1. ホーム
  2. お知らせ

お知らせ

第56回小熊秀雄賞の贈呈式開く

更新日:2023年05月14日

埼玉の詩人 鎌田尚美さんに「詩人の椅子」贈る
小熊賞詩人・アイルランドの津川エリコさんが記念講演「文学の国アイルランドと北海道」

 第56回小熊秀雄賞の贈呈式が13日、アートホテル旭川(7ノ6)で開かれました。約60人が参加。埼玉県蓮田市の詩人、鎌田尚美さん(54)に、主催する市民実行委員会の橋爪弘敬会長から正賞の「詩人の椅子」と副賞30万円が贈られました。
 4月8日に市内で行われた最終選考会では、全国から寄せられた80点の応募作からノミネートされた7点の候補詩集の中から、4人の選考委員が一致して鎌田さんの詩集『持ち重り』(思潮社)を選びました。
 この日の贈呈式では、選考委員の一人、名寄市立大学教授・絵本作家の堀川真さんが、「小熊の一番の特長はユーモアがあること。鎌田さんの詩は小熊に通じるユーモアがある。『持ち重り』を読みながら、2011年の震災のとき、僕はどこで何をしていたか、問われる気がした」などと受賞詩集の作品を引用しながら選評しました。
 鎌田さんは神奈川県生まれ。宇都宮短大付属高校から東洋大学に進むが中退。2015年ごろから詩作を始めました。受賞作の第一詩集『持ち重り』は、第28回中原中也賞、第33回日本詩人クラブ新人賞、第73回H氏賞の最終候補になりました。
 受賞スピーチの中で鎌田さんは、「父親は本を読んだことのない人だった。大学に進学するとき、父に『大学に行って何になるんだ?』と問われ、私は小さな声で『作家になりたい』と答えた。夫も創作をしている。二人で晩酌をしながら、文学の話をする。夫は私に『すぐれた作家になってほしい』と言う。“すぐれた”とはどういう意味か考えながら、私はすぐれた創作者になれるよう精進しようと思う」などと受賞の喜びを語りました。
 贈呈式の記念講演は、『雨の合間』で前回第55回小熊賞を受賞した、アイルランド在住の津川エリコさんが「文学の国アイルランドと北海道」と題して話しました。
 昨年はコロナ禍のため来日が叶わなかった津川さんは、釧路市生まれですが、小学校から大学を卒業して社会人になるまでを旭川で過ごしています。アイルランドに渡って30余年、津川さんは母親の再婚で10歳のときに釧路から旭川に移り住んだ場面から話を始めました。常磐公園や冬の思い出を語り、愛するアイルランドの民族性や、北海道と同じくらいの広さと人口の小さな国から、4人のノーベル文学賞受賞作家を輩出していることなど、ユーモアを交えながら約1時間にわたって講演しました。
 贈呈式の終了後は、鎌田さんや津川さんを囲んで懇親会が開かれ、25人が参加して文学談議に花を咲かせました。

DSC09868

詩人の椅子に座る鎌田尚美さんを囲んで記念撮影。(左から)選考委員の松井晶彦さん、津川エリコさん、橋爪会長、堀川真さん=5月13日、アートホテル旭川

DSC09873

 ユーモアを交えて記念講演する津川エリコさん=同



ogumahideo at 15:57|固定リンクコメント(0)clip!

