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お知らせ

『続・旭川詩壇史』の東延江さん講師に 小熊秀雄を「しゃべり捲れ」講座

更新日:2017年07月14日

 「小熊秀雄を『しゃべり捲れ』講座」が2017年7月26日(水)午後6時半から、ときわ市民ホール1階101号室で開かれます。
 旭川ゆかりの詩人、小熊秀雄(1901〜1940)の作品や人となりをもっと市民に知ってもらおうと、市民実行委員会(橋爪弘敬会長)が企画する市民を対象にした連続講座です。
 28回目の講師は、詩人で、旭川の歴史や詩の分野にたくさんの著書がある東延江さんです。東さんは1938年、旭川生まれ。中学生の頃から詩作を始め、十三詩集『花散りてまぼろし』で第47回北海道詩人協会賞受賞。著書に、『旭川詩壇史』『北海道の碑』『旭川の街並み今・昔』など多数。
 間もなく『続・旭川詩壇史』を刊行する東さんが、その出版記念を兼ねて「昭和初期の旭川の詩人たち」と題して講演します。昭和初期、旭川には小熊を含めて、熱気にあふれた青年詩人たちがいました。全道の詩人たちは彼らを「大雪山系の詩人たち」と呼んだといいます。東さんが、『続・旭川詩壇史』に登場する、それらの若き詩人たちに焦点を当てて話します。
 参加費は500円。テキストとして実行委発行の「小熊秀雄詩撰 星の光りのように」を使います。当日会場でも販売します。税込1,000円。
 問い合わせは、実行委事務局(旭川市8条6丁目 あさひかわ新聞内 27-1577)へ。
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第50回選評2

更新日:2017年05月02日

50回目にふさわしい大胆な意欲作
佐川 亜紀(詩人)   

 小熊秀雄賞が五十回目を迎えたことは詩の世界で注目される記録だ。未来に向かってさらに発展させるのにふさわしい新鮮なエネルギーを備えた最終候補作として、『オバマ・グーグル』と『詩碑』の二詩集を推した。
 『オバマ・グーグル』は情報技術が加速度的に変化する現在における言葉と詩と社会に対して鋭い批評性と痛快な風刺を放ち、ウェブページからの引用で表題詩を構成する大胆な実験を試みた。パロディ、風刺、ユーモア、「詩ではない詩」は小熊秀雄の真髄に通じる。今後も既成の枠を打ち破り続ける活気ある表現を望みたい。
 『詩碑』は、在日と朝鮮半島と日本の歴史と未来について真摯に考え、地球的な新しい人間の在り方を提起している重要な作品だ。日本社会で朝鮮民族のルーツを明らかにする困難さを自尊心に高め、朝鮮語に普遍的な意義を加え、アジアの平和を願う。連れ合いや母親との固有の関係から具体的に表された作品が胸に沁みた。
 『音たてて幸せがくるように』は、原発事故の実情が隠蔽される今、福島の現地と避難民の過酷な生活を平易な分かりやすい言葉で伝え、祈りの声が柔らかく温かい。誠実でヒューマンな人生の描写が無念さを倍加させる。
 『馬ぁ出せぃ』は、地方の言葉と風土と歴史をふまえた叙事を定型詩で表わす独創的な工夫が優れていた。韻律だけではなく内容の重層化も含蓄が濃い。庶民の生活からくみ上げた声を効果的に用い、今日に響くものだ。
 『腕を前に輪にして中を見てごらん。』は、感受性が豊かで、身体と言葉が始原に還るみずみずしさに満ちている。一語一語を選び、思いをこめ、リズムにも独特の流れと切れを入れて丁寧さが行き届いている。一層、自分の詩の世界を広げ深められるよう期待したい。
 『ロックンロールは死んだらしいよ』は、各編の非常に魅力的な一行に凝縮と飛躍の醍醐味を感じる。その凝縮と飛躍がすばらしいだけに、他の多くの行との関わりに拮抗や生成が不足しているように思えてしまう。感性は現在をあざやかに掬い上げ、言葉もきらめいている。


