司法書士や行政書士といったプロフェッションは、元来個人に資格が与えられています。

法人には受験資格もありません。

それはそれで由緒あることです。

基本的にはプロとはその目の前の人を救済するのが仕事であり、技術経験値もバラバラ。

同じ能力であるわけがありません。

しかし、でたらめな人をプロとして野に放たないように資格制度を作ったので、最低ラインというものを個人に与えるというやり方になります。

だから法人に資格をあたえると最低ラインすら守れません。


しかし、昨今では、そのプロフェッションも法人化というか組合化がゆるされ、より組織的に仕事ができるようになりました。

その意義としては、個人のプロフェッショナルでも出来る仕事を、より早く安く上手にやる。

あるいは、個人ではできない、長期、複雑、短納期といった仕事をやる。

いずれにしても、個人でもいい仕事の仕方を、法人でやるというのは、早晩限界がくるでしょう。

結局、個人でできてしまうからです。


法人には法人におけるプロフェッショナリズムが必要です。

徹底した依頼者中心主義。

そこは個人でも法人でも変わりません。

その手段としてやはり、個人では想像すらできない(する必要がない)価値の創造をしていくべきでしょう。

そのために士業倫理とスキルに加えて、企業経営倫理、事業計画、強靭な組織を兼ね備えて、各地に最高に魅力的な雇用を創出する。そこに入れてよかったねと、祖父母にも言われる。

そんな状態です。

そういうゴールを描かないなら、それは法人もどきの個人事務所かと思います。

逆に、個人であっても、当然形式的には個人なだけで立派に組織としてやっている事務所もたくさんありますね。

自分の存在を抽象化して使命にまっすぐな経営者になるというのが大事だと思います。