第56回小熊秀雄賞決まる

更新日:2023年04月10日

埼玉県蓮田市の鎌田尚美さんの詩集『持ち重り』に
5月13日に贈呈式 第55回受賞者 アイルランドの津川エリコさんが記念講演

 第56回小熊秀雄賞の最終選考会が8日、旭川市高砂台の旅館「扇松園」で行われ、鎌田尚美さん(54、埼玉県蓮田市)の詩集『持ち重り』(思潮社)に贈ることを決めました。
 市民実行委員会(橋爪弘敬会長)の主催。対象は、2022年1月から12月末までに刊行された詩集。全国から80点の応募がありました。実行委員会による一次審査、最終選考委員らによる二次審査を経て、7点の詩集がこの日の選考会にノミネートされました。
 選考委員は、アーサー・ビナード(詩人・エッセイスト)、佐川 亜紀(詩人)、堀川 真(絵本作家・名寄市立大教授)、松井 晶彦(演出家)の四氏。実行委員会の坂井勝さんが進行役を務めました。
 午後3時から始まった選考会は、会員20人が見守る中、公開で行われました。同賞の最終選考会はこれまで、3時間を超える白熱した論議が交わされても決まらない、という状態でした。ところが、今回は4人の委員が7点の作品をそれぞれ講評した時点で、なんとなく結果が見えた感じになりました。2時間余りで小休憩を取り、再開された選考会は、「『持ち重り』しかないんじゃないの」という雰囲気に。司会が「第56回小熊秀雄賞は、『持ち重り』に贈るということでよろしいですね」と確認し、あっさり結論が出ました。傍聴した橋爪会長も「こんなに早く決まるのは初めてだ」と笑顔でした。
 受賞の知らせを受けた鎌田さんは、次のようなコメントを寄せました。
 ——電話で受賞の知らせを実行委員会の方より受けたときに、周りにいた方たちからの拍手も聞こえてきて、喜びとともに選考会に関わった方々の熱量を感じました。
 小熊秀雄の人生を思い、残された作品を享受し、自分自身のこれからの創作に真摯に向き合い、自分にとっての創作を追求していこうと思います。
 選考委員の方々、賞の実行委員会のみなさま、この度はありがとうございました。
 鎌田さんは、1968年、神奈川県生まれ。宇都宮短期大学附属高校卒業。東洋大学中退。2015年頃より詩の創作をはじめました。受賞歴は、第3回日本現代詩人会 投稿欄新人、2022年、雑誌『ユリイカ』の「ユリイカの新人」。『持ち重り』で、第28回中原中也賞、第33回日本詩人クラブ新人賞、第73回H氏賞の最終候補になっています。埼玉県蓮田市在住。
 ◇
 第56回小熊秀雄賞贈呈式は、5月13日(土)午後3時から、アートホテル旭川(市内七ノ六)で開かれます。受賞者には、正賞の「詩人の椅子」と副賞30万円が贈られます。
 また、記念講演として、『雨の合間』で第55回小熊秀雄賞を受賞した津川エリコさん(小説『オニ』で第56回北海道新聞文学賞=創作・評論部門=受賞、アイルランド在住)が話す予定です。受賞者による詩の朗読、選考委員による講評なども行われます。
 参加費は、700円。問い合わせは、市民実行委員会の氏家さん(090−5950−3328)へ。


鎌田尚美




ogumahideo at 21:03|固定リンクコメント(0)clip!

第56回小熊賞 7点が最終選考会へ

更新日:2023年03月12日

4月8日(土) 旅館「扇松園」で最終選考会開催

 小熊秀雄賞市民実行委員会は次の7点を第56回小熊秀雄賞の最終選考会のノミネート作品とすると決定した。全国から81点の応募があった。市民実行委員会による一次選考、選考委員4氏による二次選考を経て、7点に絞られた。

 最終選考会は4月8日(土)午後3時から、旭川市の旅館「扇松園」で開かれる。選考委員は、アーサー・ビナード(詩人・エッセイスト)、佐川 亜紀(詩人)、堀川 真(絵本作家・名寄市立大学教授)、松井 晶彦(演出家)の4氏。

 選考結果は、4月10日(月)午後1時から、旭川市役所市政記者クラブで発表する。なお、贈呈式は、5月13日(土)午後3時から、旭川アートホテルで開催する。
  
『声をあげずに泣く人よ』(コールサック社) 高細玄一 
『十年鍋』(モノクローム・プロジェクト) 木村孝夫
『神さまのノート』(土曜美術社出版販売) 苗村吉昭
『朝の耳』(ボートハウス) 北村真
『ナラティブ/もしもの街で』(栃木文化社) 石下典子
『空を、押し返す』(私家版) 青木由弥子
『持ち重り』(思潮社) 鎌田尚美

(受付順・敬称略)
ogumahideo at 13:44|固定リンクコメント(0)clip!

第55回小熊秀雄賞 贈呈式

更新日:2022年05月26日

アイルランドの津川エリコさんに 正賞「詩人の椅子」贈る
小樽の平山さんが「小熊と妻・つね子の愛」テーマに記念講演

 第55回小熊秀雄賞の贈呈式を5月14日午後3時から、アートホテル旭川で開催しました。受賞詩集『雨の合間』の著者・津川エリコさん(72)は、アイルランド・ダブリン市在住です。出席の予定でしたが、ウクライナ戦争のために飛行機が急に欠航になり、贈呈式ではオンラインで津川さんが受賞スピーチと朗読を行いました。

 津川さんは北海道釧路市生まれ。実父の死で、母親が再婚して11歳のときに旭川に移り住みました。旭川東高時代、『小熊秀雄論考』の著者・佐藤喜一さん(1911一1992)に国語を習いました。その頃に詩を書き始めたといいます。道教育大旭川校を卒業し、上京して日本語教師などを経て、40歳のときにアイルランドに移住。今も小熊の詩集を手元に置いて愛読しているそうです。