「十分に小熊的」だと思う
堀川 真(絵本作家・名寄市立大准教授)
 今回小熊賞候補として私が推したのは「音たてて幸せがくるように」と「詩碑」の二冊だった。前者は、福島の今日を書くにあたってきらびやかな言葉一つ使っていないことに気づいたとき、普段着の世界が抱える重さに深く感じ入り、寄り添いたくなったからだ。後者は、在日というテーマのもつ熱量に圧倒されながら、言いたいことをいうのが詩でないならば何が詩なのかということを私に迫ってきたからだ。選考の結果、今年度の受賞作は「オバマ・グーグル」となった。表題作である「オバマ・グーグル」について考えてみたい。
 「オバマ・グーグル」は、ネット上にある膨大な情報を、大量の出典元とともに再構築した作品である。実は途中で「ここに読み継がれるべき言葉はあるの
か?」という疑問が起こってしまっていたのだが、そう思うことがオバマ、グーグル、ネット情報、そして詩の意味を考え始めることに直結し、本作を理解したことにもなっていた。「オバマ・グーグル」は、その作品を通して、日常において「私は今何を読んでいるのか」という気づきを与えるものであり、私自身、本作を読む前と読んだ後では、言葉に対する信頼度が再構築されたと思っている。
 くしくも選考会の席上、本作の批評性について語る佐川亜紀氏に私が賛意を示したところ、アーサー・ビナード氏が「詩人の言うことを簡単に信じちゃいけないよ!」と発言された。皆それに笑ったのだが、それは詩人自らが言葉の無謬性など信じちゃいないという健康さのあらわれだったように思う。慎重に、噛むように、時に突き放して、滑稽さも視野に入れ、本当の意味を求める。「オバマ・グーグル」の意図を私はそのように受け止めた。電車の中から本が消え、皆がスマホにふれている今日の文字空間において、十分に小熊的であると思う。受賞おめでとうございます。

第50回小熊秀雄賞の選評1

更新日:2017年05月02日

 第50回小熊秀雄賞の4選考委員による選評をお知らせします。あさひかわ新聞のご協力いただきました。2日付のあさひかわ新聞にも掲載されております。

劣化の流れに抗して
アーサー・ビナード(詩人・エッセイスト)

 四半世紀前にぼくは日本語を学び始め、好きな単語、好きな熟語、好きな諺をたくさん覚えてきた。また、決して多くはないが、嫌いな言葉にも出くわした。これまで覚えた中でいちばん気持ち悪い日本語はときたら、「マイナンバー」だ。その媚びた響きから推測すると、広告代理店のコピーライターが作った言葉だろう。権力の企みを包むパッケージにすぎず、根がなく深まる可能性は皆無。英語に置き換えれば一層うさん臭く、税務署の職員に「Give me your my number please」といわれた際、ぼくは唖然とした。yourとmyをくっつけて不条理の域に入っている。
 半世紀の節目の小熊秀雄賞の最終候補作品は、言葉の劣化と闘う力に満ちていて、いろいろな抵抗の可能性を示している。岡隆夫さんは『馬ぁ出せぃ』の登場人物の肉声を通して、土に根ざした日本語を手渡してくれる。『ロックンロールは死んだらしいよ』を綴った山崎修平さんは、短歌の定型の厳しさを生かし、自由詩の表現を高めようとする。
 『腕を前に輪にして中を見てごらん。』には感情移入の実験が含まれ、清水あずささんは山羊に、水滴に、地層に化けてその立ち位置から言葉を蘇らせようとする。二階堂晃子さんは『音を立てて幸せがくるように』を通じて、原発と核開発の巨大な利権に日常語の力を突きつけている。『詩碑』を編んだ丁章さんは、日本語に組み込まれた歴史的勘違いを摘出しようと試みる。朝鮮半島の言語が、その手術のメスとなる。
 そして最も鋭く、いちばん愉快に言葉の抵抗を繰り広げたのは、山田亮太さんの『オバマ・グーグル』だ。題名からプーンと、「マイナンバー」に似たうさん臭さが漂ってくる。当たり前か。虚像のバーチャル大統領をインターネット検索のキーワードに利用して、夥しいグーグル言語の洪水を一瞬堰き止めて切り取り、その断面図を構成したのが「オバマ・グーグル」という一篇なのだ。
 ただコラージュだけでなく、さまざまな手法が駆使されたこの詩集は多様性に富み、例えば巻頭詩の「登山」ではリズミカルな繰り返しが読者を人生のハイキングへといざなう。「いちばんたかいやまのいちばんうえで/ぜんぶのやまをみわたせば」と仮定から出発して、若山牧水の「幾山河」の歌とも響き合い、しかもタイトルの「登山」以外はすべて仮名で綴られて、子どもから楽しめる童謡に仕上がっている。
 一方、第三章の入口に据えられた短詩「無人」は、ぼくらの従順さの度合いを試す、一種のラジオ体操といえる。さて、みなさん「右手を高く挙げなさい」のあとにくる恐ろしい命令に、果たして何パーセントの読者が素直に従ってしまうのか? グーグルで検索しても大統領の一般教書演説を聴いても、答えは出ず、詩を読んで考えるしかない問題だ。

