「労働力を最高に改善し、人のスキルを高めるのは分業の成果(アダム・スミス 『国富論』 book1 chapter1)」
 
士業は、一人でもできるが、一人でできることは、たかが知れています。

士業は、組織でもできるが、一人でもできることを組織でやっていくには、無駄が多すぎます。 

正しい分業が鍵です。

正しく強い士業の組織と、寄木細工の仲良し集団の違いは、顧客にしか見えません。

顧客にしか見えないものをリアルに思い描きながら経営するのが士業組織の経営者。

自分と他人の境が無くす。 

滅私奉公


とくに士業の仲良し集団はすぐさま破綻します。

原因はリーダーの器に小ささにつきます。

士業の精神年齢は低いといわれています。逆説的ですが、だからこそ、専門業務は素人の追随を許さないレベルまで上昇します。

反対に、精神年齢の低い、つまり既成組織でうまくバランスとれない人は、たいてい士業組織のリーダーにはなれません。バイトリーダーどまり。


では、器を広げるにはどうしたらいいでしょうか。

センスしかありません。

広げるのが無理なら、中味を空にするほうがいいかもしれません。

いずれにしても、自他の境を消すことに注力することです。


創業者のそんな生き様が現在、連載中です。

中部経済新聞 朝刊~名南経営物語~