 贈呈式では、津川さんの代理として出席した、旭川市西神楽に住む弟の津川信之さん(70)に、市民実行委員会の橋爪弘敬会長から正賞の「詩人の椅子」の目録と副賞30万円が手渡されました。

 オンラインで行われた受賞スピーチで津川さんは、子どもの頃の思い出を語りながら、当時日本の植民地になっていた朝鮮を題材にした小熊の代表的長編叙事詩「長長秋夜(じゃんじゃんちゅうや)」を引用し、次のように述べました。

 ——小熊が「朝鮮よ、泣くな」というとき、詩は既に完成しています。最初に出た言葉の勢いの中に残りの全てが続くのです。

 老婆(ロッパ)よ泣くな、処女(チョニョ)よ泣くな …
 ふるい朝鮮のことは この年寄りの汚い耳垢が いつも耳の中でぶつぶつ語ってくれるぢゃ

 一体日本の詩人の誰が老婆の「汚い耳垢」のことを詩に歌ったでしょう。小熊の詩は人間から離れたことがないように思います。そしてこれは、社会主義とか、プロレタリアという主義、思想の枠にとどまらない小熊の深い人間愛の発露だと思います。ウクライナ戦争のニュースを見た時、突然、小熊のこの詩が「ウクライナよ泣くな、老婆よ泣くな、子どもよ泣くな」となって耳に蘇りました。

 時差8時間のアイルランドから送られてくる、津川さんの約20分のスピーチと詩の朗読に、50人が集まった会場は静まり返りました。

 記念講演では、小樽でジーンズショップを経営する平山秀朋さん(53)が、3年ほど前、HBC(北海道放送)に勤めていた父親の遺品を整理していて見つけた、小熊の妻・つね子の肉声テープにまつわるエピソードを切り口に、小熊秀雄とつね子の愛について話しました。

 受賞者が会場にいない贈呈式は、私たち市民実行委員会が小熊秀雄賞の運営を担うようになって初めての経験でした。いろいろ心配もしたのですが、オンラインでスピーチと朗読をしてくれた津川エリコさんが、すぐそばにいらっしゃるような、そんな不思議な気持ちになりました。津川さん、そして出席していただいた方々、様々な形で応援してくださっている皆さん、本当にありがとうございました。心からお礼申し上げます。

55

「詩人の椅子」と記念撮影。座っているのは受賞者の代理・弟の津川信之さん。(後列左から)選考委員の松井晶彦さん、橋爪会長、選考委員の堀川真さん
 
DSC09942

スクリーンに映し出される津川さんの表情を見ながら、感動的なスピーチに聞き入りました


DSC09948

アイルランドとの時差は8時間。早朝6時過ぎに出演してくれた津川さん

ogumahideo at 23:40|固定リンクコメント(0)clip!

第55回小熊秀雄賞贈呈式のお知らせ

更新日:2022年05月06日

 4月9日の最終選考会で、4時間に及ぶ激しい議論の結果、第55回小熊秀雄賞は、津川エリコさん(アイルランド在住)の『雨の合間』に決まりました。その贈呈式を下記の通り開催します。
出席予定だった津川さんが、搭乗する飛行機が急にキャンセルになり、来旭できなくなりました。リモートで、ダブリンの津川さんと会場とをつなぎ、スピーチと自作詩の朗読をして頂く予定です。


■第55回小熊秀雄賞贈呈式
 日時 2022年5月14日(土)午後3時から
 会場 アートホテル旭川(旭川市7条通6丁目)

 記念講演 平山秀朋さん(小樽在住)
 演題 『小熊秀雄をめぐる文学的営為〜旭川、椎名町、小樽〜』
  HBC社員だった平山さんの父親の遺品の中から、小熊の妻・つね子の肉声テープが見つかった。つね子が語る、夫・小熊秀雄の実像とは…。

 参加費 500円(会員外700円)

■贈呈式の後、コロナ対策をしっかり取って懇親会を開きます。軽いアルコールと軽食を用意します。参加費は2500円。ぜひ、ご参加ください。

 ※新型コロナウイルス感染防止のため、発熱等体調がすぐれない時にはご参加をお控えください。
ご参加される場合は、必ずマスクをご着用ください。

ogumahideo at 19:49|固定リンクコメント(0)clip!