「しゃべり捲くる」の諸相
石本 裕之(旭川高専教授)  
「小熊秀雄賞」第五十回をお祝い申し上げます。
 今回は「しゃべり捲くる」ことの意味や形について考えさせられた。特に印象に残った三点について述べたい。
 山田亮太さんの第二詩集『オバマ・グーグル』。表題作は、現代人の脳化による陥穽の危うさを、読後に突きつける作品。詩集は、現代を切り取る独自の視点・手法、持ち味の風刺性・諧謔性が生かされ、第四十三回小熊賞最終候補の前作『GIANT FIELD』にもまして詩作に豊かさが広がっている点も評価された。一方、諧謔性の裏に隠れつつある滑稽や羞恥の感覚を、私は密かにこの詩人の魅力ととらえている。「訪れたことのないこの町のすべてを/私は知りたい」(「私の町」)、「運転手の誰もがこの配達が徒労になることをわかっていた/なまずくん/私たちの一人はなまずくんと呼ばれていた」(「自動販売機」)。なお、小熊賞第五十回目にして、山田さんが初の旭川出身の受賞者であることを会議後に知らされ、選考委員一同は顔を見合わせたものであった。
 清水あすかさんの第四詩集『腕を前に輪にして中を見てごらん。』。前作『二本足捧げる。』は第四十六回小熊賞最終候補作であった。日本語の古用法が滲む八丈言葉を織り込んだ、詩人独特の言葉の揺れは、懐かしく耳に響く。わが身は風景の色や線と合流する。海も山も、詩に描かれる風景は、地学的な長い歴史に根付いて土着している。「/なんて美しい血管が空に広がっている、/夕方に生えている木の枝が脈を作る、/この身体を推敲して何百年と何千年と/まだ掬われないでいる詩がする拍一つ一つと。」(<木の脈から一手。>)。
 山崎修平さんの第一詩集『ロックンロールは死んだらしいよ』。「言葉」を主テーマに、音楽や儀式や戦いが演奏される詩集だ。登場人物は、町や道や駅や店を舞台に、春や光や祝祭に包まれて、踊るや知るや伝えるを行為する。少年と友人とわたしとあなたとが接しては離れる。現れては、消える。時間や季節や時代がわずかに融解するせいだ。カバー画は三岸好太郎の「道化」なので、読みながら私は札幌の昭和五十年代を歩く気もした。「僕らはすべての生きている腐臭をすべての感情を受け容れないとならない、/そんな無理をしなくても良い好きなものを食べに行こうよ/」(<朝のはじまること>)。





