
4年前にコロナ禍で仕事がなくなり収入もないため警備会社を退社して寮を出たものの、仕事も見つからず、所持金数百円になりホームレス状態だった40代男性。
当時、生活保護申請やアパート転宅などサポートしていて、その後、仕事も見つかり生活は落ち着いた様子でしたが、昨日、保証会社から連絡がきて、家賃滞納ですでにアパートを出てしまっていて、携帯電話の電源を切っていて連絡がつかないとのこと。
(※保証会社の緊急連絡先になる家族や友人・知人がいないため、私が緊急連絡先に登録)
こちらからも電話してみたのですが、やはり電源を切った状態で連絡がつかず。
毎回のことですが、相談に繋がるのは、
・すでにアパートや寮を退去した後で、ネットカフェで寝泊まりや友人・知人宅に居候、公園などで野宿など住まいがない状態
または、
・長期の家賃滞納で退去が目前に迫られている
という状況で、すぐに相談に繋がればと思うことばかりで難しいです。
住まいがない状態に対して、実家に戻ればいいのではないかという声も何度か聞いてきましたが、相談者の多くが複雑な家庭事情で、親からの虐待や親きょうだいも困窮しているなど、そもそも親きょうだいと連絡を取ってうない、連絡を取れる関係にないという方ばかりであったのも共通する課題。
家賃滞納や光熱水費の滞納の早期発見、早期解決に向けて、足立区では、家賃滞納や光熱水費の滞納などから、
「福祉まるごと相談課」
に繋ぐ取り組みを実施しているのですが、実際に相談に繋がった実績が少なく、早い段階でまずは相談に繋ぐため、各関係機関との連携強化に取り組んでいます。