コンサルティング士業への道

司法書士法人・行政書士法人 名南経営 代表 荻野恭弘 公式 究極のコンサルティング士業の目指し方                       

2017年02月


昔からひとりで焼肉店に入るのは苦になりませんでした。

上野の銘店もカウンターとテレビがあり、【おひとりさまアクセプティドヒア】になっていました。



絶対無理という人もいますが、わりと楽しめるものです。
好きな肉や魚介を好きなだけ食べる。

コンロもたくさん必要になるから、店は割と大変かなと思いますが、しかし、根性だしてビジネスしているんですね。


1960年代の高度経済成長期に、輸出増加と同様に、国内では大家族を消し去り、核家族化を進めて、消費財の需要を爆発的に増やして、今の日本の繁栄があるわけでしょう。

が、ここにきて、クルマも一人一台、焼肉コンロも一人一台の社会は行き過ぎで、転換を余儀なくされているようです。

いまさら大家族復活は無理だから、シェアできる擬似家族パートナーで対応するといいかもしれませんね。

ウーバーで一緒に焼肉食べる人を配達してもらうとか。

個人的には要りませんが。


法律ビジネスは、医療と同じく、全クライアントに対し平等、均質でなければなりません。

法も、算術ではいけないわけです。

法律家が、金持ちの依頼で作る内容証明とお金がない人の依頼で作る内容証明の中身は同じでなければいけません。
同じ法律家によるサービスが依頼者の欲する効果に差が出たらダメです。

さように、法律ビジネスは、新人だろうが、熟練者だろうが、依頼する方は同じ効果を期待します。独占業務であることの根拠ですね。


新卒の時代に、顧問弁護士に言われました。

法律全文通読。

あらたな法律を使って依頼に対応するときには必須の準備だと。

なるほどと思いました。
元検事だし、経歴あるし、もっと簡単に仕事していると思いきや、基本は新人とかわらない、そこなんだなと感心したものです。

法律家として差が出ないように基本を守って仕事をする。

おかげさまで、いまでも身についている、作法です。

さて、そんな差別が許されない、公共的な法律ビジネスですが、繁盛してるところとそうでないところがあります。

同じことをしているのに、なぜでしょうか。
法律家によるビジネスをしているか、どうかかもしれません。
要は根性出してビジネスしているかどうかです。
クルマと同じで、走る、曲がる、止まるは皆同じ、機能はみな期待どおり。
しかし、100万円でも十分いいクルマもあるし、他方で何千万もするクルマも売れる。
みな根性出してビジネスしているんですね。


自然科学に憧れる経済、経営と同じく、法律も通底する因果法則を解き明かし、未来を計るのに役立ちます。

昔、学生時代に聴いたのですが、とある刑法の有名な先生が、法律は意思決定の学問だ、と言っていましたね。
至言です。

わたしの学生時代、昭和63年ころは、司法試験合格者数は400人台、弁護士全部で20000人、国民6000人あたり1人。
一般人が意思決定に法律を駆使するのは難しい時代でした。

平成11年からの規制改革で、直接、間接に弁護士など法律家が多数供給されました。一般人も多数、弁護士や司法書士、行政書士にアクセスできるようになりました。

さて平成29年。
いわゆる人工知能がさらに法律へのアクセスを容易にしてくれる時代がきます。

そんなまっただ中で、思うのは、システム開発についてです。

たくさんのトラフィックからいいねで確率的因果関係性を学習するのは、具体的な法律家のセールスやマーケティング、オペレーションの巧拙でしょう。

しかし、あーすれば、こーなり、こーすれば、あーなる、かくあるべしのような法律判断のための構造化されたスキーマあるいはフレームは、やはりしっかりと法律家が提供しないといけない。と思います。

逆に言えば、そこを提供できるのは、法律家だけしかなく、法律の問題は無限にあることから、法律家にとって、人工知能の発達は、大変なビジネスチャンスになるわけです。

法律家は、『日々の仕事との関係性』を少し変えて見ると、できることがたくさんあると思います。
勉強好きでしょうから、みな成功の階段を上っているわけです。あとはやるかやらないかだけです。




こうゆうニュースに慣れてきました。

面白いですね。

登記っていうのが、ニクイ。


たまには、法律ビジネスについて。



法律を売るなら、学会やチームカンファレンスは、マストでしょうね。

読むだけは?

いかがでしょうか。

ダメでしょう。なにより、話す。書く。

とりもなおさず、それは知見に異論や批判をいただく為です。

何十年と修業した大家(たいか)は、お釈迦さまのように凡人の知らない世界を見ています。

しかし一般の職業法律家は大家でしょうか。ただの受験エリートではないでしょうか。そんな謙虚な姿勢が大事だと思います。

やはり、日々、議論にさらされ、みずからの法律の知見をねり上げ続ける。

大家でもないのに、異論や批判を打ち込まれない法律家は、百害だけしかない。と思います。

危ないです。


ただ、だれも異論や批判のしようがない確立した、裁判や登記、供託、いまでいえば、債務整理や相続遺言は組織再編などはすでにいわゆるコモディティ化していて、別かもしれませんが。


云うまでもなく法律は社会科学であり、学び、修正し、また学ぶ。
エビデンスから法則を追い求める。
ゆっくり浸透させ、けっして焦らない。
新たな法律ビジネスはそんな熟成が必要です。

最近、とある法律ビジネスで日本最高水準の専門家軍団に、私たちの法律ビジネスの知見に、がっつり、異論を唱え、批判をしていただきました。

そんな見方があるのか。

また格段にレベルが上がってしまいました笑
素直にそう感じ、感謝の言葉しか出てきません。

勝敗にまみえる弁護士は、わりと大丈夫なようです。しっかりしておられます。

しかし、役所くらいしか、直截、法律的な批判者がない士業は、新たな法律ビジネスの売り出しには深い陶冶が必要かなと思います。

つねに、異論や批判にさらされる仕組みを持つことが必須ですね。




なお、法律家によるビジネスは、支持や批判は、売り上げにより明白です^_^
やりまくるしかないでしょう。
やっちゃえ!



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