小熊賞50周年事業第1弾の原画展開催中

更新日:2017年04月26日

DSC06213-001小熊秀雄詩碑が常磐公園に建立され、さらに小熊賞が創設されてから今年で50周年となるのを記念する事業の一つとして、藤井紗和個展「焼かれた魚」が旭川市のギャラリーKIDS(7条8丁目買物公園、こども冨貴堂内)で5月17日まで開かれています。小熊秀雄賞市民実行委員会が企画し、こども冨貴堂が協力して実現しました。

藤井さんは1985年、旭川市生まれ。多摩美術大デザイン学科卒。現在は東京のデザイナー事務所で活躍されています。今回の個展のテーマ「焼かれた魚」は、旭川で才能を開花させた詩人小熊秀雄の代表的な童話として知られています。皿の上で身動きのできない焼かれた秋刀魚が、自由な故郷をめざし、無残な姿になりながらも、ひたすら海へと向かった話です。

藤井さんは、この作品で優れたデザイナーに贈られる2015年の日下潤一賞を受賞されました。

展示されているのは22点。クレヨンの一種のオイルパステルで描いた作品は、藤井さんならではの青と白色を基調とした深みのある色彩と、引っ掻くように描かれた線で、小熊秀雄の童話を繊細かつ大胆に表現しています。それぞれの作品には小熊の文章が併せて展示され、秋刀魚の切ない思いがしみじみと伝わってくるようです。 

DSC06193-001藤井さんは「この童話を書いた小熊秀雄という作家は、私の生まれ育った旭川に縁の深い詩人で、小学生の頃通っていた市民プールのある公園に小熊の言葉が刻まれた詩碑があります。しかし、大人になるまで作品を読んだ事がなく、家にあった小熊の童話をまとめた本で初めてその作品と出逢いました。暗く救いがないお話しで衝撃を受けたのを覚えています。ただ暗く悲しい中に、何かひっかかるものがあり、とても印象に残っていました」と話しています。

会場では、これらの原画を挿絵にふんだんに使った本『焼かれた魚』(税込1080円)と原画のポストカード(同150

円)も販売しています。問い合わせは、こども冨貴堂(0166−25−3169)へ。

第50回小熊賞選考経過

更新日:2017年04月04日

     
 【最終選考対象作品】(応募順)
 □岡隆夫『馬ぁ出せぃ』(岡山県、砂小屋書房)
 □山崎修平『ロックンロールは死んだらしいよ』(東京都、思潮社)
 □二階堂晃子『音たてて幸せがくるように』(福島県、コール・サック)
 □丁章『詩碑』(大阪府、新幹社)
 □清水あすか『腕を前に輪にして中を見てごらん。』(東京都八丈島、南海タイムス社)
 □山田亮太『オバマ・グーグル』(東京都、思潮社)

 
【選考経過】
  『馬ぁ出せぃ』―定型と叙事詩の結合。すでに完成された自己の世界を持つ、力量を感じさせる詩集だが、現在の我々に語り掛けて来るか、と考える時、疑問が残る。
  『ロックンロールは死んだらしいよ』―抜群のリズム感があり、短歌を詠む人らしく、一行の密度は高い。現在を書いているのだが、ロックがアクセサリー・ファッションになってはいないか。どこに向かおうとしているのか。なぜ書くのか。という必然性が明瞭でない弱点が指摘された。
  『音たてて幸せがくるように』―残酷な現場に身を置き、国家のまやかしの中で、どう日常を送るか。身近な普通の言葉で語られていて、共感できるが、詩として迫って来る力が弱い。1回目の話し合いの結果、以上の3点が選考から外れた。

  『詩碑』―在日として、一人で闘うとは、日本ではどういうことなのか。国家と対峙して言うべきことを言っている。強い言葉で突き出されるメッセージは、真っすぐ迫って来る、と評価する一方で、最も重たい言葉を注釈で示すことに対する不満の声もあった。注釈ではなく、作品で定義づけるべきで、そこを避けては現実と格闘していることにはならない、とする立場との違いが埋まらなかった。
  『腕を前に輪にして中を見てごらん。』―意外な言葉の結合という書き方の背後から絵が見えて来る。感性豊か、言葉の身体性のみずみずしさにあふれる作品なのだが、現代詩の枠組みに疑うことなく寄り掛かっているオバマ・グーグル分、社会が抜け落ちてしまっているのが弱点だ、という指摘があった。
  『オバマ・グーグル』―現代社会に対する批評性、痛烈な風刺が高く評価された。グーグルを逆手にとって、機械に置き換えられた、空疎で、ウソで固められ、次々と消費され失われていく言葉の身体性をどう取り戻していくか、という問題を検索を並べ拾い上げることで、言葉の置かれている現実をとらえている。文字通り、しゃべり捲っている。

