家族が他界すると、ところ狭しとおいてある故人の遺品をどうするか悩むところです。
個人的には、財産管理人の常で、えいやと処分してしまうことに躊躇いはありません。
全部取っておきたいのはやまやまですが、生きている人が住む場所が狭くなります。
ある外国では、相続人や弁護士が遺品のガレージセールをやることが多いとききます。
それもいいですね。
再利用してもらえるなら・・・品物も本望かとおもいます。
故人と家族をつなぐ思い出の品をいくつか厳選して保管し、家族は故人のいない、
あらたな道を踏み出すわけです。
晩い秋の河原で、乾いた草の香りを身にまとえば、在りし日の故人が瞼に浮かぶこと
でしょう。
まだまだ、あちら側にはまだいけませんが、ふと堤防に立てばこちらの様子もあちらの
様子もわかる気がします。
厳選された故人の品物には、そんな機能があるように思います。
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