数年前にコーエン兄弟が彼のことをモデルに映画(インサイド・ルーウィン・デイヴィス)を作ったので少しだけリバイバルした感じが有ったデイブ・ヴァン・ロンク(写真下 一番右)。

書きながら告白しますが、彼のレコードは一枚しか持っていなかった。
Dave Van Ronk -SongsForAgeingChildren
<Song for Ageing Children>というアルバムですが、その中で、すぐ僕の頭に頭に浮かぶのは、<Last Call>という歌。何となくキャンプファイヤーなんかで歌いそうな曲でありますが、好きだった歌なので、今聞いても懐かしいです。
Dave Van Ronk ‐Last Call

作詞と作曲はデイブさんになっていますが、スコットランドの歌「ロード・フランクリン」からメロディを拝借しているようです。

Martin Carthy - Lord Franklin
船歌の一つですが、冬の厳しい航海を歌っております。
海との激しいを続けながら、彼らは大きな氷の海を渡って行くのだ 革で覆われたエスキモーたちのカヌーだけが付近を滑って行くのが見える、という部分が好きです。

デイブ・ヴァン・ロンクというとしわがれ声が特徴的で、風貌もクマみたいで、それだけでもう個性的でアクが強い。で、しわがれ声をがなり立てて歌ったりするので、たまに聞いていて耳障りに感じたりすることがある。
例えば、この<Candy Man>なんかも、いい感じで始まるのですが、ねぇ。と言いつつ、聞いてみると懐かしくて最後まで聞いている俺なのでした。

さて、彼のレパートリーの中でも一番有名なのは、この歌なんじゃないかな。彼も優しい気な落ち着いた声で歌っております。
Green, Green Rocky Road
この曲、僕はしばらく「グイーン、グイーン、ロッキー・ロード」と歌っておりました。

dave-van-ronk-bob-dylan
しかし、何気なく道にタイヤがあるなんて..