  『詩碑』と『オバマ・グーグル』の二点の、どちらを選ぶか。最後まで激しい議論が続けられたが、『詩碑』は選考委員の評価の差を埋めることが出来なかった。一方、『オバマ・グーグル』は、その新鮮で実験的な試みと併せて、小熊賞の未来に発信する作品を送り出したいとの思いを重ね、全員一致で第50回小熊秀雄賞に決定した。(文責・石川郁夫 小熊秀雄賞市民実行委員会)


 なお、選考委員4人の選評は後日掲載します。


第50回小熊秀雄賞が決まりました

更新日:2017年04月04日

山田亮太 優れた現代詩集を選ぶ公募賞の第50回小熊秀雄賞の最終選考会が、41日午後3時から旭川市の旅館「扇松園」で行われ、旭川市出身、東京都在住の山田亮太氏の詩集『オバマ・グーグル』(思潮社)が選ばれました。

 今回は全国33都道府県・海外から91点の詩集の応募があり、選考会では最終候補作品6点の詩集を、旭川高専教授・石本裕之氏(旭川市)、詩人・アーサー・ビナード氏(東京)、名寄公立大学准教授・堀川真氏(名寄市)、詩人・佐川亜紀氏(神奈川県)の4選考委員が選考しました。

 小熊賞は1968年に旭川市で創設されて以来、50年の歴史がありますが、旭川市出身者の受賞は今回が初めてのことです。

  山田亮太氏=写真左=は1982年、旭川市生まれ。旭川東高、東京都立大卒。詩集に『ジャイアントフィールド』(2009年、思潮社)、今回受賞した第2詩集の『オバマ・グーグル』(2016年、思潮社)があります。ユニット「TOLTA」のメンバーとして、雑誌制作や舞台作品の演出も手掛けています。東京都調布市在住です。

  贈呈式は、513日(土)午後3時から旭川市の旭川トーヨーホテルで開きます。選考委員でもある詩人・エッセイストのアーサー・ビナード氏が記念講演します。参加費は1000円(会員500円)。終了後には、受賞者を囲んで懇親会も開きます。こちらの参加費は2000円です。

問合せは、実行委員会運営委員の吉木(09075177244)まで。

第50回小熊秀雄賞最終選考候補作品の発表

更新日:2017年03月21日

 今年度の第50回小熊秀雄賞には全国から91点の詩集の公募がありました。この中から1次選考で14点に絞り、さらに2次選考で最終選考候補作品として6点を選ばせていただきました。
 
最終選考会は、41日(土)午後3時から旭川市の旅館「扇松園」で当会会員に公開して行います。また、マスコミへの発表は3日(月)午後1時から旭川市役所で記者会見して行います。

 

 第50回小熊秀雄賞最終選考候補作品(応募順)

       

□岡隆夫『馬ぁ出せぃ』(岡山県、砂小屋書房)

□山崎修平『ロックンロールは死んだらしいよ』(東京都、思潮社)

□二階堂晃子『音たてて幸せがくるように』(福島県、コール・サック)

□丁章『詩碑』(大阪府、新幹社)

□清水あすか『腕を前に輪にして中を見てごらん。』(東京都八丈島、南海タイムス社)

□山田亮太『オバマ・グーグル』(東京、思潮社)