第55回小熊秀雄賞決定アイルランド・ダブリン在住 津川エリコさんの詩集『雨の合間』に 5月14日 アートホテル旭川で贈呈式

更新日:2022年04月13日

  第55回小熊秀雄賞の最終選考会が9日に行われ、津川エリコさん(72、アイルランド・ダブリン市)の詩集『雨の合間』(デザインエッグ)に贈ることを決めました。


 対象は2021年1月から12月までに刊行された詩集。94点の応募がありました。

 実行委員会の選考担当による第一次審査で18点を選出。その中から二次選考として、選考担当と4人の選考委員が各2点を推薦し、6点が最終選考会に進みました。

 最終選考会は、実行委員会の会員ら20人が見守る中、旅館「扇松園」(旭川市高砂台3丁目)で、午後3時から始まりました。実行委員会の坂井勝さんが進行役を務めました。

 4人の委員が6冊の詩集について順に講評する形で進み、4時間に及ぶ激しい論議の末に、津川さんの詩集『雨の合間』を第55回小熊秀雄賞に選出しました。


 受賞詩集は、見開きのページに横書きの詩が、左に日本語、右に英語でレイアウトされ、A5判105呂43編の詩を収録しています。

 選考委員の堀川真さんは「横書きの詩集が最終選考会に残ったのは初めてではないでしょうか。詩集を読んでいる感覚ではなく、どこから読んでも一枚ずつのカードをまとめたものを読んでいるような楽しさがあります」と評価しました。

 また、米国人のアーサー・ビナードさんは「7割は英語で書いて、自分で日本語に翻訳していると思う。英語の詩の方がいいと僕は思います。大事な何かをつかんだうえで言葉を探す、それが彼女の表現の土台をなしています。小熊的なしなやかなユーモアにも満ちています」と強く推しました。


 津川さんは、1949年、釧路市生まれ。幼児期に父親が病死し、母の再婚で旭川へ。旭川東高、道教大旭川分校(現道教大旭川校)を卒業。旭東高校時代、詩に親しみました。神奈川県で塾教師として働いた後、1989年にダブリンに移住。おもに日本語教師として働いたということです。


 授賞を知らされた津川さんから、実行委員会に届いた喜びのコメントは次の通りです。

 ――「最終候補」という名の賞を頂いたのだと受け止めていました。でも、もし旭川に住んだことのある私が受賞したら旭川の人たちが喜んでくれると思わずにもいられませんでした。旭川東高校時代、半世紀前、私は詩を書き始めました。それ以来の我流が続いています。その当時の国語の先生は『小熊秀雄論考』の著者、佐藤喜一先生でした。今、岩波の小熊詩集を手に、先生のことを思い出し不思議な気持ちでいます。一次、二次の審査に関わったすべての皆様に感謝するばかりです。


             ◇


 第55回小熊秀雄賞贈呈式は、5月14日(土)午後3時から、アートホテル旭川(旭川市7条6丁目)で開催します。受賞者には、正賞の『詩人の椅子』と副賞30万円が贈られます。


 津川さんは、母親の墓参りを兼ねて来日し、贈呈式に出席する予定だということです。

 



55選考会jpg

会員が傍聴する中で、6点の詩集をめぐり激しい議論が交わされた最終選考会=4月9日午後、旭川市高砂台の旅館「扇松園」で

 

 
ogumahideo at 19:09|固定リンクコメント(0)clip!

第55回小熊秀雄賞 最終選考会ノミネート作品決定

更新日:2022年03月16日

 第55回小熊秀雄賞の最終選考会に進む詩集が決まりました。
 下記の6点です。(受付順・敬称略)


『一本の樹木のように』(新星出版) 佐藤モニカ
『旋律になる前 の』(思潮社) 紫衣
『糸むすび』(土曜美術出版) 橋爪さち子
『レゴリス 北緯四十三度』(思潮社) 林美脉子
『崖 ハンタ』(あすら舎) うえじょう晶
『雨の合間』(デザインエッグ) 津川エリコ   
 
 1月31日の応募締め切りまでに、94点の詩集が事務局に届きました。その中から市民実行委員会による第一次選考を通過した18点を4人の最終選考委員が読み込み、6点に絞りました。
 最終選考会は、4月9日午後、旭川市で開催します。  
 新型コロナ感染症の影響で、予定を変更する可能性があります。ご理解ください。

ogumahideo at 17:04|固定リンクコメント(0)clip!

