルです。

中途半端なスキルは顧客を傷つけてしまいますから。


法律家でもなんでも汎用技術を使い倒すには、まずは適用場面(業務的にも、

ビジネス的にも)を一点に集中し、根を深くはれば、他のことも鬼のような速さで

習得できます。

時間ではなく、これは件数の問題です。


圧倒的に鬼のような速さで、特定分野(それは確実に拡散していきますが)に

応え続けると知恵も湧く。

いいことづくめではないでしょうか。


駆け出しなのに、あれもこれも手を出すのは、玉乗りしながら、仕事をしている
ようなもので、顧客に集中できず、成長できないと思います。
(顧客に集中しなくてもやっていける殿様的職業なら別ですが)







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税理士や司法書士、社労士などの受験者が劇的に減っています。

若い人は、あまり魅力を感じないのでしょうか。

1人気を吐くのは行政書士です。

もともと、制度上からかなり格上で万能の資格です。

平成4年、国家試験になんら興味がなかった新卒社会人一年目で、とある弁護士に、六法

にかいてある業法の順番が、国が考える資格の【格】だよといわれ、格上だということは

法治国のインフラ度が高いということで、

日本国憲法のすぐ後に、弁護士、司法書士、行政書士の各法があり、これは早く取った方が

いいなと動機付けされたものです。


平成の世は、高度複雑化し、あらたな公認会計士、不動産鑑定士、 税理士、社労士、弁理士

の需要創造により経済的な格は様変わりましたが(笑)。

さて、その際、行政書士法を読んでみて、弁護士と同じ業務の広さに驚きを禁じえませんでした。

逆説的ですが、弁護士法72条の規制のおかげで、インフラ資格の行政書士の業務範囲の拡大

があるのでしょう。

しかし、昨今の受験者増は、それが直接の理由でないとおもいます。

直接の理由は、その万能性に【みんなが気づいた】ということでしょう。

行政書士とは、車庫証明の仕事だけではなく、弁護士の仕事も一部できるという隠れた真実に

気づいたわけです。   

(事件性の論点とか、おいておきます。)

盲点、スコトーマがなくなったということでしょう。

(最初に気づいた方々は、億万長者になって足を洗っているとかいないとか。)


カバ○タレという漫画がこの動きに動きに拍車をかけたという話しもききます。

これを読んでみると、往年の刑事ドラマ【西部警察】並みのタッチです。

行政書士はそんなこともできるんだというような・・・

派手な銃撃戦やカーチェイス的な要素があります。

刺激的で魅力を感じます。

【太陽にほえろ】くらい、渋いドラマであればここまでブレークしてはいません。たぶん。

次は、【踊る大捜査線】ばりのリアル(実際の警察運営とは違うみたいですが、さておき。)

で心理的な、すごい行政書士漫画・ドラマが出るでしょうね。

そうすれば、行政書士の【社会制度化ないし再起動】は完了です。

あとは個々の事務所がビジネスチャンスをものにしていくだけですね。

行政書士制度は、今のところ完全に勝ち組に入りました。

あとは時流に適合するという経営課題にどう対応するか。

職業人口が増えれば経営能力の高い人も入ってくるというのは弁護士界で実証すみです。

さて、他の士業はどうするのでしょうか。

ユーザーエクスペリエンスにこだわってきた法律や会計の専門家はいるでしょうか

ボスがユーザーエクスペリエンスに関するレベルが高いのは当たり前。
それがトップセールスというものです。

そこに属するメンバーが、どうかという話です。

士業に限らず、永続している企業が共通してもつ文化、価値観、規律。

今流行りの、機械に代替されることを恐れているのは、顧客を見ていない人工知能未満の人材になりさがっている、成長していない証拠です。

こと専門家業における絶対的な顧客志向とは、ユーザーエクスペリエンスを磨くこと。
士業では独占業務が100点満点で提供できるのは当たり前です。
プラスαが必要です。

それをしないで、ただ恐れるだけでは寂しい限りです。

仕事がなくなる・・・ありえません。
プラスαの創造力を機械に取って代わられるか。
ないでしょう。
人間の第六感ないし暗黙知による認識と判断すら、コンピューターはやりだすでしょうが、人が戦い、究極的に棲み分ける場所はそこにあると思います。




社会が明るくなると、いいことが多いと思います。

人が明るくなるには、エネルギーが必要だと思います。

エネルギーには、中学でやったレベルでは運動エネルギーと位置エネルギーがありましたね。

一つの世界にいる以上、物理で言えることは、心理でも当てはまるはず。

現世、この瞬間に、元気な人が未元気な人を持ち上げる。運動エネルギーによって。

そうすると未元気な人は高い場所に行き、位置エネルギーによる、おおきな力を手に入れ、またよく動き出す。

保存法則により、これが拡散しながら、繰り返される。

家族、会社、あらゆるチームに、朝のエネルギー開放は大事だと思います。

力持ち/ピクトグラム/3D/イラスト


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