第50回小熊秀雄賞の応募 全国33都道府県・海外から91点

更新日:2017年02月10日

第50回小熊秀雄賞の公募が1月末で締め切られ、全国33都道府県・海外から計91点(前年89点)の応募作品が寄せられました。

 公募の対象は、2016年1月から12月末日までの間に刊行され、奥付にその期間の日付を発行年月日として持つ詩集(日本語によって書かれた詩のみ)です。

 応募者の居住地は北海道から沖縄まで全国にまたがっており、フィンランド在住(旭川市出身)の方の応募もありました。一番多かったのは東京の14点、次いで埼玉の12点、神奈川の10点で、北海道は7点でした。

 

最終選考会は4月1日

 応募作品は、小熊秀雄賞市民実行委員会によって絞った候補作14点から、選考委員による二次選考で最終候補作品を決定。最終選考会を、4月1日(土)午後3時から旭川市高砂台の旅館「扇松園」で会員に公開して選考します。

選考委員は、旭川工業高等専門学校教授の石本裕之さん(旭川)、詩人・エッセイストのアーサー・ビナードさん(東京)、 絵本作家の堀川真さん(名寄)、詩人の佐川亜紀さん(神奈川)の4人。5月13日(土)に旭川市で授賞式を行い、受賞者には正賞「詩人の椅子」1脚と副賞30万円を贈ります。

第27回しゃべり捲くれ講座を開催しました

更新日:2017年01月28日

DSC05844-001 小熊秀雄を「しゃべり捲れ講座」を、1月27日午後6時半から旭川市ときわ市民ホールで開きました。

 27回目となった講師は、小樽美術館館長の新明英仁さん。「小熊秀雄とその周辺の芸術家たち」と題して講演していただきました。

新明さんは1955年、札幌生まれ、旭川育ち。東北大学文学部卒。1980年に道立近代美術館学芸員となり、以後、道立旭川美術館、道立文学館などで学芸員を務め、2016年に定年退職されました。現在、嘱託で小樽美術館館長を務めていらっしゃいます。著書に、『アイヌ風俗画の研究』(中西出版・2011年)、『旭川の美術家たち』(旭川振興公社・2015年)などがあります。

 新明さんは、小熊の周辺にいた芸術家として画家の秋田義一、詩人の金子光晴、同じく山之口獏、歌人の斉藤史、画家の熊谷守一らを紹介。「小熊の周辺には、旭川時代から東京時代まで多種多様な芸術家たちがいた。それが小熊の創作活動への刺激になったことは十分考えられるが、小熊の作風への直接的な影響はあまりないのではないか」などと語りました。

第27回小熊秀雄を『しゃべり捲れ』講座のご案内

更新日:2017年01月14日

 「小熊秀雄を『しゃべり捲れ』講座」を、1月27(金)午後6時半から、旭川市のときわ市民ホール1階101号室で開きます。
 旭川ゆかりの詩人、小熊秀雄(1901〜1940)の作品や人となりをもっと市民に知ってもらおうと、小熊秀雄賞を主催する市民実行委員会(橋爪弘敬会長)が企画する市民講座です。
 27回目の講師は、小樽美術館館長の新明英仁さんです。新明さんは1955年、札幌生まれ、旭川育ち。東北大学文学部卒。1980年に道立近代美術館学芸員となり、以後、道立旭川美術館、道立文学館などで学芸員を務め、2016年に定年退職されました。現在、嘱託で小樽美術館館長を務めていらっしゃいます。著書に、『アイヌ風俗画の研究』(中西出版・2011年)、『旭川の美術家たち』(旭川振興公社・2015年)などがあります。
 新明さんは、「前回の講座で、小熊秀雄の画家としての魅力は話をしましたので、今回は交流があった人やすれ違った人から、数人の画家や文学者を紹介し、その広がりのある交流や背後にある当時の時代状況を見て行きたいと思います」と話しています。
 参加費は500円。テキストとして実行委発行の「小熊秀雄詩撰 星の光りのように」を使います。当日会場でも販売します。税込1000円。
 問い合わせは、実行委事務局(8条通6丁目の6 あさひかわ新聞内 、tel0166−27ー1577)へ。