イギリス史研究会第20回例会のご案内
イギリス史研究会第20回目の例会を下記の要領で開催いたします。ご多忙中とは存じますが、何卒ご出席賜りますようお願いいたします。今回は、イギリス帝国史、国際関係史を研究されている渡辺昭一氏にご報告をお願いしています。また、コメンテーターは旦祐介氏にお願いいたしました。なお、第21回目の例会開催は、12月18日(報告者:近藤和彦氏)を予定しています。そちらの方も奮ってご参加下さい。12月例会開催の詳細については、11月にご案内させていただきます。
記
日時 10月17日(日)午後2時 〜 午後6時
場所 青山学院大学 ガウチャーホール 5階 第13会議室
キャンパス内地図
http://www.aoyama.ac.jp/other/map/aoyama.html
キャンパスへのアクセス
http://www.aoyama.ac.jp/other/access/aoyama.html
報告者とテーマ
渡辺昭一氏(東北学院大学)
アトリー政権下における新コモンウェルス体制の成立
−1948年コモンウェルス首相会議をめぐって―
コメンテーター
旦祐介氏(東海大学)
参考文献
渡辺昭一編『帝国の終焉とアメリカ』山川出版社、2006年
渡辺昭一「戦後アジア国際秩序再編とコロンボ・プランの指針』」『歴史と文化』46号、2010年
渡辺昭一「イギリス内閣府調査委員会とコロンボ・プランの作成過程」『ヨーロッパ文化史研究』11号、2010年
旦祐介「20世紀後半のコモンウェルス」木畑洋一編『現代世界とイギリス帝国』ミネルヴァ書房、2007年
世話役 平田雅博(青山学院大学)・坂下史(東京女子大学)
連絡先: 東京女子大学 現代教養学部
以下、渡辺昭一氏によるご報告の内容紹介です。ご参照下さい。
第二次世界大戦の終結後、米ソの冷戦構造が成立しつつあった状況下において、イギリスにとっての最大の課題は、戦後も戦前と同じような世界体制の一翼を担えるかどうかであったといえる。1940年代は、これまでイギリスの繁栄を支えてきた植民地体制が崩壊していく中で、どのようにして独立国との新たな構築関係を築いていくかが、イギリスにとって非常に重要な時期であった。戦前イギリスが自治領植民地との関係を維持するために開催してきた帝国会議は、イギリス・コモンウェルス首相会議(まもなくコモンウェルス首相会議と改名)として再編され、旧自治領のみならず新独立国をも巻き込んで、新たな関係構築の重要な機構となった。
今回の報告では、1948年10月にロンドンで開催されたコモンウェルス首相会議の内容追いながら、イギリスとコモンウェルス諸国の関係がどのように構築されようとしたのかを検討してみたい。
イギリス史研究会第20回目の例会を下記の要領で開催いたします。ご多忙中とは存じますが、何卒ご出席賜りますようお願いいたします。今回は、イギリス帝国史、国際関係史を研究されている渡辺昭一氏にご報告をお願いしています。また、コメンテーターは旦祐介氏にお願いいたしました。なお、第21回目の例会開催は、12月18日(報告者:近藤和彦氏)を予定しています。そちらの方も奮ってご参加下さい。12月例会開催の詳細については、11月にご案内させていただきます。
記
日時 10月17日(日)午後2時 〜 午後6時
場所 青山学院大学 ガウチャーホール 5階 第13会議室
キャンパス内地図
http://www.aoyama.ac.jp/other/map/aoyama.html
キャンパスへのアクセス
http://www.aoyama.ac.jp/other/access/aoyama.html
報告者とテーマ
渡辺昭一氏(東北学院大学)
アトリー政権下における新コモンウェルス体制の成立
−1948年コモンウェルス首相会議をめぐって―
コメンテーター
旦祐介氏(東海大学)
参考文献
渡辺昭一編『帝国の終焉とアメリカ』山川出版社、2006年
渡辺昭一「戦後アジア国際秩序再編とコロンボ・プランの指針』」『歴史と文化』46号、2010年
渡辺昭一「イギリス内閣府調査委員会とコロンボ・プランの作成過程」『ヨーロッパ文化史研究』11号、2010年
旦祐介「20世紀後半のコモンウェルス」木畑洋一編『現代世界とイギリス帝国』ミネルヴァ書房、2007年
世話役 平田雅博(青山学院大学)・坂下史(東京女子大学)
連絡先: 東京女子大学 現代教養学部
以下、渡辺昭一氏によるご報告の内容紹介です。ご参照下さい。
第二次世界大戦の終結後、米ソの冷戦構造が成立しつつあった状況下において、イギリスにとっての最大の課題は、戦後も戦前と同じような世界体制の一翼を担えるかどうかであったといえる。1940年代は、これまでイギリスの繁栄を支えてきた植民地体制が崩壊していく中で、どのようにして独立国との新たな構築関係を築いていくかが、イギリスにとって非常に重要な時期であった。戦前イギリスが自治領植民地との関係を維持するために開催してきた帝国会議は、イギリス・コモンウェルス首相会議(まもなくコモンウェルス首相会議と改名)として再編され、旧自治領のみならず新独立国をも巻き込んで、新たな関係構築の重要な機構となった。
今回の報告では、1948年10月にロンドンで開催されたコモンウェルス首相会議の内容追いながら、イギリスとコモンウェルス諸国の関係がどのように構築されようとしたのかを検討してみたい。