第54回小熊秀雄賞 贈呈式

更新日:2021年10月13日

冨岡悦子さん、高岡修さんに正賞「詩人の椅子」贈る
第43回小熊賞受賞詩人花崎皋平さんが記念講演

 第54回小熊秀雄賞の贈呈式を10月9日(土)午後、アートホテル旭川で開催しました。受賞したのは、冨岡悦子さん(62、東京都)の『反暴力考』と、高岡修さん(73、鹿児島市)の『蟻』の2詩集。当会の橋爪弘敬会長から、冨岡さんと高岡さんに、正賞の『詩人の椅子』と副賞の賞金が贈られました。

 4月10日に開催した最終選考会で、甲乙つけがたいとして2作品に賞を贈ると決定しました。贈呈式は5月に行う予定でしたが、コロナ禍のため延期していました。

 贈呈式では、橋爪会長が「桜に彩られる季節の贈呈式だったはずが、もうすぐ初雪を迎えるこの時期になってしまいました。コロナ禍の下、やっと光が見え始めたこの時期にお2人を迎えて晴れの贈呈式を開催できることを心からうれしく思っています」と挨拶しました。

 選考委員の1人、詩人の佐川亜紀さんが横浜からインターネットを通じて、「小熊賞はどうあるべきか、ということに強いこだわりを持つ4人の選考委員が、毎回、喧々諤々(けんけんがくがく)の白熱した論議の末に選ぶんです」などと最終選考会の様子を紹介しながら、選評を行いました。

 そして2人の受賞者がスピーチと詩の朗読を行いました。
 冨岡さんは「『反暴力考』は3冊目の詩集です。教員の仕事を続けていて、苦しい思いをしている人、子どもは、見守るしかないという状況に何度も遭遇しました。何もできないという焦燥感の中に今もいます。この詩集が、その人たち一人ひとりに届けばいいなと思います。そして言葉の力を誰よりも信じている人間でありたいと思っていますが、まだまだこの闘いは続くと思います」

 高岡さんは「私が小熊賞を受賞したことを知った俳人の西川徹郎さんから、旭川に来るならぜひ会いたいと連絡があり、旭川に着いた昨日、初めて会って、12時までじっくり話し合いました。昔から本を出したら交換して来たんです。この『蟻』は一カ月くらいで書き下ろしたものです。テーマがやって来ると集中的に書くというやり方で20冊の詩集をだしてきました」

 記念講演として、第43回小熊賞を受賞している花崎皋平さん(90、小樽市)が、「長編叙事詩、長編物語詩を愛好する」と題して話しました。

 贈呈式の後は、冨岡さん、高岡さん、花崎さんを囲む会が開かれ、市民実行委員会の会員らが参加して、和やかな時間を過ごしました。 


 
ogumahideo at 17:09|固定リンクコメント(0)clip!

第54回小熊秀雄賞 贈呈式

更新日:2021年09月28日

お待たせしました。


第54回小熊秀雄賞 贈呈式
10月9日(土)アートホテル旭川で開催します。


 4月10日に開催した最終選考会で、冨岡悦子さん(61、東京都)の『反暴力考』と、高岡修さん(72、鹿児島市)の『蟻』の2作品が、甲乙つけがたいとして、同時受賞と決定しました。


 2人の受賞者には、正賞の『詩人の椅子』と副賞の賞金が贈られます。


 記念講演として、第43回小熊賞を受賞している花崎皋平さんが、「長編叙事詩、長編物語詩を愛好する」と題して話します。


 贈呈式は5月に開催予定でしたが、新型コロナの影響で延期しました。


 日時 2021年10月9日(土)午後3時から

 会場 アートホテル旭川(旭川市7条通6丁目)

 

 記念講演 花崎皋平さん(第52回小熊秀雄賞 受賞詩人)

 演題 「長編叙事詩、長編物語詩を愛好する」

 参加費 500円(会員外700円)


 ■贈呈式終了後、冨岡さん、高岡さん、花崎さんを囲んで、懇親会を開きます。感染対策を慎重に講じて、軽食とアルコールなどもご用意します。ぜひ、ご参加ください。参加費は2500円です。


 ※問い合わせ 事務局 あさひかわ新聞・工藤 
      TEL: 27-1577 携帯: 090-7510-1796 mail: info@asahikawa-np.com


ogumahideo at 20:06|固定リンクコメント(0)clip!

緊急のお知らせ

更新日:2021年04月26日

 5月22日(土)午後3時から、アートホテル旭川(旭川市7条6丁目)で開催する予定だった第54回小熊秀雄賞の贈呈式は、延期することにしました。 

 新型コロナの感染拡大で、首都圏など広い地域に緊急事態宣言が出されたこと、また、旭川でもクラスターが発生していることなどが理由です。 

 「コロナ」の状況を見ながら、8月から9月にかけて、適切な時期に開催したいと考えています。

 どうぞご理解ください。               

小熊秀雄賞市民実行委員会 
会長 橋爪 弘敬
 
ogumahideo at 17:56|固定リンクコメント(0)clip!